わたしがアリスを殺した理由 (扶桑社文庫)

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  • 扶桑社 (2004年4月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594046408

わたしがアリスを殺した理由 (扶桑社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 私とアリスと彼女とあなた。

    途中途中の嫌悪感に耐えて読み終わると、しばらくして吐き気が。
    グロテスクな描写等はあるものの気分を害す程ではないと思う。
    それなのになぜ吐き気がするのか…
    読んでしまった記憶を消してしまいたい。
    オススメはしない。

  • めまいを感じる文体や、語り手のうろんな視点、嫌悪感を引き寄せる話題、どれも味わいがあるのですが…それらをトータルでみたときに、ぼくの苦手な味わいになっていました。
    面白さを味わえなかった自分が、残念。

  • 「わたし」「彼女」「あなた」など、主語がころころ変わるので最初は混乱したが、その内慣れた。
    途中何回か吐き気がした。
    文章の書き方、選ぶ単語が一々生々しい。
    ペドや殺人、近親相姦、ホモセクシュアルのオンパレード。
    「わたし」が何故アリスを殺したのか。
    この本の中には、明確な答えは書かれていない。
    でもなんとなく、わかるような気がする。
    寝る前に読んだので、しばらく鬱々として眠れなかった。
    かなり人を選ぶ本だが、読む価値はあると思う。

  • 独白体で読まされちゃうと正直「うへぇ」と思うような部分もある。
    (人の死ぬミステリやサスペンスが普通に読める、寧ろ好きな方も、この作品では生々しいのとか味とか匂いとか想像して気持ち悪くなる可能性があるので、ご注意)
    しかし、何不自由なく暮らし、狩る側としてあらわれたかに見えた〈彼女〉の一連の体験が、老いた〈わたし〉の殻の下に潜っていた過去の思いを引きずり出す…という構図は巧みだし、〈彼女〉と家族との会話、かさぶたのくだりなど、一見静かなシーンの描写が秀逸だと思った。また、シークエンスを繰り返している箇所は、めまいがするような映像的な感覚で読めて、面白かった。
    この作品をイイって言うのはかなりアレな私でも躊躇うが(笑)ショッキングなだけ、えぐいだけの話ではなく、語り手がステレオタイプを超えて個人になっていくところが好きだな。

  • 少女惨殺の罪で23年の獄中生活を送る「わたし」に送られてくる1通の手紙。それは<彼女>が少年を誘惑する詳細が綴られている。そしてそれによって次第に狂わされていく「わたし」…。

    前半は、一体誰の視点で書かれているのかすごくわかりにくくて、混乱した。中盤から、すごく面白くて、「わたし」のトラウマがだんだん明確になってくるあたりはとてもよかった。
    が、後半は…。
    結局<彼女>の意味が中途半端だったように思う。

  • ペドフィリア。少女を惨殺し23年間刑務所に服役している少女愛者の男と少年愛者の女子大学生との文通。
    現実と過去と妄想が混在してて読みにくい本だった。殺した理由も釈然としない。またタイトルに騙された。今度は表紙にもだ。

  • ケッチャムが翻訳されなくなってから幾星霜……
    (平積みだけは最近よく見かけるけど)
    その寂しさを紛らわせるために、手に取ったのが本書。

    「二十数年間服役している〈わたし〉。
    彼の元には、その犯した罪の特異さ故に、毎日手紙が届く。
    しかし、彼が文通しているのはただ一人〈彼女〉だけ。
    〈彼女〉は大学二年生。
    〈彼女〉は12歳くらいの少年が好きで、毎日のように物色しており、
    ついに機会をとらえ、彼と少年と接触する。
    〈彼女〉からの手紙。
    〈わたし〉の読者への語りかけ。
    〈わたし〉の回想。
    〈わたし〉の刑務所での生活。
    〈わたし〉の妄想。
    それが切れ目なく続き、なんともねっとりと淀んだ空気を作りだしている。
    果たして、〈わたし〉が犯した罪とはなんなのか?
    そして、〈彼女〉は?」

    ロリ、ショタ、ホモ、近親相姦。
    半歩ずれたら、フランス書院な感じもするけど、
    エロいと言うよりキモい。
    かなり生理的嫌悪感を催す。
    万人向けじゃない。
    解説読むと、幼児虐待問題への問題提起らしいんだけど、
    それなら、ケッチャムの『オンリーチャイルド』の方が強烈。

    ちなみに、表紙はかなり素晴らしい思う。

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