サヨナラCOLOR

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著者 : 馬場当
  • 扶桑社 (2005年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594050177

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サヨナラCOLORの感想・レビュー・書評

  • 映画、見たいと思いつつ、なかなか見る機会なくて、先に本を読んでしまう。

    あぁー、もうすぐにでもDVDで見たい。

    ごてごてしてなくて良い感じだった。

  • 海を臨む病院に勤める医師、佐々木正平の元に子宮ガンを患った未知子が入院して来る。未知子は正平が高校時代に思い焦がれた初恋の人だった。


    佐々木正平はいい加減で、不真面目で、真っ直ぐな医師である。
    看護婦の尻を触り、居酒屋に愛人を持ち、援助交際までしている。
    そんな正平の元に、高校時代の憧れ、未知子が患者として入院して来る。

    “思い出してくれましたか、僕のこと”
    学園のマドンナであった未知子は、地味で目立たなかったササ菌こと佐々木正平のことなど覚えていなかった。

    大人の恋愛。最期の初恋と呼ぶべきかもしれない。
    ゆっくりと時間は流れ、正平はゆっくりと初恋をやり直していく。
    今ではストーカーと称されるかもしれない高校時代の正平の行動は純粋以外の何ものでもない。
    対して未知子はササ菌としての正平を思い出してはいるが、特別な感情など持っていない。結婚もしている。パリでの大恋愛の末にだ。

    到底叶わない。
    マドンナはマドンナで、ササ菌はササ菌。
    それでも異常なまでに純粋さを保っている正平に次第に惹かれていく未知子。

    作中の会話劇は滑稽で、どこか艶かしい。
    鳥の死骸が仲間たちに啄ばまれるように、正平も未知子に食べられたいと言い、未知子も食べちゃうと言う。
    残ったもののために捧げる命。究極の愛は自然の摂理。

    去っていくものの後から始まるものがある。

    残ったものを拾い、進むものがある。

    何も求めず、ただ去っていくのみ。

    年をとった男はただ身を捧げ、女はただただ少女に戻る。
    病院という舞台で繰り広げられ、命をテーマにしてはいるが、どこまでも純粋で古風な恋愛文学。悲劇ではあるが、悲しくはならなかった。


    馬場当、その他の著書

    ・復讐するは我にあり(脚本)
    ・豆腐屋の女房
    ・素敵な今晩わ(原作/脚本)

    などなど。

  • やさしくて他愛のない、人を想う気持ちが、こんなに簡単で
    むつかしいということを感じました。

    海辺の病院に勤める医師のもとに、子宮がんを患った患者が
    入院してくる。
    患者は、医師が高校時代から一途に想いを寄せたいた人。
    医師は診察の合間に、「僕のこと思い出しました?」と問うが、
    患者は全く思い出さない・・・
    そんなやりとりが、医師の現実の生活や、自身の体調などと絡めて
    ゆっくり進んでゆく。
    想いは、伝えなければ、いつまでも届かない。

    「さよならから はじまることが たくさんあるんだよ」
    映画につかわれた曲の歌詞ですが、静かに深く届き、
    忘れられない作品となる。

    監督 竹中直人
    主演 竹中直人、原田知世
    2004年

  • 静かにそれぞれに絡まる。
    映画、見てみたいなぁ。

  • 永積タカシによる同名曲によって影響を受け、竹中直人が映画化をした作品。
    独特な文体で描かれた作品で、静かで清い印象を得た。
    一途な医師である正平の純粋な意志が次第に未知子の悩みを取り除いていく過程が非常に心に響いてくる。非常に曲にあった作品だと思う。

  • 竹中直人さん主演で映画化してるそうです* しずかななかの・せつなさとあまずっぱさ!

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