ぐるんぐるんつむじかぜ

著者 : アーノルド・ローベル ふしみみさを

• ほるぷ出版 (2013年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

あるさわやかななつのごご。とつぜん、きみのわるいくろくもがもくもくとそらをおおいました。つむじかぜがびゅうびゅうとふきつけあっというまになにもかもぐるんぐるんとかきまわし、ひっくりかえしてしまったのです。本をさかさにすると、あれあれ、ふしぎ…アーノルド・ローベルがユーモアたっぷりに描くさかさ絵の絵本です。

感想・レビュー・書評

[はなはなさんの感想 · 2021年6月4日]

アーノルド・ローベルのしかけえほん。
つむじかぜに吹かれて、何もかもがぐるんぐるんとひっくり返ります。
ページを逆さまにすると、手回しオルガン弾きは黄色いくちばしのオウムへ、ほっそり奥さんはふっくり旦那さんへ、市長さんは乳母へ、赤ちゃんは泥棒へ…
くるくる本を回しながら、みんなでわいわい言いながら見ると楽しいです。
ただ、ひっくり返してもあまりわからない場合も。
「絵が気持ち悪い」の感想もあります。
楽しめるかどうかは子どもたち次第かもしれません。

[淳水堂さんの感想 · 2019年12月13日]

ある爽やかな夏の午後。
人々はうきうきとくさはらに散歩にでかけました。
そこにいた人々は、
　釣り人と魚、
　絵の具とキャンパスを持った絵描き、
　王様と女王様。
…と、30名以上のご紹介。

するとくさはらに突如現れた気味の悪い雲、旋風がびゅびゅうと吹付け、なにもかもぐるんぐるんとかき回してひっくり返してしまいました！

次のページからは、本を上下にひっくり返すしかけ絵本。
　釣り竿の糸が顔に絡まった釣り人をひっくり返すと空に舞い上がった魚になります。
　顔に絵の具を飛び散らせた絵かきをひっくり返すとキャンパスに描かれた風景画になります。
　堂々とした王様をひっくり返すと堂々とした女王様になります。

そうして旋風はパタリとおさまり、人々は家に帰っていきましたとさ。

読み聞かせ本を探していたのですが、大人数には向かないので、家で子供と見てました。
本をぐるんぐるんとひっくりかえすので、実際に大嵐っぽいですが、持ってる方は目が回りました（笑）まあそれがますます大風っぽいのですが。

[guriandguraさんの感想 · 2019年10月12日]

逆さ絵本
児童の反応がよかった

[となみとしょかんさんの感想 · 2016年3月8日]

人の顔をひっくりかえすとちがう顔になったり、人がちがうどうぶつになったりします。ひっくりかえすだけで、せいべつがかわったりもします。

[miyu918さんの感想 · 2014年9月7日]

　『光の旅 かげの旅』のように、一通り読んでひっくり返した。見方が間違っていた。文章で書いてあるものがすぐに分かるものもあるが、いくら見ても？？？なものも。

[inakagjさんの感想 · 2014年8月13日]

混沌としてまとまりがない
つむじかぜの必要性

[yonaka-toさんの感想 · 2014年6月22日]

逆さ絵の部分は１ページごとに絵本の上下を逆さにして読む。カバー見返しに読み方の表記あり。
ストーリーがあるわけではなく、逆さ絵を楽しむ絵本。ただ、出てくる人物が多く、逆さ絵も分かりにくいものがあり、読み聞かせにはつらいかもしれない。

[knslさんの感想 · 2014年5月9日]

★★★★☆
ぐるんぐるんつむじかぜ。
ぐるんと絵をひっくり返してみてみると？！
（まっきー）

[natsukiさんの感想 · 2013年12月25日]

本をぐるぐる回しながら読むのが大変だけど楽しい！ローベルはやっぱり凄いなあ。

[barubarusanさんの感想 · 2013年12月3日]

つむじかぜが なにもかも ぐるんぐるんと ひっくりかえします。絵本をひっくりかえすと、ほら、ちがう絵が見えてくるよ。
アーノルド・ローベルの、ちょっと遊べる絵本。

著者プロフィール

アメリカ・ロサンゼルス生まれ。プラット・インスティテュートで学び、1961年、ハーパー＆ブラザーズ社の編集者と知り合ったことがきっかけで『かえってきた さけ』の挿絵で、絵本作家としてデビュー。翌年には、文と絵の両方を手がけた『マスターさんとどうぶつえん』を発表する。1970年『ふたりはともだち』が誕生し、そのシリーズで絵本作家としての不動の地位を築き、54歳で亡くなるまで、100冊以上の作品を残した。

「2023年 『ダッドリーくんの12のおはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」