トランク・ミュージック 上 (扶桑社ミステリー コ 7-10)

  • 扶桑社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594025137

感想・レビュー・書評

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  • 前作「ラストコヨーテ」では休職させられてカウンセリングに通わせられて憤慨していた。今作では殺人課に復職、上司もビレッツ警部補というまともな人物に。
    事件はサクサク解決に向かいそうなのだが、途中でエレノアと再会する。
    さあ、ここから色々なことが起きるんだろうな。
    下巻楽しみ。


    ハリー・ボッシュが帰ってきた!ハリウッド・ボウルを真下に望む崖下の空き地に停められたロールスロイスのトランクに、男の射殺死体があった。「トランク・ミュージック」と呼ばれる、マフィアの手口だ。男の名はアントニー・N・アリーソ、映画のプロデューサーだ。どうやら、彼は犯罪組織の金を「洗濯する」仕事に関わっていたらしい。ボッシュは被害者が生前最後に訪れたラスヴェガスに飛ぶ。そこで彼が出会ったのは、あの『ナイトホークス』で別れた運命の女性、エレノア・ウィッシュだった。

  • ボッシュシリーズ5作目?今回はベガスが舞台。人間関係のスタートはスムーズなよう・・エドガー、キズミン、そしてビレッジ<何かと摩擦はあるみたいだけど>カジノでエレノアに遭遇!かつての職歴から離れ今はディーラーで荒稼ぎしている彼女・・きな臭い臭いが立ち込める。自ら「俺の写し絵」と呼ぶ彼女との展開が今作の焦点の一つ?

    ロス市警からいわば出張の形での捜査がぎくしゃくとしつつあるのも面白そう.でも一番臭うのはアリーソ夫人。
    排水口に有った光る小さな点・・アリーソのズボンの折口にあった同一物・・惹かれる。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    ハリー・ボッシュが帰ってきた!ハリウッド・ボウルを真下に望む崖下の空き地に停められたロールスロイスのトランクに、男の射殺死体があった。「トランク・ミュージック」と呼ばれる、マフィアの手口だ。男の名はアントニー・N・アリーソ、映画のプロデューサーだ。どうやら、彼は犯罪組織の金を「洗濯する」仕事に関わっていたらしい。ボッシュは被害者が生前最後に訪れたラスヴェガスに飛ぶ。そこで彼が出会ったのは、あの『ナイトホークス』で別れた運命の女性、エレノア・ウィッシュだった。

    感想は下巻で

    Trunk Music by Michael Connelly

  • 実際の出版では、これの直前に読んだ「ナイト・ホークス」とこの作品の間には、何作か書かれているのですが、私は「ナイト・ホークス」の直後にこの作品を読んだので、エレノア・ウィッシュが再び出てきているのには、驚くのと、興味を持ちました。ただ、前作の最後で、エレノアは逮捕されてしまっているので、既にFBI捜査官ではなく、また、ボッシュとのロマンティックな関係も終わっているのですけどね。

    まぁ、それはそれとして、一匹オオカミと言う評判のあるボッシュですが、今回は、チームを組んで捜査に当たっています。また、上司との関係も、それほど悪くないようですね。

    上巻では、事件解決へのとっかかりまで。上巻では、事件だけではなく、警察内部の魑魅魍魎とした暗部も垣間見たわけですが、それを踏まえて下巻ではどの様に解決されていくのか期待です。

  • ボッシュ贔屓だから、読めて幸せ。

  • ハリー・ボッシュ・シリーズ第5作。

    ボッシュは久しぶりに殺人課に復帰し、さっそく映画プロデューサーの殺人事件を捜査することになった。手がかりを求めて訪れたラスヴェガスで思いがけない人物と再会し……。

    一匹狼だったボッシュが、上司や仲間に助けられながら活動する姿が新鮮だった。前作で過去に向き合ったことでなにかがふっ切れたのかもしれない。終盤には嬉しい展開が♪

  • ハードボイルドだと思ってこのシリーズを読んできたが、
    どうも違ったらしい。
    主人公が結婚するなんて!
    ストーリー展開のために、主人公のキャラクター無視してません?
    確かに、意外な展開で、かつ意味のある行動でしたけど。

    (下巻に続く)

  • 12月01日読了。元彼女の登場にビックリした!

  • 過去を清算した前作で一区切りついたのか、本作品はシリーズして見ると第二章というか、新しい展開の印象がある。新しい上司、新しいチーム。現場復帰したことに喜びを見出し、エレノアとの再会もあって、オンオフともに充実しまくりのボッシュ──どうもイメージではない。でもこのスタイルでいくなら慣れるしかない。モヤモヤを払拭するだけの面白味ある事件ならばなおよかったのだが、それがそうでもないので一気読みというわけにはいかず。

    ショウビズとベガス。二流三流レベルの世界で儲けた金に群がる人間たちの間で事件は起こる。序盤までは面白かったのだが、舞台がベガスに移ったあたりからどことなく都合のいい展開が目につき始め、いい感じで集中できない。内部監査チームが乗り込んでくるところも無理っぽい。個人的には、お約束の立場逆転シーンをもってこなくても、ボッシュのイメージやスタイルに対する読者の印象は変わらないと思うのだが。

    とは言っても、これみなコナリーのハイレベルな筆力を踏まえての評価なので、ブツブツ文句を言ってもその水準は相変わらず素晴らしいのだ。

  • マイクル・コナリーの人気のボッシュのシリーズです。今回は、ラスベガスが舞台の中心になります。もともとハリウッド署という華やかなところにいるボッシュですが、以前は、暗い印象があったのですが、今回は映画化を意識しているかのような、派手な内容だなと思いました。

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著者プロフィール

Michael Connelly:1956年生まれ。LAタイムズ元記者。代表作としてはボッシュ・シリーズ、リンカーン弁護士シリーズがあり、当代随一のストーリーテラー。

「2023年 『正義の弧(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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