きんいろのとき―ゆたかな秋のものがたり

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制作 : ロジャー デュボアザン  Alvin Tresselt  Roger Duvoisin  江國 香織 
  • ほるぷ出版 (1999年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784593503957

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きんいろのとき―ゆたかな秋のものがたりの感想・レビュー・書評

  • 美しい本である。
    凝った見返しも眺めて楽しく、秋に実る野菜・果物や小さな生き物たちのイラストが満載。
    ページを開くと、左にテキスト、右に絵。
    そのテキストの周りを囲む絵もそれぞれ素敵なのだ。
    晩夏から感謝祭までの季節の移ろいを、丁寧に描いた本。
    江國香織さんの翻訳によるテキストが詩のように美しくリズム感があり、アメリカの秋など
    知らなくても雰囲気がたっぷり味わえる。

    11月の終わりにやってくる感謝祭というものの大切さを聞きかじったことがあるが、
    収穫の後だから祝う気持ちも大きいのだろうと想像できる。
    日本でいうところの秋祭りと同じ。
    その感謝祭までの日々が、眼で見る秋と耳で聞く秋、体感する秋と盛りだくさん。
    キリギリスの声。刈り取り機の音。雨のように落ちるドングリ。
    赤いりんごや金色の梨の収穫。南に渡る雁の群れ。
    澄み切った夜空に輝くオリオン。朝もや。夜の霜。裸の木々の向うにのぞく大きな満月。
    とりわけ私が好きなのは、学校の帰り道に子どもたちが歩く森の道。
    落ち葉や枯れ枝を踏みしめる足音さえ聞こえそうだ。
    ああ、子供の頃はこうして季節を身体全体で味わっていたなぁと懐かしさもしきり。

    この作品をじっくり味わえるのは、子どもよりむしろ大人の方かも。
    何しろ主役は「きんいろのとき」なのだ。
    原題の『AUTUMN HARVEST』を、「きんいろのとき」とした江國さんのセンスに脱帽。
    海の向うの秋の風景を描いた本なのに、日本の秋の美しさもまた思い出されてくる。

  • 夏から収穫の秋への移り変わり。ハロウィンて何だよ?と思っている子ども、これを読むと分かるかも。お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!…で羊羹が出てくる国だもの。わっかんねーよなぁ^^

  • 配置場所:2F絵本架
    請求記号:E||93||Ki
    資料ID:W0142766

  • 秋は、収穫の時だね~

  • ハロウィンの絵本を探していて、借りてみた。

    夏の終わりから感謝祭までのおはなし。

    なんだか、わかりづらい。
    文章が頭に入ってこないと思ったら、「子どもたちに言葉の感性が育つようにとの願いから詩的な文章で表現されている。」のだという。(カバーそでより)
    絵はいいと思うのだけれど、絵本である必要があるんだろうか。

  • 副題<ゆたかな秋のものがたり>

    おそい夏にきりぎりすが鳴きはじめてから、ハロウィーン、感謝祭までの秋の風景を自然描写たっぷりに描いている美しい絵本。
    色数は多くないのに、いずれのページもしっかりとアメリカの秋の風景を色で表しているし、絵が描きこまれすぎていないので、空間感覚を体験できる。(天高く青い空、広い農場、夜空の月、大勢の長テーブルと奥のキッチンなど)
    また、言葉はさまざまな音の表現で風景をきっちり伝えている。



    表紙のうらのイラストから、物語を表しているので、きっちり見せたい。
    洋なし~ラフランスが定着してきので、そう呼ばなくなってきたかも。
    タイトルのページ、直売で編み物をする女性と黒猫。
    きりぎりす、むぎの軽ろやかな線。
    農場の建物から感じる遠い国の文化
    ヒッコリーの実~みどりの実、ピーカンナッツ
    http://www.geocities.jp/kinomemocho/sanpo_hickory.html
    本)ミス・ヒッコリーと森のなかまたち
    本)ヒッコリーのきのみ

    金色(黄色)の落ち葉、にれ~アメリカ  落ち葉を踏む音が聞こえてきそう
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%AC
    赤い落ち葉 かえで    もみじ~日本

    果実の収穫~みんなで働く姿

    霜の降りる前の準備~深まる秋の夜、オリオン

    インディアンテントのような刈り穂、木の上のふくろう

    ハロウィーンのかぼちゃの飾りとマスク

    鳥のえさ台

    感謝祭の準備、長テーブル

    いずれも、描きすぎていない絵、想像する余地のある絵
    絵本の絵は、描いていない分を想像させる、想像を刺激する絵でないといけない。空間を感じさせる。
    自然の中にいる人を描いていること、人は自然から、自然と学んでいる。
    自然と触れることで、育つ人の感覚。

    主人公がいない絵本なので、読み慣れていないと楽しむのが難しい。
    もしくは、きりぎりす、落ち葉、虫の声などの経験をたよりに楽しめるかも。
    気づく余裕がないと気づけないし、意識していないと気づけない。

    アルビン・トレッセルト、詩人なので、言葉が詩的。
    詩的な言葉を楽しむことは小さいうちから楽しみなれていないと難しい。

    アルビン・トレッセルトの作品一覧

    ◦しろいゆき あかるいゆき
    ◦てぶくろ―ウクライナ民話
    ◦大きな木のおくりもの
    ◦海がやってきた
    ◦せかいのはてってどこですか? (1979年)
    ◦せかいのはてってどこですか?

    きりきり きりかり きりきり きりかり
    ちゃぐ ちゃぐ ちゃぐ かた かた

    ふるくからのいいつたえです。
    「霜がおりるまで あと6週間」

    じきに南へむけて ながいたびにでるのです。

    こがねいろの小麦は ゆたかにみのり
    あたたかなお日さまのもと、こうべをたれます

    だっこく機の のこしていった麦つぶを さがします。
    さいしょの霜が そっとおりると かえでは赤く
    にれは金色に そまります。

    とげとげの くりのいが
    かたいカラに入った ヒッコリーの実
    かしの木からは、きっちりと ぼうしをかぶった 
    まるまるふとったどんぐり

    アキノキリンソウ
    むらさきいろのアスター
    まるまるふとったトウワタ

    にぐるまは ぴかぴかの 赤いりんごや
    金色のなしたち

    南にわたってゆく ガチョウたちの おわかれのなき声が ひびきます。

    たっぷりの霜が あたりを白く
    おおいつくし、きりぎりすは なきやみます

    すみわたった夜空を みあげると
    そこには オリオンの 星ぼしが


    霜のおりた 草のあいだから... 続きを読む

  •  小学校低学年向き。約8分。

     秋の収穫をシンプルな絵で描いています。自然の美しさと、そこで育った人間文化がテーマ。

  • 6分くらい。
    夏の終わりから、秋の感謝祭までの季節の移り変わり。

  • 夏から秋への季節の移り変わり、秋の収穫の喜びが描かれています。

  • アルビン・トレッセルト:文
    ロジャー・デュボアザン:絵
    えくにかおり:訳
    ゜゜ ゜゜ ゜゜ ゜゜ ゜゜ ゜゜ ゜゜ ゜゜

    絵本です。

    きりぎりすがなきはじめると 「霜がおりるまで あと 6週間」
    という ふるい いいつたえ から はじまるおはなし。

    江國さんの訳 というところに惹かれて手にしてみました。

    秋は実りの季節だからなのでしょうか 黄色があちこちに生きています。
    でも その中で 私が好きなのは 無彩色の林の向こうに まぁるいおおきなお月さまのいるページ。
    お月さまのまんなかだけが ほんのほんのり黄味がかっていて
    今日一日を終え ほっとしている農夫の満足を思わせてくれているようなのです。

    大人とも絵本は ともだちになってくれます。

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