四丁目の夕日 (扶桑社文庫 や 4-1)

著者 :
  • 扶桑社
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本棚登録 : 401
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594028381

感想・レビュー・書評

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  • すげー

  • 後味が悪すぎる

  • このマンガが描かれた80年代半ばといえば、日本経済はバブルの入り口、世界史上まれに見る同質化社会が完成期~爛熟期に達しつつあったとされるころである。しかし、ここで描かれる世界は究極の「天国とウルトラ地獄」(ほぼ99%地獄側しか描かれないが)。
    「この世には2種類の人間、奉仕する人とされる人しかいない」なんていう台詞を財閥御曹司に吐かせてみたりするあたり、そもそも「平等幻想」を逆手に取ったリアリズムなのか。
    あとがきで根本敬に「ハンパじゃないな」と言わしめる嗜虐趣味全開の作品世界の中で、あえていえば、犯罪者の処遇という点で20年という歳月を感じてしまう。

  • 古本屋で見つけて、懐かしくなって購入。

    秀才だった学生「たけし」が、徐々にどん底におちていく話。

    母親は怪我で全身大火傷、父親は就業中の事故で他界し、借金の返済に追われてゴミみたいなアパートで兄弟を養う。
    数年後には精神を病み、自分が辿るはずだったレールと、現況との乖離に何かを感じて虚ろな目をするようになり、近所のじいさんの奇行に家族を殺されて仕返し、手当たり次第にナタで道行く人を手にかける。

    最終的には精神異常で無罪の判決を受けるも、病院での治療を義務づけられて社会復帰は50歳。
    それでも、それは「たけし」にとって第2のスタートだと結ぶ。

    たどり着く先がとんでもないどん底で、読むのはしんどい。
    向き合うのにエネルギーがいる漫画。

    読了後もすっきり感なんて皆無だし、重い。
    だけどまぁそれでも。物語の終わり方にはどこかしらグッとくるところがある。

    人によっては救いになるのかもしれないなぁ、と。

  • 「なんだよテメエは、中卒だろ?
     「気持はわかります」だあ?
     いったいテメエに何がわかるってんだよ、中卒のテメエによう。
     えっ? 言ってみろよ。」

  • これを読んでいない経営者とは団交拒否じゃい!

  • サイコーだったな。青春時代のバイブル。

  • 所々にギャグ漫画のような変な軽さがちりばめられているのですが、内容は真逆で悲惨そのもので、作者が挿入するこの軽さが逆に薄気味悪く感じました。

    読むと色んな意味で、狂気を感じます。

  • うへあ

  • 気持ち悪いです。

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