初稿・刺青殺人事件―昭和ミステリ秘宝 (扶桑社文庫)

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著者 : 高木彬光
  • 扶桑社 (2002年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594034030

初稿・刺青殺人事件―昭和ミステリ秘宝 (扶桑社文庫)の感想・レビュー・書評

  • イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387168201.html)
    (収録作品)白雪姫/影なき女/鼠の贄/原子病患者/妖婦の宿/初稿・刺青殺人事件

  • 140207読了。11冊目。
    神津さんの名探偵っぷりを読みたくて、人形はなぜ、の次に読んでみた。
    今回は切れ味鋭くきちんと名探偵だった。
    しかしこの本は初稿。
    新装版はかなり手が加えられているらしい。
    そちらも読みたい。

  • 十種類近く文庫本が出てるのには驚かされる

  • もう何度目か回数がわからないんですが再読。密室トリックだけかと思いきや、アリバイ崩しモノでもあったのねーと。囲碁と将棋を使った心理分析なんて、神津さん、かっこ良いですね。
    (再読のたびにすっかり犯人を忘れている自分のへっぽこ記憶力に感心。ミステリの解決編を読む喜びを何度でも楽しめるので良いんですけど!)

  • 表題作、初稿・刺青殺人事件含む6編の中短篇集。
    初出の雑誌宝石別冊でしか読めなかった初稿版が、収められています。巻末に、江戸川乱歩氏の解説、著者のエッセイ、それとは別に本巻の解説(と、云うか著作・著者研究)もあるという、まるで作家研究書のような一冊です。
    妖婦の宿は、ショートショートのような読後感。鮎川哲也の[達也が嗤う]と同じように、探偵作家クラブの犯人当てコンテストに出された一作だそうですが、流石、面白かったです。

  • 高木先生のデビュ-作です。
    名探偵、神津恭介です。
    主人公の松下研三は刺青競艶会で不気味な大蛇丸の刺青を背負った妖艶な美女に出会い、そして、事件に巻き込まれていきます。
    本書で衝撃的なのは死体のシーンです。
    密室における浴槽の胴体がないバラバラ死体には身震いを感じてしまいます。
    本書は耽美な世界が素晴らしいミステリです。

  • 改稿版が未読なのでなんとも言えないが、オリジナル版だけで充分面白い。分量が増えると、ゆるゆるの展開を危惧してしまう。『処女作にはその作家の全てがつまっている』とはよく言ったものだと思う。なるほど。本作品の後で『人形はなぜ殺される』を読むと、この作家をリピートしたくなるのは本格ファンなら自然な流れか? しかし読み終えてみるに、密室トリックや真犯人など、必ずしも拍手喝采というわけにはいかない。そもそも密室トリックは前菜のようなもので、メーンディッシュがその後に控えているのだが…。そのメーンディッシュにしても、じっくり食してみれば美味とは言えないのかもしれない。実に地味で綱渡り的な要素を含んでいる。にも関わらずここまで面白く感じたのは、刺青という妖気的なムードが作品全体をねっとりと包んでいるからなのだろう。似たようなオチはいくつかあるが、本作品はまさにコロンブスの卵。それを処女作品でやってのけた作者にはやはり拍手を送ろう。

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初稿・刺青殺人事件―昭和ミステリ秘宝 (扶桑社文庫)はこんな本です

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