昭和ミステリ秘宝 火の接吻―キス・オブ・ファイア (扶桑社文庫)

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著者 : 戸川昌子
  • 扶桑社 (2000年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594030278

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昭和ミステリ秘宝 火の接吻―キス・オブ・ファイア (扶桑社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 圧巻。凄いの一言。
    そりゃあ、伏線がどうとか多少の齟齬とか強引な展開とかトンデモ設定とか、言い出せばきりがないけど、
    「こまけぇこたぁいいんだよ!!」
    ひれ伏せざるを得ない、昭和の秘宝でした。

    二十六年前の火災による焼死事件は、三人の幼稚園児による火遊びが原因と思われた。
    そして現在。連続放火事件が発生。
    それは次第に殺人事件へと発展していく。

    現在の事象が『消防士』『刑事』『放火魔』という項目で、三者の視点で語られていきます。いま何が起こっているのか何となくは解っていても、まさに『煙に巻かれた』感じで全貌がつかめません。そして『ライオン女』が登場したあたりで雲行きが怪しくなってきます。

    ライオン女、火を吹く蝙蝠男...その他妖しいアイテムやキーワードに魔法にかけられたように幻惑されます。でも決してファンタジーではありません。

    後半、そうであろうと思われた事は次々に裏切られ、「そうだったの!」も次々に裏切られ、もう何を信じていいのか解らない。
    そういう意味では作者戸川昌子さんは本当に魔法使いだったのかもしれません。

  • 連続放火事件という出来事を縦軸に3人の幼馴染の視点から書かれたそれぞれの物語が読者を混乱させる。罠に掛かる消防士、真実を追う刑事、追い詰められ行く放火魔の語りから事件の真相と考えられるものが次第に見えてくる。ただこれの本当に凄いところはその真相が最後に次々にひっくり返されていくところ。章が変わるどころかページをめくるごとにくるくる見える形が変わっていく様はもう何がなんだか。

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昭和ミステリ秘宝 火の接吻―キス・オブ・ファイア (扶桑社文庫)の作品紹介

洋画家宅から出火し、療養中だった画家が逃げ遅れて焼死した。出火の原因は三人の幼稚園児たちの火遊びによるものと思われた。それから二十六年、きまって五のつく日に現れる放火魔、後を追う刑事、パトロールを続ける消防員、三人は意外な形で再会をとげることになる。やがて殺人事件が起こるが、その裏には-。「Kiss of Fire」として翻訳され世界各国でベストセラーとなりながら、国内では入手困難となっていた幻の傑作、ついに文庫化。

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