ニューヨーク底辺物語: NYでホームレスとして生活した日本人が見て感じたありのままのアメリカ
- イタショー (2002年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594037307
感想・レビュー・書評
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すいません著者です。
自分の本を登録してくれている人がいたことに、まず、驚き。
レビューを書いてくれている人までがいるとは。
元気に生きています。
今も、ニューヨークで。
屋根と壁のある所で。
もちろん床もあります。
ほんとうにありがとう!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後まで NY のホームレス事情が淡々と書かれていたので、このまままとめに入るのかと思いきや、乞食という社会の底辺を体験することによって話は急展開する。「アタタカイ・ハート」を持つ人たちと触れ合えたのだ。
最近の活動を調べてみるとブログ中心みたい。
ぼやきTV http://www.youtube.com/user/boyakitv
ニューヨーク狂人日記 http://ameblo.jp/seikiny/ -
一つの紙コップを人との接点として使い、「ヒト」の素晴らしさに気づいたホームレス。
食べるために空き缶を集めるのではない。 ドラッグを買うために、酒を買うために空き缶を集める、一時は空き缶王と呼ばれたこともあった。
空き缶を換金したその帰りにはドラックを買う。食糧は慈善団体からタダでもらう。
そんなドラッグ漬けのホームレス生活を脱出するべく立ち上がる決心をしたきっかけは、著者の人生の底辺である乞食にまで身を落としたことにあった。
紙コップを前に置き、ただ座っているだけで人がお金を入れてくれる。
お金は生きていくには充分過ぎるほどあった。
しかし、このお金をドラックに注ぎ込む気にはなれなかった。
過去6年間のホームレス生活の実態をタイトルとは裏腹に、明るい、 まるで同級生と思い出を語り合うかの様な口調で語る。お金の稼ぎ方から、ホームレス仲間の話や切実なトイレの悩みにいたるまで。
過去の辛かった経験を明るく語れるときというのは、希望を胸に秘めているときだ。未来に期待している証拠である。ドラックを止め、ホームレスだった6年を肥やしにこれからを生きようとする著者の文章からは自信と力強い命を感じる。 -
ホームレスでドラッグ漬け。まさに底辺を味わった日本人のその生活と、関わった人々、アメリカの現状が描かれた本。とても明るく口語のように書かれているので読みやすかった。アメリカはホームレスに対してもサポートするシステムが確立されていて驚いた。さすが。
彼が底辺の底辺に自ら踏み入れた時、ドラッグを止める決心をした。その理由がかっこよかった。 -
アメリカはやっぱり自由の国だ
たぶん -
ニューヨークにてホームレス体験者本人による本。見方が変わります。
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物価のクソ高いニューヨークでアウトドアですよ!「やればできる」の見本ですけど、できればやりたくないです。ほら、いるじゃん。面白い(もしくはカッコイイor尊敬する)けど真似したくない人。それだよそれ。