おどる12人のおひめさま<新版>

  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 294
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593505722

作品紹介・あらすじ

1980年の初版以来読み継がれてきたお話はそのままに、イラストをすべてデジタル化し、原書の美しさを再現。めくるめく幻想世界。

感想・レビュー・書評

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  • 自分が欲しくて、新版で購入した絵本。

    グリム童話なので、「むかしある国の王さまのところに12人のすばらしくきれいなおひめさまがありました。」ではじまり言いまわしも独特である。

    12人のおひめさまの謎を解くのは貧しい兵士。
    ドレスもすべて違っていて並んで歩く姿は、素敵である。
    絵がとても綺麗で細かくて見やすい。

    結末もなるべくしてなる…やはり。

    この独特な雰囲気は、やはりグリム童話。

    子どもの目線で見るとどうなのか。


  • とある国のおひめさま12人のくつが毎晩ぼろぼろになっているという怪事象。
    おひめさまたちは眠っていただけと言い張るが、何か怪しい。。。

    「この謎が解けたら、褒美としてひめをひとり妻にとらせよう」というおとぎ話にありがちな、こんなの今じゃ人権的にNGとかならんのかねと思うおふれに、次々と王子様たちが謎解きに挑むが、おひめさまたちにしてやられる。

    最終的におひめさまたちのお遊びの現場は押さえられてしまうのだけれど、12人が手を組んで自分たちの楽しみを守る姿がなんか逞しい。

    12人といえば我が家では”くまのジャッキー”(もう新刊が出ないのかと思うと大変悲しい)。
    全然関係ないのだけれど、「12にんのくまのこは、、、」なんて無駄に寄り道しながらの読み聞かせで、「おいおい、違うでしょ」と息子に突っ込まれながらの楽しき読書タイムでした。

  • 新版が出ていたとは知らなかった。
    昔しかけ絵本もあったように思ったが記憶違いだったらしい。

    とにかく細部まで美麗な絵本。
    読んでも良いが、飾って楽しめる。

  • もう表紙を見ただけでうっとりできる、美しいおひめさまたちがたくさん出てくる絵本。
    ストーリーはグリム童話でおなじみのものなので、とにかく絵の美しさを堪能しました。

    一着一着違うドレスのデザイン、柄。
    おひめさまの髪型。
    お部屋のじゅうたん、森の様子。
    文章のページの背景の模様。

    内田善美のイラストが好きだった方は、ぜひ。

  • さくらももこさんの著作でこの本やエロールルカインのことを知り、読んでみた。
    本当に絵が繊細で美しくて、ずっと絵だけをみていたくなる。じっと隅々まで見てしまった。
    文章を囲む枠?もとても凝っていて、ユーモラスな仕掛けもあったり。大人も楽しめる絵本だと思う。

  • 繊細な絵で細部まで見入ってしまった。
    12人のおひめさま、みんなドレスの柄が違う。ページの隅に至るまで妥協のない描き込み具合。
    絵なしでもとても美しいお話だと思うんだけど、挿絵が入るともう何十倍に。絵だけ見ていても飽きないし、お話が見えてくる画力。発見が多くてずっと観ていたくなった。

  • さくらももこが影響を受けた絵本として知り、読みました。

    絵やデザインはメルヘンのような宗教画を思わせるようなもので、エロールルカインの世界観は自分好みでした。

    童話ですが、初めて知った話しだったので読みながら先が気になり楽しめました。

    童話というと悪役が出てくるイメージでしたが、このお話しは目立った悪役は登場せず、平和に完結するストーリーだったのが意外でした。

    なぜ、お姫さまの靴は朝になるとボロボロになるのか。絵本を読みながら自分でも展開を予想するのが面白かったです。
    想像していたより綺麗で平和なお話しでした。

  • 本当に絵が素敵でうっとりします。
    ルカインの絵大好き❤

    12人のお姫様もやりたいことやってるのが不思議と面白いです。

  • 絵がとても素敵。童話の世界に引き込まれる。
    しかし、結末にはえ?となる。
    12人の王子は一体なにもの?
    そしてあの空間は一体なんなの?
    なんでお姫様達は、あそこへ通っていたの?
    しあわせにくらしました。とか言われても、謎は深まるばかり・・・。

  • エローエウ・ル・カインの挿絵目当てで。
    何冊か見比べて、絵の好み的にこの本をチョイス。
    初読みのお話だが、残酷描写も悲しい描写も無くすっと読める。
    絵のなせる技か、少し妖しげ。
    色もデザイン美しく、文章を囲う枠すらも素晴らしかった。
    他の方のレビューでさくらももこさんの推し作家だと知り、もう一度改めて眺めたら、雰囲気が重なる部分がある。
    素敵です。

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著者プロフィール

シンガポール生まれのイギリス人。少年時代、インド、日本、香港、サイゴンなどを転々とし、10代半ばに広告会社で作ったアニメーションが認められて以来、数多くの才気あふれる絵本を生みだした。『ハイワサのちいさかったころ』で、ケイト・グリーナウェイ賞受賞。そのほか、『キャッツ』『1993年のクリスマス』(いずれも、ほるぷ出版刊)など作品多数。

「2020年 『こまったこまったサンタクロース[新版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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