ファントム〈下〉 (扶桑社ミステリー)

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制作 : Susan Kay  北条 元子 
  • 扶桑社 (1994年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594015398

ファントム〈下〉 (扶桑社ミステリー)の感想・レビュー・書評

  • 「オペラ座の怪人」の主人公、ファントムの一生を丁寧に描いたお話。
    パロディになるんですかね。
    もうこれが本編でいいんじゃないかと思います。
    今までぼやっとしたオペラ座の怪人像が、はっきりしたというのか。
    すごく人間味を持って感じられました。

    訳も素晴らしくて、すごく読み易かったです。
    翻訳モノすんげー苦手だったんだけど、この作品のおかげで苦手意識が薄れました。
    訳が上手い人の本を探せば、楽しめる洋書はちゃんとあるのねー。

  • 下巻はいよいよオペラ座らしくなってきます。
    クリスティーヌとの恋の部分ですが、原作よりも心理描写が多いので、怪人がどんなに純粋にクリスティーヌを愛していたかが痛いほど伝わってきます。
    ラウルの方が悪く見えてしまうほど、怪人びいきになっています。
    結末も原作と少し違ったものになっていて、痛みを抱えるようなラストになっています。
    原作よりも怪人という存在、そして恋の部分にスポットを当てた作品です。
    文章に引き込まれていくという点では、原作を超えていると思います。
    怪人ファンにとっては満足のいく作品です。

  • 言葉は不要な気もするのですが、オペラ座が好きで、怪人「エリック」に幸せになって貰いたいと願った方ならば、一読の価値があると思います。
    是非。

  • 一度でもファントムの恋の成就を祈ったおぼえのある人は必読の書。

  • ファントム好きにはたまらない小説。原作や映画の間をきれいに補完していると思う。ファントムのしぐさが美しい!

  • '97.3読了。
    訳がとても読みやすい。ルルーの原作を元にオペラ座にたどり着くまでのファントムと、その死後のクリスティーヌとラウルの話。原作を読まずに劇団四季の「オペラ座の怪人」を観て、何度観ても舞台の結末に少々不満を覚える私にとっては、この本は大満足。

  • とても面白かった!
    ヒロインであるクリスティーヌが出てくるのが下巻の後半からとかなり遅いのですが、クリスティーヌが出てきてからは読むのが止まらなくなり、一気に読みました。
    全般に言えることですが、エリックの所作の美しさには惚れ惚れします。そしてクリスティーヌに対し、一貫して紳士的な行動をとるエリックには胸を打たれました。

    私はファントム好きなのでこの小説に救われる思いでしたが、ラウルが好きな人にはあまりオススメしないかも。

  • エリックの悲しい愛の物語。。。

    原作や映画の謎だった所を、埋めてくれるものでした。



    エリックの痛みや悲しみ、葛藤を身近に感じる事ができました。

    読み終えた時、予想もしなかった切ない終わりに、私は呆然としてしまいました。


    エリックとクリスティーヌ、求めているものが同じだったからこそ、惹きつけ合い、愛が生まれたのだろう。。。




    『オペラ座の怪人』ファンは是非ご一読あれ。。。

  • オペラ座建設と、クリスティーヌに出会ってからのファントムの半生。
    愛されているのにもかかわらず、醜さの為に愛されないと思いこんでいるエリックが、蠱惑的に描かれている。
    ただ、『オペラ座の怪人』で面白いのは、光と闇、ラウルと怪人の対比でもあると私は思っていたので、そういう意味ではエリックに偏りすぎて、ラウルがあまりにも「弱い」と思われた。

  • ペルシャ編が好き。
    ラストは原作の方がいいかもしれない。
    あと、蜘蛛が殺せなくなった。

  • 映画や舞台にはあまり描かれてない、

    クリスティーヌとの心の交流が
    読んでてかなり救われました……

  • 著者あとがきに、ルルーのオペラ座の怪人は、エリックの最後の6ヶ月しか描かれていない、と。
    「オペラ座の怪人」だけでは、エリックの複雑な感情と、クリスティーヌの難解な気持ちは、全くと言っていいほど読み解くことは出来ず。それを元とした、ロイド・ウェイバーのミュージカルも、まだクリスティーヌのファントムとラウルの間(というか、一方の元においては一方のみしか見ていないから、厳密には間ではないけど)を揺れ動く気持ちが、分からなかったのだけど。
    ここまでで、エリックの生い立ち・人生を知り、未だ”音楽の天使”としてクリスティーヌと相対していた時の2人それぞれの思いとかをみて。
    それでも、クリスティーヌのエリックに対する気持ちは、難しかったけど。

    でも、恐れでも哀れみでも、恋愛でもなく。ただ本当の愛と言うか。クリスティーヌにとってエリックは、師であり父親であり保護者であり、恋人(!)であり。子供でもあった。
    というか、多分、いろいろ言葉とか感情では言い切れない。多分、マドレーヌだったんだと思う。母親として息子を愛してやれなかったかわりに、かわりと言ったらあんまりだけど、だからそれ以上の愛をあげたかった思いが引き継がれていた部分てあるのかなぁと。

    エリックにとってのクリスティーヌは、恋人でしかなかったとは思うのだけど、母親と同じように手に入らないものとか触れてはいけないものと思いながら、母親ほどには神聖視してなかったとは思う。けれども・・・
    でも、最後に、きっとクリスティーヌの思いも、母親の本当の思いもわかったというか。母の死の3日後にボッシュウィルに戻ったときに、多分、本当の思いを知ったんだろうけど、認められなかった思いを受け入れたんじゃあないかなと、思った。

    まぁ、ラウルがいちばん貧乏くじ引いたっちゃ引いたというんだろうけど、エリックが姿を消してから、本当に何かを理解した。というかね。やー。後のラウルはイイオトコだと思うよ。

  • 途中まで文句なく★5つだったのにラストが…。ファントム派だけど、これじゃラウルが可哀相すぎるよ。。とはいえ全体としては好きな作品。これ読んだ後、原作と映画を観直したらまたハマりそう。

  • 全体を通して、よく作られてるなーと思った。
    小道具を拾いながら話を膨らませているので、きちんと舞台版とリンクしてる。最終的に、あぁそうなるか!って結末で、これはこれとして楽しめるかな。
    読み終わったあと、映画が観たくなる。そしてその後さらにもう一度読み返したくなる、そんな作品。

  • 下巻でいよいよオペラ座の物語へ。
    個人的には上巻のほうがおもしろかったです。

  • 舞台や映画より、クリスティーヌのファントムへの愛が描かれていて良い!
    救われる。
    でも、いくらなんでもファントムは50なのに、奥手すぎ。いくら僻み根性とはいえ、紳士すぎるとはいえ、映画みたいにベッタベタとまでいかなくても、もう少し~!とモヤモヤさせられてしまう。クリスティーヌにキスを望むときぐらいは言葉で言ってほしかったな~。最後はラウルがピエロっぽくてかわいそう。

  • 本編を読むだけだとヒステリックな印象を受けるクリスティーヌの言動も、
    この作品を読むことによって奥行きができ、納得できる。他の登場人物しかり。
    本編ありきということは解っているけれど、これは本編よりも楽しめる良作。

    MVP:なし

  • いい。すごくいい。

    ガストン•ルルーの『オペラ座の怪人』を読むべきかどうか、ヒジョーに悩む。

  • ファントム派の私としては、
    こんなラストもありだなと思える作品でした!

  • 読んでよかった~

  • 「オペラ座の怪人」とはまるで違う、愛の終わり方をしている。

  • 北條元子 訳/2006.9.10 第12刷

  • 「オペラ座の怪人」の主人公、エリックの
    一生が詳しく書かれた本です。

    映画にはまって本まで買いました☆

  • そんなこんなでああいう事件を起す怪人・・。
    怪人の若干壊れた人間味がとても魅力的です。
    おもしろかったー

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ファントム〈下〉 (扶桑社ミステリー)の作品紹介

世界的な手品師として暮らした後、三十代半ばになったエリックは憧れのパリに乗り込み、オペラ座の新築工事を任されることになった。工事は十数年に及んだが、地上の生活に疲れた彼はオペラ座の地下深くに秘密のすみかを作り上げ、ようやく安住の地を得る。五十歳を前に体力も衰えると、になることを思いつき、科学知識を駆使したトリックで人々を震え上がらせた。が、そんなエリックを、新人歌手クリスティーヌとの運命の出会いが待ち受けていた。オペラの歌詞に託して壮大なスケールで語る愛の物語。

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