嘘、そして沈黙 (扶桑社ミステリー)

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制作 : David Martin  渋谷 比佐子 
  • 扶桑社 (1992年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594009946

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嘘、そして沈黙 (扶桑社ミステリー)の感想・レビュー・書評

  • 原題「嘘をついて」

    エピローグで素直に泣いた

  • ジョナサン、ジョジョ、女の手……。

  • 魂の叫び、だろうな。あの台詞は。

  • 中途までは典型的なサイコスリラーだが、終盤に至って真相が明らかとなる時点でロス・マクドナルド的な家庭の悲劇へとシフトする。
    文章は練られており、異常犯罪者の行動の描写にミスディレクションを仕掛けるなど芸が細かい。嘘発見器と呼ばれる退職間近の刑事は、主人公としてはいささか魅力に欠けるのだが、自らのまだ見ぬ孫に接するが如く犯罪被害者の子どもに向き合う姿は繊細な思いやりに満ち、蛇足とも思えるエピローグのエピソードには、作者の思いが込められているのだろう。
    「嘘をついてくれ」という表題が、この作品の全てを物語る。

  • 気が狂ってる人に襲われる、というのは思った以上に怖い。しかしアメリカというところはいろいろ規制もあるだろうに、人を殺す描写に熱を入れても問題ないんだな、という不思議。でも最後のエピローグでちょっとほっこりする。おかげで夢見が悪くならなくてすむかな?

  • なんていうかとても気持ち悪いんだけど
    是非映画化してもらいたいと思った。
    もし映像化するとしたら、どんな風に表現するのかなっていう作品。

  • 「サイコ」「羊たちの沈黙」の伝統を受け継ぎ新時代を築く傑作のサイコ・スリラー! と、裏表紙に書いてありますが、あまりのヨイショしすぎ。殺人のグログロ表現は、許すとしてサイコとしての突っ込みが足りない。450ページは長すぎる。

  • 冒頭から、常軌を逸した男の行動に、胸をわしづかみにされる。この後、どんなストーリーがどんな展開をみせるのか、追うことをためらわせるほどの、底恐ろしさを感じるプロローグ。

    男は、ある裕福な夫婦の邸宅の留守に忍び込み、二人の帰りを待つ。現実と妄想の世界を行き来しながら、ついに二人と対峙した男は、自分の‘夢’への計画を実行に移す。

    始まりの夜から一夜明け、バスルームで発見される壮絶な死体。「目覚めたら、夫が自殺していた」と語る魅惑的な未亡人に、‘人間嘘発見器’の異名をとる刑事テディが、疑惑の目を向ける。

    夫婦の間に何があったのか?なぜ、あんなにも無残なやり方で自殺をとげなければならなかったのか?本当に自殺なのか?全てのカギを握る妻は、何を隠そうとしているのか?

    テディが未亡人の周辺を調べる裏側で、冒頭に現れた男の狂気がエスカレートし、徐々に大きな波紋となって、恐ろしい事態が拡がっていく…

    全ての謎の奥に隠される嘘が明らかになるクライマックス、原題のLie to me、「どうか嘘をつき通してくれ!」と懇願する悲痛な声が、脳裏に突き刺さる。世の中には、嘘の裏に隠されたままの方が幸せな真実があるのだと、思わずにはいられない。

    幼い頃、余りにも重すぎる十字架を背負わされた心は、原形をとどめないくらいにゆがんで、持ち主のコントロールをも受けつけなくなる。その結果がもたらす恐怖の絵図を、まざまざと見せつけられるサイコ・スリラーの傑作。

    でありながら、どこかのどかな雰囲気を感じさせる、テディの目線からの世界(狂気の男と同じ、寂しさを抱える存在でありながら)が、救いを与えてくれる。

    エピローグのシーンは、それまでの惨劇をハレーションでとばしてしまうくらい、強烈な光に包まれて、いつまでも熱をもったまま心に残る。それは奇跡の真実か、あるいはやさしさに満ちた嘘なのか…忘れられない読後感を味わえるスリラー。

  • サイコミステリ。かなりサイコな殺人犯が登場するのだけれど、それがなんだか可哀想に思えてしまうのがポイントといえばポイント。それによくよく考えてみれば、登場人物ほぼ全員哀切なんだな……。結果、そこそこえぐいはずなのに妙にしんみりと読めてしまう。個人的にはお薦めかな。暗いけどね。ラストには希望もあるし。
    タイトルが巧い。でも原題「LIE TO ME」というのがもっと痛切。真実を知ることのみが幸福とは、限らないんだよね。「嘘」の恐ろしさと優しさとを同時に感じることができた一冊。

  • 海外サイコスリラーで1番のオススメ。

  • 最初はなんだか読みづらくて、3ページ読んじゃほったらかし、また3ページ読んじゃほったらかし・・・を繰り返していたのですが、読み始めると一気でした。ただ、やはり設定が奇抜過ぎることと、海外小説独特の言い回しが、ちょっと気を殺ぐんですよね。でも映画化したら面白いかも、と思います。

  • 冒頭の衝撃からラストの感動まで目が離せない!

     1992年

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