バックマン・ブックス〈4〉死のロングウォーク (扶桑社ミステリー)

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  • 扶桑社 (1989年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594004538

バックマン・ブックス〈4〉死のロングウォーク (扶桑社ミステリー)の感想・レビュー・書評

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  • 再読。

    二十年ぶりぐらいに読み返した。
    当時はそれほど衝撃を受けた印象はないが、ラストシーンはずっと記憶していたのでインパクトがあったのだろう。
    背景の設定や主人公の目的が分からないが、キャラクター造形がしっかりしているので物語に引き込まれる。

    ロングウォークで勝者になるには邪魔なだけのの仲間意識、それでも各々が助け合っていく姿にその後訪れる非情な運命にヒリヒリした。

    また、いつか読み返すであろう1冊

  • 過去2~3回読了。

    平行世界のアメリカにはある行事が存在する。
    100人の男子が最後の1人になるまで歩く『ロングウォーク』。
    優勝すれば望む物が何でも得られるこの競技のルールは至って単純。
    時速4マイル以下で警告3回で射殺。制限時間も休憩も、無い。

    冒頭は競技者達の集合から始まり、競技終了で終わる。
    背景も軍事国家としての仮想の国のイベントだしルールは簡素。
    12~18歳、日本でいう中高生がとにかく歩くだけ。
    至極シンプルな背景には内容で特に考察が出来る余地はない。
    じゃあ何がこの小説には書かれているのか。
    バラバラの地域から集まり、初対面の男の子同士が生を賭けて歩く。
    最初はライバルでしかない、馴れ合いもない。
    終わるまで休めず終わるまで生きられない死の椅子取りゲーム。
    競う内容が歩くだけなのだから卑怯な争いなんか殆どない。
    100人の仲間は、銃口を向けられ、TVに映り、見世物にされ、歩く。
    そんな重圧の中で交流していく友情の物語なのだ。
    だが必ず仲間は遠くない未来に自分が生きる限り死ぬ。
    決められた終わりに向かって、全員が歩いていく。
    終わりが近づく時、とても、とても寂しくなる。
    ある小説のモデルだが、これは1979年刊行で書かれたのはもっと前だ。
    古いありふれたデスレース小説と油断しない方がいいです。

  • これはもう、最初に読んだのは、中学か高校の時で、友達に貸されて読んだのですが、これは何と言うか…これってホラー?
    サスペンス(これの定義がいまいち/苦笑)?
    取り敢えず、この作者といえばスタンドバイミーとかが有名ですが(グリーンマイルとかも映画になったし)、私はこっちのがインパクト強いです。
    今思えばバトルロワイアル(も読みました)にも共通性が感じられなくも無い。本気で元ネタなんだとか。
    一定速度で歩き続けて、最後の1人になるまで歩く。生きてリタイヤは出来ません。
    確か、最後の1人は何でも要求が叶うとかそんな話ではなかったかな。文字通り命がけ。
    歩きながら、周りにいるのは皆ライバル…ある意味本当に敵かも…ながら過去や関わりによるドラマがあって…という感じ。
    映画化されてもエグいだろうし、見たくは無いですが、これはもう1度読みたい本に含まれるかな。
    文章で読みたいストーリーということで。

  • 07.01.04

  • H29.04.22 読了。

    「バトルロワイアル」が、この作品を元にしているというのを知り、読んでみた。
    が、翻訳作品独特の読みにくさ。

    そして謎が多く、結局どうなったの?
    散々無理して読んだのに何この仕打ち。

    話の設定とかは面白いはずなのに、
    肝心の内容が好かない。

  • 近未来のアメリカで開かれる「ロングウォーク」という競技は、100人の少年が最後の一人になるまでただひたすら歩き、途中で立ち止まり警告を三度受けると射殺されるというものだった。それに参加した少年たちの運命は…

     近年の作家さんや漫画家さんが同じアイディアで作品を書いたら、十中八九、疑念と裏切りだらけのデスゲームになりそうですが、その要素を強く押し出さず、あくまで青春小説ぽさを押し出すのがキング流なのかなあ、と思います。

     どんでん返しというわけでもなく、ひたすら歩くというシンプルな展開ながら読ませるのはさすがキングの筆力! アメリカの少年たちの会話なので、日本とは少し違う感じはしますが、でも何か不思議と読んでしまう雰囲気があります。

     競技中の差し入れは禁止されているのですが、そんな中少年たちにスイカを渡そうとする沿道の応援者が現れます。見張りの兵士たちの目をかいくぐり、スイカを受け取る少年たちの姿は、冒険ごっこをしているような、ワクワク感を読者も感じると思います。だからこそ参加者が減っていく終盤の緊迫感と異常な雰囲気が引き立ちます。

     危険な競技だけに、少年たちの競技への参加動機があやふやだったのが、ちょっと気になったかなあ。少年たちが「ロングウォークはくそだ」的なことをたびたび言っているのですが、「そんなの参加する前からわかるだろ」というのが正直な自分の感想。だからこそ、もうちょっと動機を書き込んで納得させてほしかったです。

     キングの初期作らしいですが、今のデスゲームものとは一味違い、そしてそれに負けない面白さも感じさせる作品だったと思います。

  • あとがきによるとキングのほぼデビュー作らしいが、ほんと最初から天才だったんだな。物語はすごくシンプルで、少年たちが歩き続けて歩けなくなると殺されるという競技の話。最後の1人になるまでの話なんだけど、主人公始め参加している少年たちの心の動きをそれぞれ書き分けられていて、どれもとてもリアル。またこの作品の舞台のアメリカは軍によって恐怖支配がなされているようで、その辺りがじわじわ明らかになるのも恐ろしい。やっぱりキング好きだなー。

  • 2016/08/03
    俺かお前かどっちかは必ず死ぬ、そんな状態でどんな話ができるんだろうか

  • ひたすら歩く

  • 貰い物の中の一冊で、何となく読み始めた。
    たくさん歩く日に電車の中で読んだせいか、色々と共感は出来たが、何日も歩きっぱなしなんてやってられないな。
    読み始めた時は何となく最後に主人公が負けて終わると思っていた。
    けっこう最後のほうまでそう思ってて、ステビンズかマクヴリーズあたりが勝つものだと思ってた。

    最後まで歩き通した主人公が何を望むのか、その辺が描かれないまま終わってしまったので消化不良の気分だった。
    意識もはっきりとしていない感じだったので、ジャンに会えるまで命は持ったのか?とか疑問は尽きなかった。

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バックマン・ブックス〈4〉死のロングウォーク (扶桑社ミステリー)の作品紹介

近未来のアメリカ。そこでは選抜された十四歳から十六歳までの少年100人を集めて毎年五月にという競技が行われていた。アメリカ・カナダの国境から出発し、コース上をただひたすら南へ歩くだけという単純な競技だ。だが、歩行速度が時速四マイル以下になると警告を受け、一時間に三回以上警告を受けると射殺される。この競技にはゴールはない。最後の一人になるまで、つまり九九人が殺されるまで、昼も夜もなく競技はつづくのだ。体力と精神力の限界と闘いながら、少年たちは一人また一人と脱落し、射殺されていく。彼らは歩きながら、境遇を語り、冗談を交わし、おたがいを励ましあう。この絶望的な極限状況で最後まで生き残るのははたして誰なのか-。死と直面する少年たちの苦闘を描いた、鬼才キングの問題作、ついに登場。

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