本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594050566
感想・レビュー・書評
-
肺がんで余命半年と宣告された48歳のサラリーマン藤山幸弘。
妻にどう伝えるか、17歳の娘、20歳の息子には。余生をどう生きるか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ナンデスカ!この我侭勝手な男はッ!?<BR>
死ぬカラって何でも許されると思ったら大間違いですヨ。<BR>
本人的には理想の死でしょう。ですが残された人への思いやりがなさ過ぎる気がスル。<BR>
と、怒りながらも最後は泣くワタクシ。<BR>
一家のお父サンが死んじゃうのは悲しい。当たり前過ぎる位当たり前だ。 -
何の気なしに受けた診断で、末期ガンで余命半年と宣告される。
一斉の延命治療を拒否した彼は限られた日々をどう過ごすか?
もし自分が余命半年と突然宣告されたら、どうするか考えさせられる作品でもあった。
しかし、理解ある妻・しっかりした息子・可愛い娘と、まるでテレビドラマに出てくる理想的な家族に加え、愛人までもが、現在の状況を軽く受け止め、普通なら修羅場の1つもありそうなのに、淡々とし過ぎていて、ちょっと出来過ぎな気がする。
誰にも訪れる「死」ではあるが、これは男性の理想の「死の迎え方の1つ」なのだろう。
もし私がこの妻の立場であるならば、こんなに肝要ではいられない気がする。
泣ける作品という触れ込みだが、リリー・フランキーの「東京タワー」の方がグっと来た。