1999年の梟の城

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  • 扶桑社 (1999年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594028008

1999年の梟の城の感想・レビュー・書評

  • 伊賀の忍者の話。
    これはハッピーエンドにはならないと思ったけれど、
    なってしまった。
    どちらかというとハッピーエンドが好きだから、別かまわないけれど。

    散々はらはらさせておいて、
    この結果はあまりにもあっさりというかんじ。
    でも決してこれが不満なわけではない。
    ハリウッド映画はこれでもか!と盛り上げて、
    興奮したままラストを迎える。
    もちろん海外の小説も。
    これは現代日本小説も同じだと思う。


    でも江戸時代の小説はそうは行かない。
    司馬遼太郎にしろ、藤沢周平にしろ、
    彼らが書いたのは、盛り上がるドラマチックな小説ではなくて、
    妙に寂しさが残る、どっちかというとすっきりしない小説だ。
    つまり、
    人間の世の中の無情さや、やりきれなさ、
    そういった中での人々の葛藤などを描く。
    小説は自分と関係のない世界ではなくて、
    小説は人間をあらわすものだった。
    そういう時代があったんだなぁ。

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1999年の梟の城はこんな本です

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