殺人の代償 (扶桑社ミステリー)

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  • 扶桑社 (2003年9月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594042066

殺人の代償 (扶桑社ミステリー)の感想・レビュー・書評

  • どこか古めかしくも、正統派のサスペンス。ペーパーバックの王者と称される著者の1958年の作品というから、古めかしく感じるのは当たり前か。

    弁護士のチャーリーは秘書ローラと不倫関係になり、ローラとの恋路の邪魔になった妻のコーラの殺害を計画するのだが…まるで、昔のサスペンスドラマのような展開と予想もしない結末が…

    古き良き時代のサスペンスにはどこか寓話めいたところがある。

  • 久々の海外ノワール。さくっと読めますが、イマイチ決め手にかける気が。オチはよかったと思いますが。
    ノワールってオチのつけ方が難しいと思うんですよ。主人公が犯罪者である場合がほとんどなので、最後生き残らせるのも都合がよすぎるし、殺してしまうのも安易すぎるしで。その点、この作品のラストはなかなかよかったんじゃないかと。詳しくは書けませんけどね。

  • もう一人のジム・トンプスン。
    そう評されているのを見て血眼で捜して読んだんですが、確かに面白かった。
    主人公の冷酷さも、説明されるのではなく行間から時々顔を出してぞくっとさせる。
    ただ、トンプスンの名前を出して語るのではよくよくの狂気がないといけないなと思いました。
    単品で読んだら凄く面白いのに、あの混迷を期待してしまうと返って良くない。
    このラストですら、救いがまだあるように思ってしまう。

    和歌山旅行中に読了
    2008/11/22

  • ペイパーバックの王者と称される作者が、20年余りに及ぶ作家生活で書いた150篇あまりの作品の中で最初に翻訳されたもの。
    とにかく面白かった。
    妻の資産のおかげで若くして地位を築いた弁護士が、秘書と恋に落ち、妻の殺害を思い立つ。弁護士ならではの知識と頭脳とコネで巧妙な完全殺人が行われたはずだったのだが…。
    という辺りで、あとは警察と犯人の駆け引きになるものだと思っていたら、そんな期待は粉々に砕けちる展開が待っていた。
    よく練られたプロット。余計なものを一切省いた流れはスピーディーで、あれよあれよと言う間に思いもかけなかった結末にたどり着く。
    ここで結末を書くほど無粋ではないけれど、すかっとして、ちょっと怖くなるような読後感があったことだけ記しておく。

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