- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594010461
感想・レビュー・書評
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再読。
最近の作品のように、すいすいと読み進めることができなかったのはなぜだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初の作品から、なかなか素晴らしいですねぇ。最後のどんでん返しは、特に素晴らしい。
エレノアとは、いい感じになったし、彼女もいい捜査官だったので、後の作品に出て来ていないのが不思議だったんですが、そういうオチでは仕方ないですね -
原題の方がいいじゃないかと思いながら読んでいったが、ラスト後、絵を確認すると、邦題もなるほどと。しかし、第1作からここまでスト=リーを練っているとは。
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下巻は一気読みでした。
内通者はやはりって感じで、あれがコレにつながってと面白かった。
ベトナム戦争での米国人の傷跡は今まで考えたことがなかったけど、この本に書かれてる人物のように不眠症だったり、犯罪とかもろもろあるんだろうなとちょっと考えさせられた。 -
捜査がなかなか進展しない上巻から打って変わり、重要参考人の死を皮切りに物語が一気に動き出す。金庫襲撃のくだりなど、思いの外エンタメ要素も強め。私の想像力が乏しい所為か、地下水路の系統図は今ひとつイメージが出来なかった。ラストの反転は然程劇的ではないものの、この邦題が選ばれた理由が良く分かる結末となっている。ボッシュの人物造形も今後一層深みを増していくのだろうが、この翻訳の調子だと続きを追うのに難儀しそう。フェア用と思しき文庫の帯には<アメリカ版「踊る大捜査線」⁉︎>とあるけれど、それはちょっと違うような。
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「ナイト・ホークス」の名称で入り,原題は「ブラック・エコー」と知ると、両方の名称に通ずる低音が聞こえる―まさに通奏低音。
これだけでハリーの内面が透かし見えて行く想いがする。
ラストで種々のラインで黒幕の内面に迫って行こうとするハリーの独り言ちが聴けるのは本、文字ならではの効能・・無論画面でナレーターが言う時もあるが文字にして、読みつつ、呟くとこだまがする。
一件硬派でありつつ・・のボッシュ
正義『と称する』宝にも愚物にもなりかねない持ち物をどう転がしていくか、長いシリーズが楽しみになる。生後とは主観が多いものであるし、既にこの回でも登場したクラークらという愚物、そしてヒール アーヴィング。
ドラマに出てくるエレノアとはほぼ別人格と言ってもいい彼女の複雑な立場と境遇、心象・・この回で捜査陣から消えたわけが解った。 -
上巻の後半から一気に引き込まれて読んじゃいました。
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ハリー・ボッシュシリーズ第一弾。ベトナム戦争の後遺症を持つ一匹狼の刑事が辿り着く結末は意外な結果となり、ボッシュの心はブラック・エコーが響き続ける。良くできた作品です。