神々のワード・プロセッサ (扶桑社ミステリー キ 1-2 スケルトン・クルー 2)
- 扶桑社 (1988年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594002855
感想・レビュー・書評
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気が狂いについて何故こんなにも知っているのかというと、やはりキング自信がアル中に悩まされたからだろうなと思った。酒とは関係なく、何か分かっているような気もする....面白かった。
キングの短編集は何となく読みずらい...キングの色というか、書き方のタイプといえばいいのか、細かい描写等をみても、どうしても長編を切り取って書いた様な印象をうける。
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面白い短編が多かった!
ジョウント ★★★★★
一番好き。多分星新一なら5pで終わるものを、良かれ悪かれ(私にとっては大いに歓迎)何十ページも使って、悍ましくて恐ろしい物語にしてしまう、これぞキング。「意外と長い!」の最後のシーンは10年以上ぶりに読んだのにすごいインパクトで頭に残ってました。
神々のワードプロセッサ
世界を変える奇跡のワードプロセッサ。なんかいい話。
オットー伯父さんのトラック
道路の向こうから少しずつ近寄ってくる呪われた廃トラック。
しなやかな銃弾のバラード
一線の越え方。タイプライターに妖精が住むと信じてしまった作家と、少しずつ毒されていく編集者。タイトルと言い、不吉な香りといい最高。
猿とシンバル
IT的な、子供の頃の恐怖に立ち向かう系。我が子のためにトラウマに立ち向かう父と、気味の笑い終わり方がとてもいいですね。 -
再読。短編集。
「パラノイドの唄」詩なんだけど、意味がよくわからない。
「神々のワード・プロセッサ」まさに神の所業。結末はこれじゃあ甘すぎるなあ。
「オットー伯父さんのトラック」「しなやかな銃弾のバラード」この二篇はちょっと理解出来なかった。
「ジョウント」SF。テレポーテーションは一瞬なのに、意識(自我)は10億年?これはコワい。
「猿とシンバル」シンバルを叩くあの猿の玩具が夢に出てきてうなされそう。キングならではのホラー。 -
スティーブンキングの短編集はどれも傑作だと思ってるけど、この本はガチ
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個人的にジョウントとしなやかな銃弾のバラードがよかったです。
対してオットーおじさんのトラックと猿とシンバルは、読むのが苦痛でした。
他のレビューを見ると後者のほうが評判がいいので、やはり自分の好みは変わってるんだなと再認識してしまいました。
現実にありそうもないホラーはどうしても好きになれません。やっぱり人が狂う話が一番怖いし好きです。 -
4594002854 296p 1999・11・10 19刷
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■書名
書名:スケルトン・クルー〈2〉神々のワード・プロセッサ
著者:スティーヴン キング
■概要
不思議な機能を持ったワード・プロセッサと、それを手に入れた男
の運命を描いた表題作『神々のワード・プロセッサ』、テレポーテ
ーションされる少年の恐怖を描いたSF『ジョウント』、そして、猿
のシンバルの音にこめられた死の影『猿とシンバル』など、ホラー
王キングの短編集待望の登場!!詩1編を含む恐怖と戦慄の6編。
(From amazon)
■感想
スティーブンキングの短篇集です。
好きだったのは、「神々のワードプロセッサ」と「猿とシンバル」
「オットーおじさんのトラック」です。
他のも全部面白かったです。
「神々」はキングさんのホラー小説では珍しく、ハッピーエンド的な
終わり方をしています。「猿とシンバル」は題材が秀逸。
猿のおもちゃのシンバルの音を読者にブキミと思わせ、物語に引き込む
力は圧巻です。
「おじさんおトラック」はある意味、キングさんの真骨頂ともいえる
内容だと思います。車、トラック系のホラーはこの人は本当に上手い
です。
スケルトンクルー3作目の、ミルクマンもどこかで手に入れて読みたい
です!
この人の物語は、面白いです。 -
S・キングの短編小説ですが、読むべきはただ一篇、「ジョウント」。ここには“永遠の恐怖”があります。
ホラーは読まない、キングも読まない……という方でも、もしあなたが読書人であれば、少なくとも「ジョウント」だけは読むべき。この作品で描かれるのは、超自然的な不可解な物事への恐怖ではなく、ワープが一般化した未来社会、つまりSFなので、ホラー嫌いな方でもご安心。
しかしながら、そこにあるのはまぎれもなく“恐怖”。忘れがたい読書体験として、あなたの胸に永遠に刻み込まれること間違いなし。 -
「パラノイドの唄」
「神々のワード・プロセッサ」
「オットー伯父さんのトラック」
「ジョウント」
「しなやかな銃弾のバラード」
「猿とシンバル」
2巻はわりとパラノイド気質の話が多め。
じわじわ怖い。 -
キング初体験かも。怖さのツボが合わんかった。やっぱり「わからない状態」がいちばん怖いのであって、化物と言葉が通じたりとか、バチが当たったりするタイプの話はぜんぜん怖くないや。