ダヤンと王の塔 (Dayan in Wachifield)

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著者 : 池田あきこ
  • ほるぷ出版 (2006年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593592333

ダヤンと王の塔 (Dayan in Wachifield)の感想・レビュー・書評

  • 魔王しぶとい。雪の神チート。何しろ神ですから!やはりキマイラのキャラは重要だ。

  • 長編シリーズは悲しいことが次々起こって、読み続けるのが少し辛い。
    でもそれもいよいよ佳境、かな?
    次あたりでもうちょっとホッとできるかな。

  • ここで終わるのかという所で次巻に続く。ニンゲン達がどうなったのか気になります。

  • 魔王にとらわれたダヤンと魔女セ。
    タシルの城を魔物たちにあけわたし、フォーンの森に逃れたジタン達は彼らを救い出すべく、フォーンの森・タシル連合軍を結成していた。
    その頃わちふぃーるどの守護神である雪の神は、長引く戦い、滅びゆくアビルトークがいやになり、わちふぃーるどをアビルトークから切り離そうとしていた。

  • 猫のダヤンは人間の居ない「わちふぃーるど」という不思議な世界に迷い込んだ。

    そこは動物たちが立って歩き、言葉を話し、魔法の存在する世界だった。

    世界はなぜ「アルス(地球)」と「わちふぃーるど」に分かれたのか。

    ダヤンは世界を救う旅に出ることになる…

    圧倒的な世界観と壮大なストーリーで繰り広げられる壮絶なファンタジー。

  • ダヤンの長編ファンタジー第6弾です。

    時の魔法で過去にやってきたダヤンと
    過去の時代の者たちによるタシルを守るための戦いは
    いよいよ佳境に入ってきます。

    ストーリーについては直接お読みいただきたいので、
    ここでは私が気になった3つのキーワードについて
    語るに留めたいと思います。

    まずひとつめのキーワードは、物語です。

    大切な人を魔王に殺されてしまった大魔女・セは、
    ダヤンとともに囚われの身となっているのですが、
    悲しみのあまりまったく気力を失っていました。

    毎日上等な食事が運ばれてきていたのですが、
    まったく手をつけません。

    そんなセを元気にさせようとダヤンがしたこと。

    それが、物語でした。

      ダヤンの作戦とは、返事もしない、
      反応も示さないセに向って、
      アビルトークにやってくる前の
      タシルでの楽しかったことを、
      つぎからつぎへと話すことでした。

      それはセのためだけでなく自分のためでもありました。

    セは、ダヤンの話を聞いていました。

    とうとう、「それでどうしたの?」と言葉を発します。

    そして、ついには、笑うのです。

    気力を失ったとき、
    語ること、語りを聞くことは、元気をくれることがあります。

    物語は、悲しみから立ち直る力をくれるのですね。

    そして、次のキーワードは、音楽。

    タシルを守りたい王子とエルフの里を守りたいシノンは、
    物語では、解決することができない関係でした。

    異なる立場の彼らは、
    いわば、違う物語の世界を生きている存在同士でした。

    おそらく、語り続けても、平行線だったことでしょう。

    とうとう剣で決闘するというところまで、
    事態は発展してしまいます。

    仲間達の機転により、
    剣での戦いは免れ、ふたりは音楽で対決することになります。

    その楽器が、キタラでした。

    キタラは、ギターとハープのあいのこのような楽器でした。

      言葉ではなく歌でなく詩でも絵でもない。

      まさしく音楽でしたが、
      それらすべてをひっくるめて
      パパキタラの音色は聞くものの心に届けられました。

    両者は音楽を通して、はじめて両者の物語を理解したのでした。

    その理解の仕方が、究極です。

    お互いに、「同じ種族だ」と思うのです。

    片方は猫、片方はエルフですから、実質的な種は異なるのですが、
    キタラの演奏を通して、彼らは確かに、同じ種族でした。

    同じ種族という強烈な感覚は、
    おそらくは、両者のみが感じるものなのでしょう。

    そういう存在に出会ってしまったら、本当に幸せですね。

    ダヤンは、本書でも、サブ的な役割でした。

    ですが、物語を動かすメインとなる
    大魔女・セとタシルの王子に対して、
    大きく作用する言葉を伝えています。

    メッセンジャー的な役割ともいえるでしょう。

    セに対しては、最初の物語の場面が印象的です。

    タシルの王子に対しては、ダヤンは、未来の事実を伝え、
    そして、彼の自己をまっすぐな言葉で肯定するのです。

    きみはきみだと。

    さて、ダヤンが呼ばれた意味は、
    いよいよ次の巻で明らかになります。

  • ダヤン長編シリーズ第六弾。戦いが一番ひどかったのは前の巻ですが、それでもまだ、彼らの戦いは続きます。

  • 長編シリーズ6作目。

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