ラスト・ドッグ

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制作 : Daniel Ehrenhaft  金原 瑞人  秋川 久美子 
  • ほるぷ出版 (2006年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593533992

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ラスト・ドッグの感想・レビュー・書評

  • 主人公ローガン視点の物語に、犬のジャック視点が挿話され、一方でアナザーストーリーとしてウェスタリー博士の物語が展開する。
    そして、状況説明として、記事や声明、手紙、Eメールが提示される。
    この構造が面白い。巻き込まれ、パニック的な渦を感じつつ、冷静に分析しようとする頭が働く。
    二つの物語がどこで繋がるのか、分かってしまえばなんてことはないのだけれど、それまでは結構ドキドキしながら読み進められる。
    子どもには憤るしかない大人の哀しさと愚かさを感じつつ、エンターテイメントとしても楽しめる。

  • 中学生の方に読んでもらいたい一冊。若い頃ってこんなふうに色んな事が思えちゃうよね。ジャックは最後まで主人公の友達だった。

  • 「大人と子どもは何がちがうっていうんだ? ボクがこれまで出会った大人なんて、どれもみんなろくでなしのバカばかりだ(中略)大人はただ、それを許されてるってだけだ」

    ローガンには大嫌いなものがたくさんある。でも頭の中で作っている大嫌いなもののリスト最後はいつも「いつも自分が腹を立てていること」。
    父親は何年も前に家を出て行き、今は山奥のどこかで自分で建てた家でのんびり暮らしていると思うと腹が立つ。自分が〈何でも知っている独裁者〉になるために生まれてきたと思っている継父と、こんなやつと再婚した母親にも腹が立ち、腹を立てている自分に腹が立つのだ。
    ある時ローガンは動物保護施設から野生の雌犬を引き取って飼うことになる。名前はジャック。
    孤独なジャックとローガンは、すぐに飼い主と飼い犬の関係を越えた仲間になった。
    しかしある事件を起こしたことがきっかけとなり、ローガンはスパルタ式のキャンプに放り込まれ、ジャックは家の地下に閉じ込められてしまう。
    その頃各地では犬を媒介とした伝染病が広がり、人間の死者も出始めていた。

    ローガンと一緒にいるためだけに命をかけたジャック。その愛犬を、傷だらけになりながらも不甲斐無い大人たちから護るローガン。
    彼等は、伝染病は、一体どうなってしまうのか?
    「こう終わるしかない」とも思えるエンディングまで一気に突っ走るスピード感あふれるヤングアダルト小説。
    物語の終わりは決して手放しのハッピーエンドではありません。でもやり切れなさや諦念を知りながら、ちゃんと成長し、自分の身に起こったことをちゃんと見据えているローガンの姿を見付ける時、この本は忘れられない一冊になると思います。

  • ローガンは犬を飼うことになる。
    雌犬だがジャックと名付ける。

    あることから、ローガンは基礎訓練キャンプとかいう軍隊のような場所に送られ、酷い目にあう。

    それと同時進行で、犬の異常がみつかる。
    犬が伝染病に感染して、強暴になり人を襲う。
    恐れた人々は犬を、飼い犬を殺していく・・・・


    恐ろしい話です。

    主役の少年ローガンの話としては、成長もするし、
    展開のテンポもいいし、
    お話としては面白いけれど、辛い話ですね。
    人って酷いなって。
    あれじゃあジャックが救われないのでは。

  •  オレゴン州に住む14才の少年・ローガン。義父のロバートは、ローガンのことを否定してばかり。問題を起こしたローガンにロバートは、犬を育てるよう言う。名前は自分が子どもの時に飼っていた犬の名前「ジャック」、血統書つきのりっぱな犬を・・・と勝手に決めるロバートへの反発もあり、ローガンが選んだのは動物保護施設に保護されていたやせた赤毛のメス犬だった。ローガンとジャックの間に育まれていく絆・・・。その頃、オレゴン州では犬の間に謎の病気が広まりだしていた・・・。

  • 世の中には つまんない大人しかいないんだよなとか いかにも

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