血まみれの月 (扶桑社ミステリー)

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制作 : 小林 宏明 
  • 扶桑社 (1990年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594006082

血まみれの月 (扶桑社ミステリー)の感想・レビュー・書評

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  • エルロイを読む前には、少なからずの覚悟が必要だ。読了時には、エネルギーを使い果たしているはずだから。
    傑作ブラック・ダリアへと昇華する前のホプキンズ・シリーズ第一作。まさに血まみれの情念に溢れた世界が展開し、狂気すれすれの刑事と狂気そのものの連続殺人者との対決をクライマックスまで、沸騰する熱い文体で描き切る。
    語られる全てのエピソードが分厚く、無慈悲なトラウマに憑かれた登場人物たちの造型も凄まじい。
    殺人鬼の血を主人公が受け継ぐという結末は、他の作家では思いもつかないだろう。恐るべし、エルロイ。

  • マトモな人間が出て来ませんね。

  • エルロイ初期のシリーズ、その第一弾。
    “天才対天才”という頭脳戦に加え、エルロイ特有の血なまぐさがプラスされてて、畳み込むような面白さがありました。ただ皆さんおっしゃるとおり、途中で失速するんですけど、まぁ前半で十分お腹いっぱいだから。

    エルロイ作品における犯人の猟奇的な行動は相変らずですが、こちらの主人公ロイド・ホプキンスもなかなかに狂気ギリギリなところにいました。
    強迫観念のように己の正義を貫いていくロイドは、ペルツ警部がいなきゃとっくに法の向こう側の人間になってるよ。
    ダッチ・ペルツ警部、いい上司です。…というか、ペルツ警部はロイドを猫可愛がりしすぎだと思いました。

  • ホプキンズシリーズはかなり情念が渦巻いている。

  • 「刑事ロイド・ホプキンズ・シリーズ」三部作の第一弾。
    明晰な頭脳と鉄の意志、さらに“狂気”を併せ持つ敏腕刑事ロイド・ホプキンズ。
    彼が正義の執行者たることを宿命付けられた衝撃的なエピソードを絡ませつつ連続殺人犯「詩人」との対決を息をもつかせぬ展開で描き切っている。

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血まみれの月 (扶桑社ミステリー)の作品紹介

その孤独な殺人者は内なる妄念に衝き動かされ、次々と若い女を惨殺していた。ある時は路上で。またある時は被害者の部屋で。"詩人"と呼ばれるその男はいつも彼の最愛の女性を殺すのだった-。一方この殺人者を追い求めるロイド・ホプキンズはロス市警強盗殺人課の部長刑事。仲間から"ブレーン(頭脳)"と呼ばれる天才肌で、異常なほどの正義感をもつ男だった。そのホプキンズの直感が犯人は一種の天才であると告げていた。天才対天才の闘いが始まった直後、ホプキンズに市警の上層部から圧力がかかった。上司からも部下からも見放され、と化したホプキンズは、ひとりロサンジェルスの街を駆けめぐり、である"詩人"を追いつめる。ロイド・ホプキンズ・シリーズ第1弾。

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