マイナス温度のセレナーデ(1) (ポラリスCOMICS)

著者 :
  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 110
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (148ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593881314

感想・レビュー・書評

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  • いや、もう、たまらん
    久しぶりに、全力で私のハートを握り潰しに来る恋愛漫画にエンカウント
    タイトルには、「マイナス温度」と入っちゃいるが、私の血液は、イイ漫画に逢えた嬉しさと、内容のピュアっぷりに当てられて、かなり熱く煮え滾っている
    ホント、最近、自分の中で「姉ショタ」が肥大してる。成年向け漫画だけでなく、よもや、一般向け漫画にも反応しちゃうとは思いもよらなかった
    主人公・翔太くんのヒロイン・かおるに対する真っ直ぐなアプローチは観ているコッチが赤面してきてしまう
    子供なので、頭が考える前に体を心が動かしちゃうので、時たま、ヘマっちゃう時もあるけど、クールビューティーなかおるにぶつかって、壁をブチ破って、まだ恋を知らぬハートに火を点けるなら、そんくらい、勢いがなきゃな
    今でも十分にイイ男だけど、翔太くんのカッコ良さは、かおるのそっけなさに弾き返され、諦めず、立ち上がるたびに磨かれ、より増していくだろう
    自分の恋する相手しか見ておらず、自分に恋している相手が見えてないトコも、これまた、この年頃の男子小学生らしい。俯瞰で、人間関係を把握できちゃっているエージくんはこれから、気の遣い過ぎで胃に穴が開かなきゃいいが
    ヒロイン・かおるがクールな分、デレをぽろっと見せた時の破壊力が、これまたデカいのも、定番を押さえてくれており、市川先生に感謝したい
    やっぱ、ラブコメはベタが大事
    かおるの無自覚な恋心の焦らしっぷり、これで翔太がこの年齢でアブノーマルなドアを押し開いちゃわないか、その不安もあるが、本人が受け入れる気が十分なら、特に言う事はない
    どれも、キュンキュンしてきてしまうが、この(1)で特に市川先生の実力を私が感じたたのは、何と言っても、Step.7「セレナーデはとめられない」だ。翔太くん、やるぅ!!ちょっと大胆な行動に出過ぎのような気もするが、止められないよなあ
    子供だからこそ、「好き」を全力で示してくる。姉とか家族とか抜きにして、一人の男が誠意あるアクションを起こしたのだから、かおるは年上の女性として、ちゃんと、そのキモチに応えてあげて欲しいもんだ
    この台詞を引用に選んだのは、不覚にも、翔太くんに惚れそうになってしまったので。若いってスゲぇわ。もう、私にゃ、運命の相手に出会えてくれぇじゃ、こんな目をきらきらさせられねぇわ

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