ケルトとローマの息子

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制作 : 灰島 かり 
  • ほるぷ出版 (2002年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593533800

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ケルトとローマの息子の感想・レビュー・書評

  • 全部薄っぺらな話に思えてきて
    ぜんぜん面白くない。

  • 難破したローマの船から奇跡的に助けられた赤子がブリタニアの部族にベリックと名付けられて育てられ、誇り高い戦士として成長する。しかし、疫病や飢饉に陥った時に異民族しかも敵のローマ人であるベリックが災いを呼んだとして追放されてしまう。
    ベリックのここからの過酷な放浪があまりにも酷くて読んでいて辛くなってしまった。騙されて奴隷として売られ、盗賊の濡れ衣を着せられてガレー船の漕ぎ手となり…自分の本来いるべきローマ人の中で人として認められずに鞭打たれる姿、痛みと悲しみに誇りを失う姿は言葉に出来ません。
    最後は父として慕うことになるユスティニウスに倒れている所を発見された時の「ガレー船にもどさないでくれ!」と叫ぶ場面は泣けました。
    最終的には奴隷から解放され、一ローマ市民としてユスティニウスと言う家族を得て幸せになるのだけれど、それまでの過程は暴風雨のよう。
    この時代、ベリックと似たような目に遭う人達はきっと沢山いたのだろうがその中の何人が救われたのか、と考えてしまいました。

  • ケルトの戦士として育った少年ベリックは、じつはひろわれたローマ人の子どもだった。不作と疫病の年、その原因として部族を追放され、ひとり父母の地ローマへと向かった少年を待っていた運命とは…?自分と自分の居場所を求めてさまよう若者の成長を描く、カーネギー賞作家サトクリフ渾身の長編歴史ファンタジー。

  • 実話を元にしたわけではないだろうけど、きっとこの時代、本当にあった話なんだろうな、と思う。当時、ヨーロッパ地域を支配していたローマの軍人と、辺境部族の女性の間に生まれた赤ん坊の、辛苦に満ちた半生を描く。話の流れやテーマとしては典型的なのかもしれないけれど、先に書いたとおり、人類の歴史の中、きっと本当にあった話なんだろうなと思うと、主人公・ベリックの人生がひどく痛々しい。伏線にあらわれるユスティニウスが早く彼を救ってくれないかと、読んでいる途中、気をもんでしまいました。故郷から追い出されるまでのベリックは、気高く勇敢な少年だけれど、それが故に追放され、すぐに貴族の奴隷に、そしてガレー船の奴隷へと身を堕としてゆく。ユスティニウスにすがって「ガレー船にだけはもどさないでくれ!」と懇願するシーンは、いくら優しく、誇り高い人間でも堪えることのできない現実が、世の中にはあることを生々しく伝える。

  • ふぅ・・・・・。  あまりにも没頭して読まされてしまったが故に、最後の1行を読み終え本を閉じた瞬間、KiKi は大きなため息をついてしまいました。  そのため息にはちょっとした安堵と、何かを成し遂げたあとに感じる充足感と、長大な歌を歌い終えた際の大きな呼吸に似たような何かが含まれていたように感じます。  この日本語のタイトルがいいですねぇ。  原題は「Outcast」(「追放者」とか「見放された者」とか上橋さん風に「流れゆく者」とでも訳せばいいのでしょうか?)。  確かに居場所を失った若者の放浪物語ではあるんだけど、「ケルトとローマの息子」というタイトルが一番しっくりくるような気がします。

    (全文はブログにて)

  • これだからサトクリフが好きなんだ。叩き落されても叩き落されても人って生きることができるんだな、と思った。

  • 震えがくる。体感する。一族からはみ出され、奴隷になり、最後に見つけたものは。訳者の力量をほんとに肌で感じる。

  • こういう素晴らしい本があるから児童書コーナーに通ってしまうのです。
    サトクリフはまだ全部読めてないけど、どの本もああーいい本に出合えた…って思えます。

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