ドアがあいて…

  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 380
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593503919

作品紹介・あらすじ

しいんとしているまちあいしつ。ドアがあいて、ひとりはいっていく。みんなじゅんばんにいなくなって…。つぎはぼくのばんだ。だいじょうぶかな?ちょっとしんぱい。ドキドキしながら待っている-。こどもにとっての待合室ってこんなかんじ?ページをめくるのが楽しくなる絵本です。

感想・レビュー・書評

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  • 診察室に入る前のドキドキ感が伝わってくる。

    薄暗い待合室で待つおもちゃたち。
    呼ばれて中へ入っていく…。
    入っていく音と診察が終わって出てくるときの音の違い。
    そう…すっかり治っているから。
    だんだんと減ってくる待合室。
    待っているおもちゃたちの表情もちょっと違ったりしていて面白い。
    さぁ、最後はぼくだ。
    やさしそうな先生でホッとする。



    大人になっても病院の待合室で待つのは不安である。
    そして、ついつい診察終わって出てくる人を見てしまうのだ。
    初めてなら、どんな先生か気になる。
    大人だって優しい先生がいいって思ってしまう。

  • はじめは不気味でちょっとビビる…
    暗いし減っていくしドアの向こうが謎だし…
    けど読んで良かったと思える一冊♪

  • 待合室では壊れたおもちゃたちが椅子に座って順番待ち。
    ドアがあいて、先頭のおもちゃが入っていきます。
    しばらくすると、またドアがあいて、元気になったおもちゃがうれしそうに出てきます。
    …ぼくの順番はまだかな、まだかな?

    診察室の中に入っていく人たちを見送るときの、緊張感ってこんな感じ。
    病院が苦手な私は、この待っている時間にかなり神経をすり減らしている気がするのです…。
    大人でもドキドキするのだから、子供たちはどんなに緊張しているのでしょう。
    「注射されるのかな?」「苦い薬飲まされるのかな?」…考えれば考えるほど、想像ばかりふくらんできりがないのですよね。
    一度でもそんな気持ちを経験したことがある人なら、きっとこの本が好きになると思います。

    とってもキュートなのが、おもちゃたちの表情。
    待合室の不安な顔、退屈そうな顔、診察が終わったあとのうれしそうな顔。
    ページをめくるたびに、1人1人の表情をじっくりじっくり見たくなってしまう魅力があるのです。

    病院の待合室にぜひとも置いてほしい1冊。
    きっと不安になっている子供たちを、ほっと安心させてくれるでしょう。

  • ドキドキからの安心

  • 読み終わってぽかんとして「これ(最後に並んでいたおもちゃ)はなんなの?」と聞いてきました。おもちゃの病院と理解するのに時間がかかったみたい(6歳4ヶ月)

  • 読了

  • くまが気になったようです。読み終わったあとにもう一度最初から確認しました。

  • 病院に行った日に読んだところ、大ハマり。ぱっと見は怖そうな雰囲気ですが、内容は安心できる絵本でした。断片的な絵から内容や外の様子を読み取ったり想像するのが楽しかったようです。5までの数字の勉強にもなりました。
    3歳

  • 絵が怖い雰囲気にみえるけど、ほっこりする。
    壊れてる音と直る音の違いも良いし
    ひとりはいって、ひとりでて、のこりなんにんでって丁寧にストーリー進めてるの好き

    リピ大いにあり!

  • 診察を待つ間の、あのドキドキ感。
    分かる分かる。
    ページをめくるたびに、待ってる子たちの表情が変わるのが、絵本ならではの面白さ。

  • 待合室にならぶおもちゃたちのビフォーアフターがかわいい。オチがイマイチ?!な感じで終わりましたが。(笑)

  • 病院の待合室で順番を待っていると、ドアがあいて、一人ずつドアの中へ入っていく…。少し不気味な薄暗い部屋の様子と、だんだんと自分の番が近づいていく不安な気持ちがうまくリンクしていて、感情移入しやすい良書です。最後は「あぁ、大丈夫なんだ」と思えるような温かいイラストで終わります。

  • 好き!

  • エルンスト ヤンドゥル (著), ノルマン ユンゲ (イラスト), 斉藤 洋 (翻訳)

  • 待っているってドキドキするね。でも、優しそうな先生で良かった!

  • ドアがあいて……またあいたときにはどうなってるのかな?暗いトーンに見えるけれど、かわいくて好きだな、これ。

  • さいごはあんしん

  • なんて静かな絵本

    とても短い文と擬態語だけで
    表されている、待合室のちょっとした緊張感

    子どもの頃、自分の名前が呼ばれるまで
    なんだかドキドキしたあの経験・・・

    おもちゃたちがひとり、
    またひとりと部屋の中に入って行き、
    出てきたとき元気になっている。

    そうここはおもちゃの病院


    とっても癒されます

    娘は一時毎晩のように読みたがっていましたが 、母の私にとってもお気に入りの一冊です

  • 緊張が伝わってくる待合室の様子は、子どもたちの誰しもが経験したことがある場面だと思う。いっしょに緊張して、最後にホッとする、いい絵本です。

  • ドアが開いて、1匹また1匹とドアの向こうへ…。
    行きはボロボロだったおもちゃたちが帰りには元気になって出てくる。
    ペンギンのおもちゃ、アヒルのコロコロ、くまのぬいぐるみ、カエルのおもちゃ。
    そして、最後は僕、木の男の子の番。
    やさしそうなおもちゃの先生が出迎えてくれる。

    ドアの向こうは分かるけれど、ホラーチックな絵と展開で、ちょっとハラハラ。
    小児科とかの待合室のハラハラ。

  • 待ってる間のドキドキが伝わってきます。
    壊れたおもちゃが診察室に入って行く時と出てきた時の違いがとっても面白い。
    最後はもうちょっと続きがあったら・・・

  • 病院でまっている間のドキドキ感を思い出しました。

  • 最初は気がつかなかったんだけど、読み進めると治ってる!!って気がついて、みんなが元気になってるのが可愛くて。

  • S太朗5歳1カ月で読んだ本。みるちょんさん?お勧めの本。繰り返しが続くので、途中から先が読めたので、「次はなんて書いてあると思う?」と聞きながら読み進めました。これは、私の方が気に入ったかも。何度も読みたいな~と思いました。

  • そこはおもちゃの診療所

    怪我をしたおもちゃは子供のように待合室でまっている

    一人一人消えて・・・・・どきどき きょろきょろ

    さあ 最後に残るのはだれでしょうか

    もしもおもちゃが壊れたら・・・・・捨てますか?修理しますか?

  • 2yrs8mths

  • 前からどうしようかな、と思いつつ持っていませんでした。
    最近急にお医者様にいくと泣くようになってしまったので、
    これを読んでみました。
    かえるが出てくるところが一番気に入っていて、
    何度もそこを繰り返しよまされました。
    このあと、お医者さんに言ってもなかなくなりました。
    (この本のおかげかはわかりませんが・・・)
    もともとこの本が気に入っていたのは、
    文字が少ない分、静かさと、絵がその世界に引き込んでくれるような気がしていたから。

  • (外語翻訳:Next Please/第五個)

  • よみたい

  • 壊れたおもちゃが並ぶ待合室。暗くて、寂しいのに、一人ずつ呼ばれ、治って還っていってしまう・・・。この寂しさったらない!でも。自分の番がやってきた。急に明るくなった絵が、主人公の心をも表す。

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