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- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593542055
感想・レビュー・書評
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子どもと図書館に行った際、ふと目に止まった「絵巻 平家物語」です。なんと1985年刊行。
視聴率で色々言われつつも頑張ってる大河ドラマ「清盛」の絵本版です。
5巻はついに「清盛」!
この「平家物語」において主役となる清盛について、絵巻は晩年の少しの期間を描いています。息子の重盛が亡くなった後、急に衰退する平家を何とかしようと試みるが、時すでに遅し。
“悲哉(かなしきかな)、君の御ために奉公の忠をいたさんとすれば、迷路八万の頂より父の恩、忽にわすれんとす。痛哉(いたましきかな)、不孝の罪のがれんとおもへば、君の御ために既不忠の逆臣となりぬべし。進退これきわまれり。”
鹿の谷の事件の時に重盛が、父清盛をいさめた名言です。大河ドラマでもこのシーンは再現されていましたが、すごかった!
暴走する清盛をいさめる事が出来た、長男重盛の亡きあと数年で・・・
大河ドラマで、清盛は「実は白河院の子供である」と言う設定は、もともと平家物語のなかにあったのですね。ドラマの演出かと思ってました。
完全に理解出来ていなかった「平家物語」がようやく見えてきました。今回のこの絵巻シリーズは、かなり省略されているみたいですが、分かりやすい。機会があれば是非!詳細をみるコメント0件をすべて表示
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