仮面の天使 (扶桑社ミステリー)

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制作 : Gloria Murphy  石川 順子 
  • 扶桑社 (1994年12月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594016265

仮面の天使 (扶桑社ミステリー)の感想・レビュー・書評

  • 内容は
    都会に住む弁護士夫妻が妻の妊娠を機に
    田舎のセカンドハウスでしばらく静養する。
    空き家だった期間に、とある少女が棲みついていたことが判明。
    妻は少女の生家の虐待話に同情するが
    この少女がとんでもない子であり……っつー話。

  • マンハッタンの自宅近くで若い男に襲われた身重のペイジ。その時は何事もなく済んだが、ペイジは妄想にとり憑かれ夫ジェイソンとの間も軋み始める。ストレスからの流産を恐れた二人は環境のいい郊外のセカンドハウスに越してくる。しかしその家の屋根裏部屋にはリリーという少女が潜んでいた。リリーの母親は惨い虐待を受け続けた挙句、乱暴な夫を鎌で惨殺して服役していたのだ。リリーの悲惨な過去に同情したペイジは、ジェイソンの反対を押し切ってリリーを引き取ることを決める。リリーは利発で気が利き、何よりとても美しかった。しかし、リリーは次第に美しい顔の下のおぞましい本性を少しずつ露にしていく……。

    簡単に言えば「恐るべき子供」テーマのサイコホラー。その意味では、この作品に登場する素材はそう珍しいものではない。リリーの邪悪な本性とは果たして何だったのか、それが多重人格とも憑依とも取れるという手法も、この類の作品ではお約束と言えるかも。ただし、著者が女性だけあり、妊娠中の不安定な心理状態や、それが原因となる夫との緊張状態、苛立ちといったものの描写は仔細に渡っている。男性読者である自分に取ってそれらは時に、リリー以上に薄気味悪いものに感じられた。

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