アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉 (扶桑社文庫 え 2-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594033255

作品紹介・あらすじ

人と人の輪や自然との調和を大切にして、慎み深く暮らしてきたアメリカ・インディアン。彼らは、あるときは物語に託し、あるときは素朴な生き方そのものを通して、その叡智を継承してきた。本書は、アメリカ在住の日本人女性が部族の長老や賢者たちに教えを請い、交流のなかで直接伝授された、そうした智恵の数々をまとめたものである。

感想・レビュー・書評

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  • インディアンが好き

    アフリカが好き

    アボリジニが好き

    ポリネシアが好き

    なぜが祖先や太古の風を感じさせるものが
    気になる

    尊敬して柱とする人たちは
    私にとって今を生きる人々ではなく
    こうして叡智を残していった偉人たちだ

    松木正氏やジョセフブルチャック氏のインディアンの知恵や伝承を収めた本はいくつか持っているけれど

    リアルに生きる人の体験談というより
    その用語解説だと思った

    それらの本に出てくる意味が
    より深く、鮮明に分かってくる

    彼らの言葉は
    まるでコンパスだ

    海の波に漂いながら
    ぐるぐると廻りやがて一つの方角を示す

    教えてほしければ待つしかないのだ
    信頼し、手放し、委ね、認めて、
    謙虚な気持ちで、その時を待つしかないのだ

    急いでも見えない
    焦れば見落とす

    不安の声に耳を傾けず
    より深い場所から囁き声さえ聞こえないかもしれない
    その透明な光の筋を 信じるような

    その後私はスピリチュアル系にはまるけれど
    やっぱりルーツはここだと思った。

    「インディアン」という名前があるだけで
    ついつい目で追ってしまう

    ――
    求めてもいい
    しかし執着してはいけない

    求める者は道を見出し
    執着したものは 道を見失うものだ

    ――
    揺らぎ続け
    変わり続ける

    今をより確かに生きる
    指針が欲しい

    その針は
    どこかの本や映画のセリフや誰かの言葉に
    あるのではなく、
    自分の胸にあるのだと
    信じることから 

    ――始めよう。

  • 様々な部族の言葉やしきたりから自然への畏怖、畏敬の念が感じられた。私たちは忘れかけているかも知れないが、自然の力の前に私たちは無力であることを感じさせられることも多い。便利さばかりを追求するのではなく、多少効率が悪くても自然を守ることを重視すべき時期に来ているように思う。私たちは自然の力、環境を借りているような感覚をもつ必要があるのではないだろうか。

  • 昔の日本人も、自然のすべてに神々を見て、信心深く、先祖を敬い、お互いを助け合って生活していたので、何となく懐かしいような、感じを受けました。私が悪いことした時、親から「お天道様が見ているよ」と言われた事を思い出しました。読み返すたびに、新たな気づきがあり、この本に出会ったのも、深い意味があると感じました。

  • 私の前を歩くな、
    私が従うとは限らない。
    私の後ろを歩くな、
    私が導くとは限らない。
    私と共に歩け、
    私たちはひとつなのだから。
    (ソーク族の格言)

  • すごく読みやすくて頭にすっと入ってきます。

  • ニューヨーク在住のエリコ・ロウさんの1999年の著作を文庫化したもの。

    アメリカ・インディアンに伝えられる叡智を、全13章に分けて解説した内容です。
    各章、アメリカ・インディアンの叡智の言葉をいくつかと、アメリカ・インディアンの伝説を一つ、最後にエリコさんの体験談や解説が書かれる、という構成になっています。

    最後の第13.章に配置された、ヘヨカという存在、この本で初めて知りました。
    このヘヨカ、という存在、タロットカードで言うところの、ナンバー0のTHE FOOLにちょっと似てますかね。
    笑いもメディスンである、という概念が、最後の章で説明されるという構成が素晴らしい。
    この概念を最後に置くことで、この作品の読後感が、晴れやかで軽やかなものになっていますよ。

  • 邪念が起こったときなど、自分を浄化してニュートラルに戻すのにちょうどいい本。
    アメリカインディアンの伝統的なモノの見方、考え方などをストーリーと偉人の言葉の構成で、一つ一つ解説してくれています。
    モヤモヤそたときに、パッとページを開いて、そのページの意味するところ読んだりするのにも、とても役立ちます。

  • いつも引き出しにそっとおいてある一冊。
    つらいとき、たまたま開いたページを読む。
    すると、不思議と元気が沸いてくる。

  • シンプルに感じて生きるべきか。

  • 日記の傾向が強い。焦点がやや自分中心になってる。インディアンの言葉じたいは意味深い。

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著者プロフィール

在米ジャーナリスト、著作家、翻訳家。バイオ・エネルギー・トレーナー。長年にわたり取材と実践で世界の伝統療法を学び、ドクター・ニダの直伝でユトク・ニンティク修行中。著書には『キラキラ輝く人になる』(ナチュラル・スピリット)、『アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉』、(扶桑社)、『死んだ後には続きがあるのか』(扶桑社)など、訳書には『ワン・スピリット・メディスン』(アルベルト・ヴィロルド著、ナチュラル・スピリット)、『悟りはあなたの脳をどのように変えるのか』(アンドリュー・ニューバーグ著、ナチュラル・スピリット)などがある。

「2021年 『カルマムードラ:至福のヨーガ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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