- Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593505173
感想・レビュー・書評
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エロール・ル・カインの絵はとても大好きです。
図書館で立てかけてあったので、久しぶりに手に取りました。
彼の絵本の中では「おどる12人のおひめさま」が好き。
他にも日本の「竹取物語」もあったりして、東洋・西洋などいろんなジャンルの絵を描いています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
彼の絵は大好き。絵本を軒並み買ってしまった、、、
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Twitterで知った
エロール・ル・カイン に出会えた~
なんと素敵な絵…
絵本いっぱい読みたい~
エロール・ル・カインの足跡を、豊富なイラストとともに辿った本
1941年シンガポール生まれ
1歳のときに日本軍に侵攻から逃れるてインドにわたる
「通学路にあった古い建物」にすぎなかったタージ・マハル
年に一度砂嵐とともにやってきて、砂嵐とともにいなくなる、等身大に近い大きさの人形劇“光と黄金と魔法”(ラーマヤーマからとった神々と女神たちの物語)
はじめてみた絵本 テニエルのイラストがついた『不思議の国のアリス』
戦後、捕虜収容所から釈放された父親と家族とともにシンガポールへ戻る
ロクシー映画館
11歳 アニメーションを作る
15歳 パール・アンド・ディーン映画社から誘いを受け、ロンドンでアニメーションの勉強をはじめる
紆余曲折ある中で映画作りを続け、リチャード・ウィリアムズのスタジオから誘いを受け、1989年47歳、癌で亡くなるまで所属した
ヨーロッパとアジアの混血、白人の外観
映画作りが大きな影響を及ぼした絵本
1968年映画用に企画された『アーサー王の剣』のラフスケッチがフェイバー社の目にとまり、第一作目の絵本となる
英国図書館協会のケイト・グリーナウェイ賞受賞『ハイワサのちいさかったころ』
曽祖父がフランス系カナダ人
ハリウッド映画の影響
日蓮正宗への帰依
何パターンもの画法を描きこなす
ヨーロッパ風の格調高いシックな絵柄
インド風、インドネシア風、日本風、中華風、アメリカ風、中近東風、中南米風など -
一人の人物の中で東洋と西洋が出会ってる感じがすごい。憧れる。
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細密画と呼べるような 華麗さ、繊細さ
手元に置いて、たまに見ると
「ほぉ~」っとため息がでる
夢のあるデザインにウキウキして
色の綺麗さにうっとりして
絵の緻密さに驚いて
「わぁ~」 「ふぅ~」 「ほぉ~」
でね、でね、
中でも私のお気に入りはね
まずは『いばら姫』
表紙にもなっている夜の森を行く場面と
輝く黄色のドレスに羽の髪飾りで塔の階段を上る場面
『ハーメルンの笛ふき』
そして、何といっても 『キャッツ』!!
なんて、みんなに見せて回りたくなるのよね -
さすがにすばらしい!
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この美しいル・カインの迷路、迷い込んだらなかなか出口が見つからないのである。むしろ出口を探す気にすらなれないのだ。つき当たる一枚一枚の絵それぞれが完璧な細部の美を持って私を惑わし次へとなかなか進ませてくれず、立ち往生してうっとりするほか無いのだから。そして気付く。ル・カインの美しさは、ウィリアム・モリスの美しさを愛でるのと同じ感覚であると。丹念に描かれる美は人々を魅了してくれること間違いない。
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宝物にしたくなる本です。難をいえば紙質か。
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彼の描いたたくさんのイラストを、この1冊で見る事ができます。
細かくて繊細な線で描かれたイラストに、思わず溜息がでますよ。