日本解体―「真相箱」に見るアメリカGHQの洗脳工作

  • 27人登録
  • 3.50評価
    • (0)
    • (2)
    • (2)
    • (0)
    • (0)
  • 3レビュー
著者 : 保坂正康
  • 扶桑社 (2004年9月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594047948

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
マーク・ピーター...
イアン・エアーズ
有効な右矢印 無効な右矢印

日本解体―「真相箱」に見るアメリカGHQの洗脳工作の感想・レビュー・書評

  • まず、この本を読み終えて感じたことは、最近の中東での戦争・テロでのことでした。
    湾岸戦争から始まり、9・11を経てイラク戦争などでのアメリカのイラク占領や撤退のやり方を見て、日本の敗戦時の時の占領政策と比較して、とても同じ国の占領政策とは思われない程に杜撰な感じがしました。
    特に、今話題のイスラム国については、イラクの旧フセイン体制で政権を担っていた政治家・軍人・公務員などが、イラクでの居場所は失った結果、イスラム国の中核を担っている、と言われています。

    本題に戻り、この本では、アメリカ(GHQ)が日本の占領政策に関して、彼らが如何に考え抜き、巧妙に実行したかがよく分かる。
    「真相箱」というのは、アメリカの占領政策の2大柱(非軍事化と民主化)の一環として始められた日本国民への啓蒙ラジオ番組(昭和20年12月9日~21年12月4日に放送)で、後に本として出版されている。

    アメリカが日本に対して何を最も不安に思ったかといえば、「何故こんな無謀な戦争を始めたのか」「こんな異常な選択はない。勝つわけがないのに何故戦うのか」ということだった。
    結局、アメリカが考えたのは、日本の国家を自分たちと同じような形にするとうことだった。アメリカの占領政策が骨格として掲げていた方針は日本の国家解体であり、そしてこの問題の核心は個々の国民の内にあると見ていた。
    アメリカは大日本帝国の諸制度、法体系の解体を次々に行っていったが、それと並行して、思考方式、思考内容について「占領状態」にしてしまおうという事が行われた。その結果世界でイギリスに次いでの親米国家が出来上がった・・・

    この思想改造政策の内容は本当に巧妙で、結果として日本の占領政策を成功(?)させ、今日に至っているわけだが、それに比べるとイラクでの占領政策は杜撰だし、そのことが今日の「イスラム国」の成立を招いたと言ってよいだろう。

    アメリカ一強時代が傲岸な態度を取らせ、今日の事態を招いたのか、あるいは本来アメリカ自体が内包している「正しい事をやれば、神の判定により成功する」というアメリカ・プラグマティズムが原因なのか、あるいはその両方なのかは分からないが、今日の中東情勢を見ていると、ウォール街の拝金主義と同様の狂ったアメリカを見ているような気がします。

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    文庫&新書百冊(佐藤優選)144
    戦争・歴史・天皇

全3件中 1 - 3件を表示

日本解体―「真相箱」に見るアメリカGHQの洗脳工作を本棚に登録しているひと

日本解体―「真相箱」に見るアメリカGHQの洗脳工作を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

日本解体―「真相箱」に見るアメリカGHQの洗脳工作を本棚に「積読」で登録しているひと

日本解体―「真相箱」に見るアメリカGHQの洗脳工作はこんな本です

ツイートする