たったひとつのねがいごと

  • ほるぷ出版
3.40
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本棚登録 : 240
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593505340

作品紹介・あらすじ

ある日、モリーがいちばへかいものにいくと、ふしぎなおばあさんとであいました。こんばんモリーは、ひとつだけねがいがかなうまほうのさかなのほねを手にするというのです。さて、モリーのねがいごととは…。英国の作家チャールズ・ディケンズのお話にヒントを得て、人気絵本作家が丁寧にえがいた、心あたたまる絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 「ある日、モリーがいちばへかいものにいくと、ふしぎなおばあさんとであいました。こんばんモリーは、ひとつだけねがいがかなうまほうのさかなのほねを手にするというのです。さて、モリーのねがいごととは…。英国の作家チャールズ・ディケンズのお話にヒントを得て、人気絵本作家が丁寧にえがいた、心あたたまる絵本。」

  • あ~久々に“THE正統派”の絵本を読んだなぁという充足感w
    妖精のおばあさんから、一つだけ願いを叶える〈まほうのほね〉を手に入れると予言されたモリー。
    妹たちはあれやこれやとちょっとしたお願いに〈まほうのほね〉を使いたがるけれど、安易に使わず熟考するのがモリ-の賢いところ。自分にとって何が一番大切かわかっている彼女の純粋な「たったひとつのねがい」に心が洗われるようだ。
    今からクリスマスに何をもらうかで頭がいっぱいの欲望まみれの7歳の息子にはどこまで響いたのやらw

  • 風邪で寝込んでいるお母さんに代って、晩御飯のおかずを買いに出かけたモリ-(5人姉弟の年長者)が、街なかで知らないお婆さんから 「私はあなたを守る妖精よ。 今夜あなたは、お皿の魚から骨を1本みつけるわ。それは魔法の骨だから、あなたのどんな願いでも一つだけ叶えてくれるわ。よく考えて願いなさい、一度だけですからね」と言って、ピュ-ッ!と消えてしまいました。その晩、お皿に1本の魚の骨が残っているのを見つけたモリ-は〝たった一つの願いごと〟を、幼い姉弟たちに伝えると・・・。 本当に大切なものへと導かれる絵本です。

  • 『ないしょのおともだち』のバーバラ・マクリントック作。丁寧で可愛らしい絵に惹かれて手に取りました。

    猫のモリーは晩御飯の買い物に出かけて行きました。
    そこで不思議なおばあさんに出会います。
    おばあさんは自分はあなたを守る妖精だ、と名乗り、
    モリーに今夜の晩御飯の魚から魔法の骨がみつかると言う。
    それは「あなたのねがいを、どんなことでもひとつだけかなえてくれ」るのだそうです。

    モリーは「いちばんいいおねがい」をじっくり考えますが…。

    とにかく絵が好みで眼福のひととき。
    絵本内を流れるゆったりとした時間の流れと、安定の展開が心を穏やかにさせてくれます。

    モリーは子供なのに自分をしっかり持っていて、どんなお願いにするか、兄弟に急かされても「ほんとうにかなえてほしい おねがいが みつかるまで、まってみるわ」と、マイペース。

    あせることはない、じっくりよく考えること。

    大人でも難しい。
    それに意外と自分が何を「いちばん」望んでいるかなんて、わからないんですよね。

    擬人化された二本足でたつ猫の絵、が好きな方にもどうぞ。

  • お母さんの病気を治してほしいというお願いをするのかと思いきや迷子になったフィリスを戻してほしいという願いをした。

  • バーバラ マクリントック (著), 福本 友美子 (翻訳)

  • 何を願うんだろうって私も一緒に考える。
    途中で、ドレスいっぱいを願おうと決めたところでえっ?とその意外性に驚いてしまった。きっと道徳的なお願いだと見込んでいたので。
    最終的には胸を打たれるお願いに落ち着くけれど、そんなこんなで途中までは大丈夫かな?と側から心配になってしまう、道徳的ストーリーの固定観念に固められてしまっている自分に気がつくストーリーでした。絵が好みです。

  • モリー賢いなぁ。
    ひとつしか願い事を、本当にお願いしたいことのために大切にとっておく。
    できることは自分で解決する。
    そんなこだからこそ、妖精のおばあさんはモリーに魔法のほねを授けてくれたのかな。
    でも、最終的に彼女が使った願い事に、心を打たれます。
    素敵なお話でした。

  • 2015/1/20 4-1

  • 2013.9.11 4-3

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著者プロフィール

米国ニュージャージー州生まれ。19歳で絵本作家を志し、ニューヨークに移る。現在は、家族と3びきのネコとともにコネチカット州に住む。日本で刊行されている本に、『ないしょのおともだち』『おじいちゃんのコート』(以上、ほるぷ出版)、『シモンのおとしもの』(あすなろ書房)、『シンデレラ』(岩波書店)など。

「2019年 『数字はわたしのことば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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