狩りのとき〈下〉 (扶桑社ミステリー)

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制作 : Stephen Hunter  公手 成幸 
  • 扶桑社 (1999年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (499ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594027742

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狩りのとき〈下〉 (扶桑社ミステリー)の感想・レビュー・書評

  • 上巻はベトナム戦争の回顧録がメインだったが、下巻からは一転し、現代のアメリカが舞台。
    ボブ・スワガーは過去の戦争に未だにとらわれながらも妻・娘との生活を過ごしていた。
    そんなある日、自分が居合せていないときに妻と娘が狙撃される。間一髪、命は落とさずに済んだが。
    ボブは静かに怒り、狙撃手を独自に調査する。

    すると狙撃手は以前に相棒を狙撃したロシアの怪物、ソララトフであることがわかった。

    下巻はアクションもありますが、推理や謎解きが多いです。
    でも、伏線がちゃんと回収されてていい感じ。

  • ダニーが戦場に戻るきっかけとなる、ジュリーとのDCを舞台した物語、、、そして戦争を終えて戻ったボブ・リーとジュリーを襲う刺客、、またまた二転三転する謎解きと、スナイパー達の息を飲む緻密な戦いが!相変わらず夢中にさせられます。2015/5読了

  • 遂に因縁のスナイパー同士の戦いの火蓋が暁に染まる雪山を舞台に切って落とされる。眼下には、ターゲットとなっている妻が隠れる山小屋があり、一刻も猶予が許されない。スティーブ・ハンターならではの硬質な文章が読み手を引き付ける。

  • まさか下巻も中程まで進んでからソララトフの標的は別人だったと明かされるとは思いませんでした。さらに全て終わったと思わされた後での大暴露、どんでん返し。

    あぁ、面白かった。
    ボブ・リーのダニーへの友情、ジュリィへの思い、娘を大切にする姿…どれもが普通の人間らしく、時に戸惑い悩む姿はヴェトナムの英雄では無い彼を見せてくれ、ソララトフとの雪山での闘いや小さな糸口から謎を解くスマートさは彼の天賦の軍人としての才能を堪能させてくれました。

    このシリーズは泥臭くて格好良くて本当に大好きです。

  • 『極大射程』、『ブラックライト』でもちらっと触れていた、ベトナム戦争でのある事件の詳細がやっと語られる。

    上巻はダニーが主人公のような展開。彼の正義感やボブとの師弟関係など、読み応えはあるが、アプローチ部分が長すぎる(後々ここが重要になってくるのだが)のと、ベトナムでのパートがくどく感じたので、退屈のあまり飛ばし読みすることもしばしば。

    下巻に入ると一気に展開が加速する。背後に隠された策略と、それに迫るボブ。この辺りのプロセスはいつもわくわくしながら読んでしまう。事件の骨格が二転三転する時のハンドルさばきがスムーズなのは、読者にとって非常に有難い。

    そして大きな見どころは、スナイパー同士の攻防だろう。今までもボブを狙うスナイパーは登場してきたが、今回はレベルが違う感じ。静寂の中で相手を追い詰める狩りの緊張感は、本シリーズでしか味わえない醍醐味のひとつ。静と動のコントラストが抜群で、スローモーションで映像をイメージできる作者の描写もまた素晴らしい。

    クライマックスのインパクトが大きいので、ラストが余計ドタバタしてるように見えた。少ないスペースに詰め込んで、無理矢理押さえつけたような印象を持ってしまったのが残念だが、骨太の秀作シリーズという評価は変わらず。

  • ボブ・リー・スワガーシリーズ(最後?)
    敵のロシア人がなんだか切ないです。
    でもなんかブラックライトより面白くなかったです。
    なんでかわかんないけど。

  • この五つ星は「極大射程」に始まるスワガーシリーズに進呈。

    日本での紹介1作目は「ダーティホワイトボーイズ」だった。ミステリーランキングで評判がいいので買ってはいたけどさほど好みとは思わずほったらかしていた。何となく読んでこりゃ面白いと調べてみた書評サイト、よくぞまあ茶木さん「順番通りに読むべき」とすすめてくれた事よ!シリーズ1作目「極大射程」にひっくり返った。海兵隊のスナイパーが主人公?私には関係ないわと思いこんでいたお馬鹿さん。でもその時読まなかったおかげで本来の発表順で読めたことがこの上なくありがたい。

    主人公をはじめとする人物造型がすばらしい。時間が行き来する凝ったプロットなのに読みやすく、先へ先へと誘われる。読書の至福ってこういう事だよね。

    この最終作の解説者が書いていた、これは銃礼賛の書ではなく銃への挽歌だというくだりに深く頷いてしまった。「戦争」「軍隊」「銃」を書いてこれほどにフラットな(思想性を排した)まなざしをもてることに驚嘆した。

    登場人物が皆ストーリーのために存在しているのではない輝きを放っている。とりわけ本書のダニー・フェン、まぶしいほどの若さそのもの、第1作ですでに死んでいると知っているのに、息を詰めて運命への道を追ってしまう。シリーズを最初からもう1回読むのも楽しみ。まぎれもなく傑作。

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