みずうみにきえた村

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制作 : バーバラ クーニー  Jane Yolen  Barbara Cooney  掛川 恭子 
  • ほるぷ出版 (1996年10月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593503575

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みずうみにきえた村の感想・レビュー・書評

  • ダムに沈む、作者の体験をもとに

    ダムを作るのは水がない都会のためだったのか…。

  • 絵が美しいだけに、
    余計、考えさせられます。

  • 『みずうみにきえた村』は、都会に飲料水を供給するために
    村をつぶしてダム湖にしてしまうお話です。
    私達の住む近くの川の上流にも、ダム建設の予定でしたが、
    現知事が様々な調査をして隣接する府県知事とも話し合い、
    今は建設中止の方向に向かっているそうです。
    でも、ダム建設予定地周辺に住んでおられた方々は
    すでに引っ越されたようです。
    お祖父さんお祖母さんがそのまたお祖父さんお祖母さんたちが
    ずっと住み続けていた、そして自分も生まれた時から
    なれ親しんだ土地を離れるのは、そしてその場所が
    無くなってしまうのはどんな気持ちでしょう?

  • 著者の故郷であったクアビン貯水池は、かつて山々に囲まれ、
    スウィフト川という川が流れる谷間で、せっせとよく働く人たちが何代にもわたって住み続けていたところだった。それが、大量の水を必要とする大都会との取引の結果、スウィフト川ぞいの町や村は湖に沈められた。豊かで美しい自然が、子供心にどれほど楽しみや安らぎを与えてくれたか、それを破壊されることはどれほど寒々とし、衝撃的な出来事であったかを語る淡々とした素朴な文章が、バーバラ・クーニーの多くのことを語りかけてくる、暖かみのある絵そのものの中に、心が入り込んでいくのを手助けしてくれる。絵本の前半は、自然の美しさ、楽しさに心が癒される思いがする。ことが起こっていくあたりは、衝撃的な情景であるにもかかわらず、温かみのある絵によって、事実が柔らかに、静かに語られているように感じる。後半は、時が経ち、年老いた父と共に大人になった主人公が、貯水池をボートで漕ぐ情景が、夕暮れから夜にかわる様子と共に語られるが、その静謐な美しさが、湖の水とともにひたひたと心にしみこんでくる思いがする。問題提起の絵本であるのに、ちっとも硬さを感じさせず、心癒される絵本。

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