ザ・ポエット 下 (扶桑社ミステリー コ 7-9)

  • 扶桑社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594023645

感想・レビュー・書評

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  • 何も知らずに続編の方を先に読んでしまい、ネタバレしまくり状態だったのだが、それでも二転三転するストーリー展開に翻弄されまくった。様々な形で死に取り憑かれた登場人物達が、それぞれのやり方で自らの運命に立ち向かってゆく様に圧倒される。

  • 紙の本で。
    もうちょっと犯人の裏面をよみたかったが、一気読み。しかし、この犯人、知っていたはずだが、最後まできて、ああそうだったなという自身の記憶力に…

  • 最後に犯人が二転三転するのだけど、なんだかわかりくにかったなあ

  • 現代モノサスペンスであるあるの流れで事件は終章。だが、普通の作家じゃないマイクルの手腕を改めて観た思い。記者としてのキャリアがマカヴォイに投影されている事は無論、VSウォレンでのやり取りは経験がものを言うのだろう。

    井定まりの女性関係はボッシュシリーズと「類似」だがその先が仰天、凝っている。しかし、登場人物が多い、最後までこれ誰?という人物も幾人か。。
    人物紹介でトースンを「トーソン」と記してあり別人物かと思ったよ。

    心理作戦、練り上げたプロットは最後の最期まで真実が見えてこず、ポエットの正体も★マカヴォイ自身のシニニズム、妄想から引き起こされる誇大解釈の一人歩きは次なる事件でも引き摺るのか。

    明るいのはショーンのまだ見無赤ん坊・・同時に彼の中で蠢く「幽霊」の存在・・面白かった☆彡

  • 図書館の本 読了

    最初は読みにくかったのに、だんだん拍車がかかって下巻は一気に読んじゃった。
    エドガー・アラン・ポーの言葉がモティーフってザ・フォロイングのベース?とも思えるストーリー構成。
    面白かった。
    ジャックがライリーのそばに戻ることはないんだろうな。

    The poet by Micheal Connelly

  • ボッシュ贔屓だけど、これはこれで面白かったなぁ。

  • 現代ハードボイルドの旗手とされるマイクル・コナリーだが、本作や「わが心臓の痛み」を読んで感じるのは、純粋に「ミステリ(推理)」が好きな作家なのではないか、ということだった。二重、三重に捻りを加えた構成は極めて複雑で、〝どんでん返し職人〟ジェフリー・ディーヴァー並みの仕掛けを施している。ただ、真相に迫る謎解きが、更なるミスディレクションを含みつつ後半から終幕へ向けて一気に展開される為、ややツイストが効き過ぎて真犯人の動機が御座なり(敢えて伏せている)になってしまっている。

    主人公の新聞記者が、スクープに飢えつつも、「シニカル」な境地に陥り限界を感じており、作家への転身を夢見ているという設定に、著者自らの経験が垣間見えて興味深い。メイン・プロットは、場所を変えて頻発する子供を対象とした異常性愛者による殺しと、それを追う殺人課刑事が自殺を偽装されて次々と殺害されていくというもの。拳銃を咥えた刑事らがエドガー・アラン・ポーの詩を書き残したことから「詩人」と名付けられた殺人者が自滅し、一旦解決したかに見えながらも新たな疑惑を残し、特定されないままに終盤へと向かうプロットも見事だ。

    FBIの捜査の軸となるのはプロファイリングであり、物的証拠と犯罪心理学が合わさり真犯人へと迫っていく過程が本書の最大の見せ場といえる。ハードボイルドではないが、上質のサスペンスが味わえる一級品。

  • (上巻より)

    この長さを飽きさせず、もたれさせず、引っ張る力はさすが。
    犯人の影の薄さが気になるが、次の作品への布石なんだと思う。

    かろうじて、まだ読んでいない続編を
    早く読みたいものだ。

  • どうして殺す刑事を選んだのか、その前の殺人のいみは。最後は腑に落ちないとも多かった…。

  • 真犯人はわかりませんでしたよ。でも、ドンデン返しにはハマれませんでした。ちょっと残念。

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著者プロフィール

Michael Connelly:1956年生まれ。LAタイムズ元記者。代表作としてはボッシュ・シリーズ、リンカーン弁護士シリーズがあり、当代随一のストーリーテラー。

「2023年 『正義の弧(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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