象の背中

著者 :
  • 産経新聞出版
3.42
  • (22)
  • (43)
  • (79)
  • (7)
  • (7)
本棚登録 : 280
感想 : 67
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594050566

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 泣けるけどなんとなく男性目線の話だなーって思った。

  • 人間である限り必ず訪れる死をどう向き合うか。

    個人的には非常に理想的な死に方だと思う。


    所々にAKBヲタなら聞いたことがある言葉が出てくる。

    AKBヲタの人は探してみてください(笑)

  • 余命半年の命と宣告された男の残りの生き方、自分だったらどしただろうか。

  • 最後はやはりうるっと来てしまいました。
    正直、中盤までは、これは男性の願望を形にしたようなかんじがして、男性のほうが感情移入できる内容なのではないかと思う部分もありました。
    個人的にはスイカを食べている時の長兄の一言が、私の言いたかったことを代弁してくれていてすっきりしました。
    なかなか毎日の中で、1日1日に重要性を持たせるのは難しいですが、意識だけでも変えて生きたいと改めて思うきっかけになりました。

  • 物語と分かっていながら、主人公がどうにも身勝手に思えて、読んでいてムカムカするほどでした。物語に入り込んだともいえるので、その点では、力のある作品なのかも、、、。

  • 死期を意識することが生の充実につながる

  • 私がもし余命半年と宣告を受けたら何ができるだろう、と考えた。たいしたこともできないまま期限がきちゃうんだろうな。
    もし自分の夫があと数ヶ月で死んでしまうとしたら、美和子みたいにしっかり支えたいと思った。

    ====すき焼きの割り下(いつか挑戦したい)====
    1. 利尻昆布10グラムを、濡らしてかたく絞ったふきんで拭いて、水1リットルにつけて30分おく。
    2. 火にかけ、沸騰してきたら、火を弱め中火で3~4分煮立てる。アクを丁寧にとる。
    3. 別の鍋にみりん2合を入れて沸騰させ、半分まで煮詰める。
    4. 日本酒大さじ2、砂糖140グラム、濃口醤油2合、昆布だし1合をいれ、ひと煮立ちさせたら出来上がり。

  • もし、余命が半年しか残っていなければ、大事にしなくてはならないことを最優先するんじゃないかな。
    今やっている『どうでもいいかもしれないこと』と『大事なこと』をいつも天秤にかけてなるべく誠実に生きて死にたいと思わせる本でした。
    秋元康氏やるぅ。

  • 末期癌であることを告げられてからの余生を描く。
    人は常に死ぬことを意識しながら生きるべきなのだと感じた。それだけで世界は違って見えるのだと。
    生きることは自分を思うことであり、死ぬことは周りの人間を思うことであることを本書を通じて学んだ気がする。

  • 医者から余命半年と宣告されたごく普通のサラリーマン、藤山幸弘。
    藤山は延命治療を拒否し、残りの人生を「やりたいこと」に費やすことにした。彼の「やりたいこと」とは、関わった人たちに直接会って”遺書”を渡すこと。

    自分と関わった人たちと出会い、過去を振り返ることによって、「自分の人生とは何か」に気付いていく藤山。
    果たして彼は、最後に何を思うのだろうか。
    ---------------------------------------------
    もし自分が癌で余命半年と宣告されたら何を思うだろう?と考えてしまった。何十年も会っていない人に、伝えたくて伝えられなかったメッセージを伝える、なんて、できるだろうか?

    僕にもそういう人はいる。そういう人を探してお別れを言ってまわるなんて、できるかなあ?
    こういうことは何も言わずにお墓にもって行くべきこと考えていたので、ちょっとコペルニクス的な衝撃を受けました。

    「自分の醜いところもみんな、家族なら受け入れてくれるに違いない」と何もかも家族に素直にさらけ出すって、ちょっと身勝手すぎじゃない?と鼻につく場面もあったが、後に残された家族にいい想い出を残してあげたいと思う気持ちとの対立軸もきちんと議論されていた。
    よい死に方とは一体何なのか?という事をまじめに見つめていた点は評価したい。

    圧巻なのはホスピスの事を実によく描けている事。
    僕も死んだ事はないのでよくはわからないが、
    死ぬとはこういうことなのか、とわかるような気がした。
    そして僕の好きな一節、ホスピスの医者を評して
    ”「この人は医師になるために生まれてきた人だ」
    と思った。天職に出会えた人間のみが持つ、
    独特の自信のようなものがある。”
    患者さんが「この医者についていこう」という
    目を僕にする時がごくたまにありますが、
    それってこういう時なのかなあ、と思いました。
    秋元康の人間ウオッチング、なかなかです。

    井坂聡監督、役所広司・今井美樹主演で映画化されています。

全67件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

音楽プロデューサー、作詞家、放送作家。AKB48グループや坂道グループのプロデューサーとしてそのほとんどの曲の作詞を手掛ける。また2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事を勤める。
美空ひばり生前最後のシングル「川の流れのように」を作詞。

「2020年 『あれから』 で使われていた紹介文から引用しています。」

秋元康の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×