愛があれば××の差なんて(1) (メテオCOMICS)

著者 :
  • ほるぷ出版
3.25
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本棚登録 : 50
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593858439

感想・レビュー・書評

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  • この最新作があったから、『大魔法使いなんです・・・よね?』の完結によるダメージも緩和できた気がする、ほんのちょとだけ
    悔しい事にあまり知られてないが、U-temo先生は恋愛漫画の名手であろう。これは別段、意外でも何でもない
    タイトルの通りな内容のラヴストーリーなので、実に読みやすい
    異性にしろ、同性にしろ、好き合っている人間と付き合っているのなら、何かしらの差が、二人の間にあって当然。その差異こそが、恋心をより強めるのだ
    当たり前と言えば当たり前である、そこに注目し、漫画にしたU-temo先生、好きだわ
    作品の設定に、突飛な物はなく、「あー、うちらと似てる」と同意できるモノばかり
    『収入の差』編
    これは少し、リアリティがありすぎて、一男と近い立場である男の読み手は凹んだかも知れない
    ただ、漫画の掴みとしてはバッチリ
    隠し事はどうかと思うが、実際、彼女の方が収入が多いくらいで、やさぐれる男は格としちゃ下の下なので、いっそ、別れた方が正解
    彼女の方が稼いでるってんなら、デートの時は、自分でデート代を全て払えるくらい、仕事を頑張ればいいだけだ。そうすりゃ、次第に収入の差なんて、自然に埋まる・・・漫画の中では、そう巧くはいってないけども
    『身長の差』編
    個人的には、グッと萌えた
    男尊女卑と言われてしまうかも知れないが、私は現実にしろ漫画にしろ、男性の背が高い方がイイ、と思う。もちろん、女性の方が大きいってのも、それはそれでキュンと来る。背丈が低い事をコンプレックスに感じている男子を、高身長の女子が半ば襲うようにしてキスをする、グッとくる
    要するに、U-temo先生は、オジロマコト先生と同じくらい、身長差でラブコメを見事に彩ってるってコト
    最初から付き合っている訳でなく、紆余曲折の末に相思相愛になる展開も◎
    大木が見た目通り、束縛感が強いトコもニヤッとする
    『地域の差』編
    見栄っ張りなのは、ただ疲れるだけだな、そう、しみじみ思う
    外面の良い都が、裏表のない山中ちゃんと触れあう仲で、だんだんに、嘘臭い笑顔が貼りついた仮面を取る勇気を育んでいく感じ
    男が振り回しているようで、実は女性の方が強い、そんなストーリーが大丈夫な人はグッとくる。私は好感を持てた
    自分が、どんだけ、ちっぽけでつまらない奴だったか、を山中さんと自然の偉大さで思い知って、本気で好きになる決意を固めた都、中々にカッコいい
    デレた都も何ら変わらずに受け入れる山中ちゃん、ホント、女神
    『生死の差』編
    これは、まだ、オチが見えてないので、判断しづらい
    ただ、(2)も買おう、と思える引きはさすが
    ある意味、このシリーズが最も、U-temo先生らしさが滲み出ている気がする
    交際前も結婚後も、ややマニアックなコスプレをしているトコも最高だ
    果たして、このお似合い夫婦は生き返り、死の連鎖を止める事は出来るのか!?
    この台詞を引用に選んだのは、男の私ですら惚れそうになったからだ。周囲に、どんな目で見られようが、自分の本気の気持ちが変じたりしない。いつだって、その目に捉えているのは、大事な人だけだ

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