- Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594031008
感想・レビュー・書評
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2017年3月29日
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毛沢東を巡る中国の歴史を秘話という形で纏めたドキュメンタリー。前半第一部は毛沢東の死去と四人組逮捕の実情。第二部は遡る事10年前の文化大革命と劉少奇の失脚。第三部は更に遡り毛沢東が文化大革命という第二革命を決意するに至った経緯を記す。歴史の史実の裏側に潜む真実を新聞記者ならではの視点にて切り崩す。圧倒されます。後半も期待。
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上巻では、中国共産党主席、毛沢東の死去に続く未亡人の江青ら四人組の逮捕と、その十年前に毛沢東が発動したプロレタリア文化大革命の熱狂と劉少奇の失脚を描く。今まで語られることのなかった四人組逮捕の裏側まで、細部に迫った問題作。
「過ちより、功績の方がずっと多い」──中国共産党内では現在そう認識されている毛沢東だが、彼の発動した文化大革命によって名指しで公然と批判された党幹部や「ブルジョワ階級」に属する人々はつるし上げられ、迫害、虐待を様々に受け、ついにはいのちまで絶たれる事態が後を絶たなかった。
当時の中国の実情をリアルに感じることができるが、内容からは思わず目をそむけたくなる描写も多々ある。しかし、中国という国をもっと深く知るためには、避けては通れない作品だと思う。 -
これも大学の課題のために読みました、が上・中・下3部だったので上だけで挫折しました・・・。
上は毛沢東秘録という名前の割には毛沢東がすでに亡くなっている所から始まっていて少しびっくりしました。
毛沢東が亡くなった後、中国の情勢がどう動いていったのか、色々細かく書いてありました。
でも、全体的に難しく、授業の一環でなければすぐに投げ出していたと思います・・・。
毛沢東が亡くなり、その裏で四人組と呼ばれる人たちが権力を手に入れるべく手を尽くし、
粛清等独裁的なことをしていたのだが、次第に敵対勢力が現れ、一転囚われの身になるのをあらわした1部
ようやく毛沢東が出てきて、毛沢東の起こした文化大革命について細かく書いてある2部
修正主義との対立、劉少奇の壮絶な死などとても暗い話でした。
今まで読んだものと違い、本当に起こったことなのでやはり内容的にとても重かったです。