グスコーブドリの伝記―猫の事務所・どんぐりと山猫 (ますむら・ひろし賢治シリーズ)

制作 : 原作 : 宮沢 賢治 
  • 扶桑社
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本棚登録 : 338
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594017781

感想・レビュー・書評

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  • ますむら賢治シリーズ。
    あたたかい…せつない…涙が止まらないから、
    決して人前で読んではいけません!

  • 可愛いけど嫉妬と哀しさが出ている猫の事務所が印象的。

  • ますむらひろしのコミック版はいい

  • ブドリの両親が家を出て行く描写と
    ネリをさらっていく人攫いの描写がなにげに怖い。

    前半のシビアな環境下の描写があるからこそ、
    ブドリが火山局の人間になり、窒素肥料を空から
    降らす景色がより美しいものに見えるのだと思う。

    「猫の事務所」は猫がかわいい。
    獅子の登場が突然すぎるけど
    登場して欲しいと思えた。

    「どんぐりと山猫」は山猫がかわいい。
    「出頭すべし」の文章を問題ないと答えたら
    一郎はもしかしたら次に手紙を貰えたとしても
    その後帰って来られなかったかもしれない。

  • 宮沢賢治の世界とますむらひろしの絵がマッチしてると思います.

  • グスコーブドリの伝記がアニメ化すると聞いて、内容を知らなかったので、ますむらひろし版のを読んでみました。

    猫の事務所の話が素敵だった。

  • 「グスコーブドリの伝記」は、元を読んだことがないです。
    イーハトーブの姿をものすごく良く伝えてくれるお話です。

    イーハトーブは、理想郷とかいわれているけれど、けっして、苦楽から解脱したところにある楽園ではなくて、自然は厳しくて、いろんな人が、それこそ悪人も、善人も、いる世界みたいです。

    なにが理想郷なのかというと、きっと、「自分が必要とされていること」であったり、「困難を越えるために、夢を叶えるためにがんばる」ことであったりするのかなぁと思います。
    どんなに、物質的に豊かになっていっても、本当のしあわせは、自分が心の中につくっていかない限り、訪れない。
    そういうお話なのかなぁ。

    「猫の事務所」は、かま猫のけなげさに泣いてしまいました。

  • 宮沢賢治の作品のビジュアル化、というキャッチにつられて買ってしまった。面白かったというより懐かしかった。

  • うっかり泣きそうになった。

著者プロフィール

1952年、山形県生まれ。1973年に「霧にむせぶ夜」が第5回手塚賞に準入選しデビュー。ヨネザアド大陸のアタゴオルという架空の土地を舞台にした代表作「アタゴオルシリーズ」をはじめ、ファンタジックで童話的な作風が特徴。1997年、第26回日本漫画家協会賞大賞受賞。一連の宮沢賢治作品の漫画化の業績が認められ、2001年には宮沢賢治学会より第11回イーハトーブ賞を贈られている。現在、「しんぶん赤旗」日曜版に『銀河鉄道の夜 四次稿編』を連載し、全4巻の予定で刊行中。

「2023年 『グスコーブドリの伝記――ますむらひろし賢治シリーズ③』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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