四年後の夏 (扶桑社ミステリー)

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制作 : Patricia Carlon  田中 一江 
  • 扶桑社 (2000年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594030469

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四年後の夏 (扶桑社ミステリー)の感想・レビュー・書評

  • 「ささやく壁」がなかなか面白かったので、評判のいいこちらも古書で購入。
    4年前の夏に起きた殺人事件、犯人と思われる2人の少女の証言は食い違い、事件は迷宮入りしてしまう。
    どちらが嘘をついているのか。
    少女たちの一人称で旅をリアルタイムに綴る記述と、事件後の調査資料とが交互に挿入され、「何が起きたのか」を辿っていく構成。
    最終的に何が起きるか分かっているのに、少女達が些細なことから段々と身動きとれない状況に陥っていく様に読んでいてハラハラした。
    結局どちらが嘘をついていたのか、という点とその理由については、なるほどなという感想。
    ミステリではないし、まあ納得はできるので問題はない。
    それよりも2人の少女の描写が巧いので、彼女達が追い詰められていくまでの筋書きを楽しむ方がふさわしい作品。

  • 夏休みに出会った少女二人がヒッチハイクの旅をする中で、
    とんでもない事件を引き起こし、喜劇のような悲劇の連鎖が起こり
    そして依頼主の兄が殺される。
    容疑者は二人の少女のどちらかなのに、その証拠がつかめない。
    最後には探偵が犯人をあぶりだすんだけど、
    突然沸いて出てきたかのような事実に驚いた。
    真実がわかったところで誰も救われず、皮肉な結末に苦笑いするしかない。

  •  4年前に兄を殺された妹が、その真相を探る話。容疑者はヒッチハイクをしていた2人の少女で、どちらかが嘘をついている。語る人によって、微妙にもしくは正反対に姿を変える人物像は、まるで芥川の「藪の中」だ。ともあれ、カーロンは普通の人がちょっとしたきっかけで、巻き込まれていくっていうサスペンスを書かせると上手い。
     オーストラリアを舞台にしている効果が、上手くでてるよな。

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