最も危険な場所 上 (扶桑社ミステリー ハ 19-10)

  • 扶桑社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594035716

作品紹介・あらすじ

1951年、州警察巡査部長アール・スワガーの親友サム・ヴィンセントはある人物の消息調査の仕事を引き受けた。サムが調査に赴いたのはミシシッピ州ティーブズという黒人町。そこにある有色人種用の刑務農場は、一度入ったら生きて帰れないと黒人犯罪者のあいだで噂されている所だった。到着早々、彼は地元保安官に不当逮捕される。だが、後からやって来たアールの助けでサムは脱出に成功した。一方、あとに残ったアールの方が追手に捕まり、看守と囚人の双方から凄絶な暴行を受けることになった。

感想・レビュー・書評

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  • アール・スワガー第二弾!

  • 思わず一気読みでした。

  • アール・スワガーシリーズ第2弾。舞台は、1951年の人種差別が色濃く残るミシシッピ州の奥地にある有色人種用の刑務農場。2015/9読了。

  • サムの弁護士事務所に同業者から持ち込まれた案件は人種差別の激しいミシシッピ州の寂れた町に住む筈の黒人男性の消息調査。
    現地でトラブルに巻き込まれたサムを救うためにアールが赴き、サムを救出する代わりにアールが捕まり有色人種用の刑務農場へ収監され…と言った流れでした。

    アールは相変わらずタフ。囚人と看守とに絶え間無く暴力を受けながらも冷静。『棺桶』や延々と続く労働ではかなり弱気になりながらも何とか命を繋ぎ、自分を襲撃した囚人を助けるために処置を施したりと人間らしい面と『英雄』らしい面が次々と出てきました。

    刑務農場も何だかかなり胡散臭い実験がありそうだったりと下巻の展開が楽しみです。
    きっとアールの積もった怒りが炸裂するのでしょうね。

  • 父ちゃんっっっっっ!

  • アール・スワガーの第二弾。地獄の黙示録とランボー2を見ているような感じ
    だった。アールはとにかくタフ、の一言に尽きる。今回のバックストーリーは
    黒人差別、細菌兵器の開発などだが、もうそんなことよりも上巻でどれだけ怒
    りが蓄積して、下巻の最後にドバッと弾けるかだ。
    サムとアールが利用されまくりなのは、ちょっと気の毒だが。

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著者プロフィール

Stephen Hunter
スティーヴン・ハンター

1946年ミズーリ州カンザスシティ生まれ。
68年ノースウェスタン大学卒業。
71年ボルティモア・サン紙に入社。
書評担当などを経て映画批評担当になる。
96年ワシントン・ポスト紙に転じ、
映画批評部門のチーフとなる。
2003年ピューリッツアー賞(批評部門)を受賞。

「2022年 『囚われのスナイパー(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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