ハーメルンの笛ふき

  • ほるぷ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (33ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593502349

感想・レビュー・書評

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  • サラ&ステファン・コリン夫妻の文、絵はエロール・ル・カイン。タテ30cm,ヨコ22cmの大判本。著者の解説にもあるように、このお話は1284年6月26日(すごく具体的だ)に、ハメルンの街で実際に起こったこととして伝えられている。誰もが知っているお話しだし、ここでもことさらな改変は加えられることなく淡々と事実(?)だけが語られる。絵は、ハメルンの街の印象とは少し違うようにも思うのだが、むしろ物語の中の幻想の街として描かれたのであったのかもしれない。また、今回は構図にあれこれと工夫が凝らされているのが特徴か。

  • 「1284年6月26日ハーメルンで130人の子どもが、きゅうに消えてしまった。グリム童話などでよく知られている「ハーメルンの笛ふき男」伝説が、ル・カインの絵で中世の香り高い絵本になりました。巻末に、「ほんとうはなにがおこったのか」というコリン夫妻の文章もついています。」

  • 怖い話、、、

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    世界中で親しまれているハーメルンの笛吹きおとこのお話を中世の雰囲気をそのままに表しました。「ほんとうは何がおこったのか?」という文章で、この伝説を歴史や風土にあわせて語っていきます。
    http://www.holp-pub.co.jp/books/50234/

  • 幼少期にグリム童話を聞きかじったか何かで、ぼんやりとした内容は知っていたのですが、大人になって改めて読むと本当に恐ろしいお話です、「ハーメルンの笛吹き男」。

    本書『ハーメルンの笛ふき』は、サラとステファンのコリン夫妻の文章にル・カインが挿絵を描いたもの。

    ネズミの害に悩まされるハーメルンの町の人々や、無能な町長及び議員たち、そして何より不思議な不思議なまだら服の笛ふき男が、ル・カインの繊細なタッチで美しくも奇妙な姿に描き出されています。

    ル・カインが好きで手に取ったのですが、巻末の「ほんとうはなにがおこったのか?」という文章に触れ、1284年6月26日に実際にあった集団子ども失踪事件やその歴史的背景にも興味が湧きました。

  • サラ コリン (著), ステファン コリン (著), エロール・ル カイン (イラスト), 金関 寿夫 (翻訳)

  • 絵本

  • グリム兄弟も残している、ドイツの伝承民話。
    挿絵もかわいらしい。
    今もハーメルンではこの民話にちなんだ祭りがある。
    行ってみたい。
    話の内容は恐ろしくもあり、不思議。
    歴史的背景はさまざまに考えられ、それがまた、考えさせられる。
    物語とは扉のようなもので
    開けて、考えると、さまざまに進んでいく。
    空想と現実の間を・・・

  • 細かいところまで描かれた エロール・ル・カインの絵

    たくさんのネズミ・ネズミに
    たくさんの人・人・人
    一つ一つ表情があって 面白い

    ちょっと怖いお話なので
    家の壁はねじ曲がったり、よれていたり
    部屋や道の端には 不気味な影が広がっていて
    不気味さいっぱい

    ドキドキする絵本

  • 大好きなエロール・ル・カインが挿絵を担当。
    ジャケ買いですw
    もちろん私の宝物ですよ!

  • ブリューゲルの様な群像描写が素晴らしいです。

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