男の子を伸ばす母親は、ここが違う!

著者 :
  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594051358

感想・レビュー・書評

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  • 女の子編がすごく良かったので、息子がいるしこちらも読んでみた。

    ・「オチンチン力」ってキャッチーな言葉で綴っているとこはインパクトがあって面白いと思った。

    ・「男の子はチョロチョロしててもいい、それこそが大事なんだ、勉強は中2あたりからがっつり始めたらいい」という内容で、そこはまあ納得できた。

    ・でも、「小便をする時に立ってさせろ、その的を射る力こそが大事なんだ」って辺りを読むと、何だか適当で尤もらしいことばかり言ってるなあと感じてしまった。

    まあ、自己啓発本なのでそんなものだろうと思う。
    女の子編の方が内容がマトモだった気がする。

  • 女性には厳しく感じる本かもしれませんが、自分の子供であろうと、男と女は違う発想で生きているということが書かれている。
    その違いを受け入れ、認め合い、お互いがのびのびと過ごせるようにした方がいい。
    著者の本は、柔軟性のある論理的な内容で、女性も男性も読んでいて面白く感じると思う。

    メモ:
    ・バカとは知識量の問題ではない
    ・バカとは自分の愚かな点を自覚しない者のこと
    ・判断力とは「物事を客観的に比較検討し、情報を収集して総合的に判断を下す」能力
    ・「感受性」と「判断力」の両方を持つことが、真の意味での ”賢さ”
    ・自由になろうとする ”主体性” がなければ、自由は得られません。
    ・いつまでも自分の本当にやりたいことは何か、自分がずっとやり続けたいことは何かと問いかけていかなければならない
    ・多くの人の信頼を得て、社会に貢献できる人間
    ・豊かな人生とは、高い偏差値を持っていることではなく、たくさんの楽しみを持っていること
    ・頭がいいとは、何か問題が起きたとき、素早く対処法を思いつけるひらめきや柔軟な発想力、豊かな造詣の深さに裏づけされた教養

    「男の子はおしっこをするとき、それをどこへ向かってするかという判断をします。同時に自らの手でそれを支えて出したい方向に確実に用を足そうとします。ここには、意思が働きます。
    おしっこは男の子の自己コントロールの根本なのです。」

  • 自分の子供が大きくなった時、「調べてごらん」がうまく言えたらいいなと思いました。
    自分は父親なのに間違えてこの本を読んでしまいました。現在同じシリーズの「父親編」を読み終えました。こちらも良かったです。

  • 男の子は十分にチョロチョロさせる気になった。
    好奇心を潰さないように、自ら行動して経験を積めるように環境を整えるべきである。
    感情的に叱るのは効果がなく、きちんと理屈を元にさとすのがよい。

    美しいものに感動する心と見知らぬ人を思いやる心を育むべきである。

  • 男の子は小さいころに遊んだ経験があるほど成功しやすい。
    オチンチン力といって、チョロチョロしたり、余計な事をする力を伸ばすことで自主自立、創造性、行動力を持った男の子を育てる!


    #男の子の学習能力#
    ■小さい頃に充分に遊んだ経験
    ⇒ ゲームではなく自然や友達と遊んだ
    ⇒ 発見や創造、コミュニケーション力
    ⇒ 勉強は14歳からでよい(漢字や計算の基礎は除く)

    ■学校は期待できない
    ⇒ 必要以上なことはしてくれない

    ■好きな教科を伸ばす
    ⇒ イヤなことは苦痛になる
    ⇒ 好きな事が伸びれば自信になる
    ⇒ 苦手な教科にも取り組める

    ■国語力
    ⇒ 作文で伸ばすことができる(自由に書かせる)
    ⇒ 書けないときは書かせる前にじっくり話を聞くと細部まで思い出せる

    ■集中力
    ⇒ 一度入り込んだら周りの音が聞こえないぐらい
    ⇒ ヘッドホンで音を消すのはよくない(逃げている)
    ⇒ 逆に静かすぎると小さな物音を気にするようになる
    ⇒ 適度な音がある環境がよい(テレビなどは消す)

    ■習い事が多いと管理されてしまい無気力になる


    #男の子について#
    ■理屈っぽくしかる
    ⇒ いくら怒っても「何で怒ってるんだろう」と理由がわからないから
    ⇒ 女の子は「ママが怒ったからしてはいけないこと」と考える

    ■男の子をおこるとき
    ⇒ 怒りよりも冷たさ、無視、薄いリアクションだとひびくことも

    ■最近の女の子の理想の結婚相手
    ⇒ 経済力のある男よりも家庭的な男
    ⇒ 手伝いをしてもらう

    ■男はカラダで学習
    ⇒ 言われてもわからない
    ⇒ 友達とケンカをしてても危険なことにならなければ放っておく
    ⇒ そこで友達とのつき合い方、痛い想いを学ぶことができる

    ■男の子はうろちょろするもの
    ⇒ 厳しく叱って矯正しない
    ⇒ 好奇心がなくなり無気力になることもある

    ■オモロイことを見つける力
    ⇒ 女性はきちっと決められたことをこなすことができる
    ⇒ 男の子は結果を気にせず好きな事をしたり、先に行動したりする
    例)花壇を作る時、女の子は間隔をあけてきれいになるように作るが、
    男の子は、池を作ったり、タネを同じ場所に集中させてりする
    結果として、花が集中したおもしろいものができたりもする

    ■子どもがあやまったとき
    ⇒ 何やってんの!と怒ると言い訳するようになる
    ⇒ わざとじゃないんだからいいよ。と謝ったことを肯定する
    ⇒ 親も悪いことをしてしまったら適当に謝らずしっかりと子どもに謝ること!!

    ■男の子が1人っ子の場合
    ⇒ ママの力がその子に集中する
    ⇒ でも、ママは男という生き物が理解できてないので大変なことになるケースがある
    ⇒ 男の子はぼんやりしているので過干渉になりがち
    ⇒ 乱暴なことはNG、エロ本もNG
    ⇒ マザコン

  • とにかく、オチンチン力!
    風に吹けば揺れるし、散る性質のオチンチン!
    じっとしていることができないのは、オチンチンが暴れるよう命令するから。
    12〜14歳ごろまでのチョロチョロ時代に、できるだけ遊ばせて、美しいものに触れされることが大事! 思春期になればチョロチョロはおさまり、自分から勉強を始める、そのときに学習環境を整えてあげること。

    トイレを汚せば自分で拭かせること。
    オチンチンをコントロールさせることを学ばせる。

    体験を通してしか学べないので、危ないことをしてしまう。
    叱るのは感情ではなく、理屈を言ってきかせる。

    国語力はだいじ。楽しいことがあったときに、お父さんへ手紙を書くなど、作文させる。
    音読は男の子は恥ずかしく、いかに早く読めるかなどとあそびに走ってしまうが、ゆっくり「てにをは」に気をつけて音読させること。

    習い事などで、ママ友の情報を鵜呑みにしない。何が向いてるかは、人それぞれだし、成功体験しか話さないので参考にならない。

    物知りだからといって、なんでもパパに聞くのはよくない。好奇心が広がるよう、調べさせるなどして、本当に身につくよつにする。

  • 著者ご自身の育児経験から得た知恵を書かれたものです。エピソード集ではなく、改めるべきポイントが綴られています。タイトルを見て図書館で飛びついて借りましたが、期待外れでした。いわゆるイクメンであったかもしれませんが、ママがするような育児はされてこなかった方の言い分だと思いました。

    本を読んで分かったことは、
    ●タイトルの「伸ばす」とは、知能面が主であり、情緒面などは触れられてません。片手落ちです。
    ●男の子と女の子の思考回路は全く違い、ダメと言えば何となく分かる女の子に対して、理屈を説明し納得させないと分かったにならない男の子ということでした。
    ●他人に流されない子供でない限り、塾より家庭教師がベター。とは言え、ご本人はプロ家庭教師ですから。。
    それ以外は、各論含め多くがダメ本の部類だと思います。「〜だと考えていませんか?それは違いますよ。子供は〜考えています。」、「〜なんて言ってませんか。それでは子供には伝わりません。」の繰り返しです。対処法が書いていないので読む利益が薄いです。したがって、この本を手に取るママには不適切な言い回しばかりだと思いました。
    多くのセクションで最もらしいことを書かれていますが説得力に欠けています。例えば、「東大神話」の崩壊:今や東大に入っても…と書かれていますが、著者ご自身は慶應大学のご卒業です。十分な高学歴ではありますが、他者が言うと負け犬の…です。

  • 男の子は子供時代に十分に遊ばせろ、という考え方はいいと思ったが、
    東大生、東大卒はダメな男の代表というのが繰り返し書かれていて、不快だった。
    東大生の何を知っているというのだろう?
    私の周りの東大卒は魅力的な人もいるのに。
    ちなみに、私は東大ではありません。

  • 子供時代はいっぱい遊び、美しいものに触れ、豊かな経験を積み、多くの人と触れ合い、成長してからはたくさんの興味を持つべき。
    おちんちん力を伸ばせる母親になりたいな。

  • 一見当たり前のことのようだけど、見失いがちなことが具体的に示されていて、読みやすかった。男の子はなぜ余計なことやくだらないことばかりするのか?の謎が解けました。

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著者プロフィール

1957年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒。教育環境設定コンサルタント。学生時代にバイトで始めた家庭教師が天職となる。奇跡の合格と学力不振解決を続々成功させ、「カリスマ家庭教師」とも呼ばれる。専門は国語記述解答と小論文指導であるが、音読法、作文法、暗算術など数多くの学習法や能力向上メソッドを開発。最近は、焚火教育とリベラルアーツの実践に力を入れている。講演は「マシンガントーク」と評される。『男の子を伸ばす母親はここが違う!』『超音読法』(扶桑社)、『中学入試国語選択ウラのウラ』(主婦の友社)など著書多数。

「2013年 『必殺 センター古文』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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