銀河鉄道の夜 (ますむら・ひろし賢治シリーズ)

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制作 : 原作 :宮沢 賢治 
  • 扶桑社 (1995年3月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594016982

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銀河鉄道の夜 (ますむら・ひろし賢治シリーズ)の感想・レビュー・書評

  • 宮沢賢治に興味ないであろう知り合いの男の子に貸してた漫画が帰ってきた。さっそく再読。
    幼い頃一番のお気に入りだったアタゴオルの作者、ますむらひろしによる漫画化だけあって、とても美しい。
    私としては、最終稿よりもブルカニロ博士編が好きだ。夜空の野原で星座を描く三角標、燃え続ける蠍の火、光をまとう十字架、そして天の川にぽっかり空いた孔・・・・・・。
    現実にはないものたちの描写に胸を打たれる。

  • 自分のなかにある宮澤賢治のリズムに合わない…と思いつつ読んでいたのですが、『ブルカニロ博士編』の石炭袋以降にぐいっと引き込まれました。

    もっと本をゆっくりと読める心持ちのときに手に取れば、また違った読み方ができるかもしれません。

    そして、あとがきが好きです。宮澤賢治に惹かれる心が触れ合う感じがしました。

  • 最終形と初期形の2編収録。後書きにあるように初期形が後に作られている。作者自身も思うところがあったらしく漫画の完成度は初期形の方が高いように思われる。

  • 銀河鉄道の夜は何度も読んでいるけど、関連のイベントを企画することになったので復習に。
    アニメーション映画のほうも観てみたい。

  • 最初は猫に違和感があるが何度も読んでいると気にならなくなる。全体的に硬質な印象がある絵(ざっくり…)。ブルカニロ博士篇と、文庫版あとがきが好き。「『銀河鉄道の夜』という作品のまわりには、あまりに化学的銀河がうろついて、目も醒めるような銀河写真がくっついてくる。そして『銀河鉄道の夜』=銀河写真という安易な映像パターンのなかで、《三角標》の燐光の画像は忘れられてしまう。」実地的な調査と想像力のバランスがすごいと思う。(2013.10.25)/尊敬する先生からいただいたもの。この人の作品を通じて、初期形を読めるのが、すごく幸せな気がする。(2006.11.5)

  • 高校生だったころ、大好きだった!
    ますむらひとしさんイラストのネコの映画「銀河鉄道の夜」
    この後、宮沢賢治の本を読みあさったなあ・・・懐かしい。

    この本は 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」のマンガ版、しかも最終形と初期形(ブルカロニ博士編)の二本立て。

  • あまりにも原作に忠実すぎて猫がかわいらしすぎて、そのギャップが狂気の部分に拍車をかけてる感じの本。全身全霊をかけて書いたんだろうなぁ。おかげで色んなものが滲み出過ぎている。

  • 初期系と最終系のツーパターン、原作に忠実です。原作は最終系しかまだ読めてないですが、初期系の画面の方がなんとなくグッときました。

  •  映画のもとになってる漫画だと思っていたので、読んでみたらけっこういろいろなものが変わっていて意外でした。
     とくにジョバンニとカンパネルラの顔、話の展開、途中でやってくる三人組、などなど……。映画との違いから制作者の意図を想像して楽しんでみたりしました。
     「銀河鉄道の夜」と「ブルカニロ博士編」を合わせて作ったのが、映画「銀河鉄道の夜」なんだろうか。
     漫画としても充分読み応えがあって、面白かったです。

  • ジョ、ジョバンニ…

  • 待望のますむらひろし版
    やっぱりジョバンニは猫じゃなきゃ!

  • 見事なまでに銀河鉄道の夜。
    ますむらひろしの描く不思議な世界と宮沢賢治の世界が見事に合ってます。
    僕の頭に描いていた銀河鉄道の夜の映像より、遥かに銀河鉄道の夜でした。

    何がすごいって、まるで研究者の如くに、宮沢賢治の世界を隅々研究していて、星のいちなどまで忠実なことです。
    このことにより、この話しがお盆の時期だったということが解った。という裏話しに、ぞっとしつつ、宮沢賢治の細かさやこだわり、隠された真実に衝撃をうけました。

    宮沢賢治作品を書いてから書かれた、アタゴオル玉手箱は作者自身も言ってましたが、既存だったはずのキャラクターが子供っぽくなってました。
    また、星街の話しなど、幻想的な話しも増えた気がします。

    そこまでどっぷり宮沢賢治に浸かれる人が描いたものですから、ますむらひろしファンだけでなく、宮沢賢治ファンも安心して読めると思います。

  • ますむらひろしの線が圧倒的で、原作の持つ静かで深い力強さを引き立てている。ブルカニロ版も収録。

  • 千葉などを舞台とした作品です。

  • 『鉄コン筋クリート』を観たら、何故か無性に読み返したくなって読んだ。

    「銀河鉄道」というネーミングはやっぱり素晴らしいよね。イマジネーションを刺激される。そして、登場人物を猫として描いているのが、小説の世界観と不思議なほどぴったり合っている。

    映画もオススメ。

  • 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』のコミカライズ。せりふ・ストーリー共に原作に忠実。人物は皆ネコになっていますが。初期形原稿の「ブルカニロ博士篇」のコミカライズも収録。すばらしいです。

  • ブルカニロ博士編の収録がうれしい。セカイとはこうやって成り立っている、と星を見ながら博士の言葉を思い出します。

  • 大好きです◎
    ますむらひろしさんのアタゴオルのシリーズが好きだけど銀河鉄道の夜も良い

  •  同名のアニメーション映画と同じく、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を漫画家ますむらひろし氏が漫画化した作品。
     人物を猫として描くことには映画の公開当時から賛否両論があった。
     でも僕はこれで良いと思う。
     ちょっとしたコマのすみの絵でもますむら氏は手を抜いていないからだ。
     賢治独特の言い回し、たとえば、「水素よりもすきとおって」いる銀河の水が「手首にぶつかって」「うつしい燐光をあげて、ちらちら燃える」なんていう表現を普通、漫画にできるだろうか? それをしてしまうんだからすごいではないか。原作への深い愛がなければとうていできない離れ業だ。
     同じ『銀河鉄道の夜』ファンとして、愛のある漫画化なら僕は評価する。

     そしてなにより猫。
     猫が好きで宮沢賢治のファンの僕はもうそれだけでおなかいっぱい。
     ねこぎんがー♪

  • ますむら・ひろしと宮沢 賢治のコラボです。

    これは、マンガとしては、かなり原作に忠実にかかれています。雰囲気や、言葉も、場面も、ものすごく注意してかかれている。
    まあ、わたしは、ますむら・ひろし贔屓なので、そう感じるのかもしれませんが。

    初期型の「銀河鉄道の夜」の方が、賢治の思っていること、メッセージをストレートに伝えているなぁとかわったり、だからこそ、賢治が、その「お説教」を「物語」として昇華していきたくて、推敲に推敲を重ねていたのだと感じたり、いろんな発見がありました。

    ますむら・ひろしの「星がない!」という話と、「お盆だった」という話は、特に、あんまり誰も指摘していないことだけど、ものすごく重要なことですよね。

    こうやって、いろいろな人に、読まれ込んでいくことは、とても意味のあることだと思います。

  • 漫画化・ますむらひろしが、宮沢賢治の世界観をしっかりと心得て、人物を猫のキャラクターで描くことにより、いっそう賢治の独特のファンタジックできららかな、それでいてどことなく物悲しい世界観を際立てている。猫である必然性は特にないのだが、猫であることがとてもよくマッチしていて、読みやすくわかりやすい。賢治の世界を完璧に絵に表現できる漫画化なんて彼くらいではないだろうか、銀河鉄道に限らず!

    文章を読むのはしんどいけど、という方にも、宮沢賢治大好きと言う方にも、等しくお勧めできる作品。

  • 賢治を知るきっかけになった本です。僕が最初に賢治の作品に触れたのは、ますむら氏のこの漫画だったのです

  • 原作者の宮沢賢治が、「銀河鉄道の夜」を
    何度も何度も書き直しを重ねた事を本作品の解説で知った。

    そして三次稿初期形と呼ばれるものは
    ブルカニロ博士って名前の「セロのような声で」
    少年達を銀河鉄道の旅に導く「黒い帽子の大人」の
    ナビゲーターが存在した事も。

    子供に童話として読ませる事も出来る反面、
    何度読んでも、作品の本質や作品のあちこちに
    無造作に散りばめられた作者の思想を完全に理解する事は、
    困難を窮めるであろう不思議な力を持つ物語
    「銀河鉄道の夜」。

    この作品は時に原作者宮沢賢治にとっても
    手に余る怪物となってしまったのではないだろうか。

    そんな時、ジョバンニに人としての生き方を説く
    ブルカニロ博士の存在は、悩める小説家の作品を
    書き進める助けとなったのかもしれない。

    死を間際にして書かれた四次稿最終形には
    ブルカニロ博士の姿は全く消えてしまうが、
    それは賢治が博士の助力なしでも、
    この作品に自分の思想を読者に伝える
    自信が生まれたからだと私は推測する。

    本作には「最終形」「初期形」共に収録されている。
    テレビなどを通じ、一度位は観た事がある人も
    多いのではないかと思うが、
    登場人物達が皆、猫となっている。

    違和感を覚える人達もいるかもしれないが、
    ますむら氏の書く猫の少年ジョバンニ、カムパネルラ達は、
    表情豊かで愛らしいし、人間ではなく猫の姿であるからこそ、
    この作品自体が持つ「不思議さ」や「神秘性」を、
    更に強く打ち出す事に成功したのだと思う。

    「最終形」となっていても、もし賢治が
    37歳の若さで早逝しなければ、まだまだこの作品には
    修正の手が加えられるはずだった。
    どのような作品に進化していったのだろうか。
    しかし、たとえ宮沢賢治が100歳まで生きたとしても、
    この作品は未完のままだったように私は思えるのである。

    完成しない永遠の名作「銀河鉄道の夜」。

  • ご存知、宮沢賢治先生の『銀河鉄道の夜』を『アタゴオル物語』の漫画家 ますむら・ひろし先生が登場人物を猫にして書いた漫画版。
    ブルカニロ博士篇も収録。

    ジョバンニの「ぼくはもうあの蠍のように…」の件からがとても切ないです
    でも、アニメの方がマンガよりすき。

  • やっぱり銀河鉄道の夜といえばますむらひろしさんでしょう!!可愛いくて大好きです。

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