長い夜の果てに (扶桑社ミステリー)

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制作 : Barbara Vine  榊 優子 
  • 扶桑社 (1998年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (583ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594024468

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長い夜の果てに (扶桑社ミステリー)の感想・レビュー・書評

  • 共感も同情もできない登場人物たち。驚愕のラスト(笑)。構成を変え、主人公の心情の変化がもっと丁寧に描かれていたら楽しめる作品になったかもしれない。

  • 最近のレンデルはずいぶん丸くなったように思うのは私だけだろうか。
    初期の頃はもっと辛らつだった。ウェクスフォード主任警部シリーズはなによりもその意地悪な人間描写が魅力のひとつだったと思う。
    ヴァイン名義でも『死との抱擁』や『階段の家』はそれなりに手厳しい人間観察があったと思うが、本作ではあまりそういうのは見られない。
    確かに主人公のティムに対してかなり厳しく描かれてるが、最後になぜそうなるのかを明かされると、少し拍子抜けになってしまう。
    そしてラストには正直驚かされた。レンデルの作品でこういう結末だったものはあっただろうか。悪くはないが、物足りない。
    いったいレンデルに何があったのか。その心境の変化が何よりも気になった作品だった。

  •  ルース・レンドルの別儀名の長編。同性愛の関係にあった恋人を、孤島に置き去りにした彼の元に、それを告発するような手紙が届き始める…。ずっと、彼の独白と言う形で進んでいく。が、後半、人が変わったところからが、さすがレンドルって感じだ。どんでん返しがすごい。
     解説にもあったけど、ヴァイン名義の作品は、恐怖感が確かに薄い気がした。レンドルの深い井戸の底を覗くような恐怖はない。おもしろかったけど…。

  • バーバラ・ヴァイン名義6作目。いまさらだけど、なぜせっかく別名義で書いているのに未だにバーバラ・ヴァイン(ルース・レンデル)と両方表記するんだろう?世の中には別名使って似たようなシリーズものを大量に書き散らす作家もいるってのに、両方表記しているのは見たことがないぞ。それにひきかえ、ヴァインとレンデルは、重厚な文体こそ見紛うべくもないが、その性格は別人二十八号だ。レンデルは緊張が高くスピード感がある。ヴァインの方は密やかで優雅で、少しセンチメンタルだ。レンデルを読むと人間て何てせこくておぞましくて神経症的で紙一重なんだろうと惨めな気持ちになり、ヴァインは怖くてちょっと悲しいけれど甘美な過去の悪夢を見ていた気持ちがする。
    ところで、この作品を読み終わると、なんだか物足りない。もうちょっと突き詰めてくれなくちゃ。主人公はもっと惨めに打ちひしがれて欲しい。一瞬にしてカタストロフィが訪れて欲しい。もっともっと読者の神経を追いつめて欲しい。恋愛は破滅に到らなくてはいけない。人間関係は複雑に煮詰まり、絡み合わなくてはいけない。なんのことはない、あたしはヴァインにレンデルを求めていたのだ。あたしが読みたかったのはレンデルの新作だったのだ。だから名前は両方表記しないでくれというのだ。

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