誘惑のシーク (扶桑社ロマンス メ 3-1)

  • 扶桑社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594052126

感想・レビュー・書評

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  • 砂漠のシークものが大好きで、何か面白い本がないかと探していたところ、本書に出逢いました。

    ベルベル族の族長の娘ザラがモロッコのスルタンに仕えるシーク、ジャマールに攫われたところから話は始まります。
    スルタンの前に捕虜として連行されたザラは反抗的態度ゆえに処刑されるところ、ジャマールに救われ、彼の奴隷としてハーレムで仕えることになりました。
    最初はシークに猛烈な敵意を燃やしていたザラですが、次第に凜々しく果敢ながら本当は優しいジャマールに惹かれてゆきます。またジャマールもザラにひとめ惚れでした。

    相思相愛だと判ってからも、様々な障害が二人に降りかかります。
    最後は安心のハッピーエンドとなるも、ザラは慣れ親しんだ生まれ故郷、灼熱の国を離れ、スルタンから逃れるためにジャマールと彼の母の故国であるイギリスに渡ることになりました。
    ちょっと気になるのは、主役の二人の心理描写を丁寧に描いているにも拘わらず、最後の最後でジャマールの母侯爵夫人の夫、つまりジャマールの父を殺したのがザラの父ユセフだという衝撃の事実がいきなり明らかになったことです。
    それで侯爵夫人が最初はザラを夫の敵として受け入れられないというのですが、何かいきなりすぎるような気が、、、
    ジャマールにしてもザラが仇の娘だと知っていれば、二人が恋に落ちる設定がそうすんなりといかなくるから、「知らない」ことにしたのは判るのですが、この辺り、ちょっと出来すぎているかなと思いました。

    ですが、とにかく面白い。
    読み出したら止まらなくなるという評判はまさに真実で、そのとおりでした!
    分厚い本にも拘わらず、最後まで少しも飽きることになく読めました。
    日常を忘れてシークと砂漠のロマンスに耽りたい人にはお勧めの作品です。
    それにしても、砂漠のシークでなおかつ母親がイギリス人貴族の混血、シークにしてイギリスに戻れば伯爵か公爵といったイケメン御曹司ーというのは、割と多い設定なのだなと改めて思い至りました。
    砂漠の国でも、イギリスでも二カ国、二つの国のプリンスの肩書きを持つヒーロー。
    初めて読む設定の作品ではないけれど、余計にわくわく感と期待感が増すような気がします。

  • Original title:Sheik.
    Author:Connie Mason

    Maroc古代先住民族Berber王女とMarocの一領地を治めるJamalの話です。
    ドイツの血が濃い為この大陸の人とは思えない程、白い肌と金の髪の彼女が、王女の身分から捕らわれ奴隷扱いとなる展開の落差に惹き込まれました。
    その中で紆余曲折で少しずつ育まれる愛情にも感動します。

    父がMaroc人、母がEngland貴族であるJamalは、他のMaroc男性とは違い紳士的な態度が時折あり、其処に段々惹かれて行きます。

  • シークヒーローx部族長の娘ヒロイン

    ヒロインに一目ぼれでメロメロで
    ヒロインの為に何度もプライドを捻じ曲げて尽くしてる、
    完全にタイプのヒーローなのになぜモヤモヤするのか。
    それはきっとNo.1じゃないからだ。
    ヒーローの住んでいた世界ではスルタンがゆるぎない王者で
    それは仕方の無いことなんだけれど
    それでも私はロマンスの世界でどうにもならない序列を見たくないんだな。
    なおかつヒーローが紳士杉。
    シークが「お嬢さん」「雌狐さん」とか言うの想像できないん。
    そして前半、ヒロインが頑な過ぎてイライラ。
    おまけに訳が直接過ぎてあまり好きじゃない。

    あと最後の義母との件は蛇足じゃないだろうか。
    逃げきってめでたしでいいじゃないか。

  • ベルベル人の族長の娘ザラと混血のシーク・ジャマール。
    ロマンスとしては思い切った異色のカップルで、ラストに新天地を求めイギリスに渡るなど、ストーリー展開も他に類をみない。

    何度も読みたいとは思わないが、一度読んだら強烈に記憶に残る作品。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3328.html

  • シークだけど英国貴族 x 強情ベルベル娘 うっかり2回読んでしまった。 無念・・・。 コニーだからおもしろいけど1度でいい。

  • モロッコ国王の側近・シークヒーロー(母親が英国人のため性格は紳士)×山賊ベルベル族の王女・女戦士ヒロイン

    17世紀モロッコが舞台の敵同士の愛
    前半、ヒロインが誇り高い女戦士というより強情なお嬢さん(口ばっかりで言動も賢くなく、結局はヒーローに守ってもらって痛い目にも合わない)で、かつ陥落も早いためストレスがつのるも、後半からの怒涛のストーリー展開に力技で納得させられた(どーでもよくなった)。
    頭は空っぽにして、細かいことを気にしないで読むのが吉。

    あとHOTなシーンでヒロインが「アラーに栄光あれ!」って喘ぐのには、ぶっ飛んだ(笑)

  • レビューがよかったので購入してみた。
    シークが男前でかっこよくてドキドキする。なによりも、あちらこちらに香油の良い香りが漂っていて、どんな匂いだろうと想像すると癒される。夜にアロマを焚きながら読むと効果抜群じゃないかなぁ。オアシスに建つアラブの宮殿。咲き乱れる草花と湖、プール。素敵な香りのする香油。行きたくなる。
    強引だけど男前でセクシーで一途(?)なシーク。男も惚れるような勇敢ぶり。
    シークがかっこよすぎるせいもあるのか、ヒロインが好きになれなかった。口が悪く自分のことしか考えていなくて思いやりゼロ。負けた身分にも関わらず優遇され命まで助けてもらっているのに、それをありがたく思うどころか反感して罵る始末。自分と家族の利益だけを考えて、自分がそれをしたら優遇してくれたシークがどうなろうと構わないといった考えに、前半はイライラしっぱなしで、こんなヒロイン捨ててしまえ、と思った。
    それを除けば、ストーリーの展開も波乱万丈で飽きることなく常にハラハラできる。始終かっこよく魅力的すぎるシークのセクシーな誘惑が続いているのでエロさも抜群。それに加えて宮殿の魅力に翻弄されること間違いなし。
    ★5つけたいけれど、ヒロインが好き慣れなかったので-1で。

  • え、エロい…そして裏表紙にある、原本の表紙デザインにどん引き…。
    彼をヒーローと思いたくない。。
    1回はまま楽しく読める。

  • 購入済み

    内容(「BOOK」データベースより)
    17世紀のモロッコ。シーク(族長)のジャマールは、スルタンの命を受けてベルベル族を返り討ちにし、王女ザラを捕虜として連れ帰る。彼は、男勝りの勇敢さと美貌を併せ持つザラに心を奪われるが、彼女は決して屈しようとしない。ザラからみれば、ジャマールは敵。しかし、彼の精悍さと誠実さ、そして彼女を求めて触れてくる指の巧みさに、ザラの心と身体は次第にとらわれてゆく…。灼熱の大地を舞台に繰り広げられる、禁断の愛。歴史ロマンスの大家が贈る、官能と冒険のアラビアンナイト。

    この前読んだ【獅子の花嫁】が面白かったので続けて買ってしまいました、コニー・メイスン。
    女王から奴隷となった衝撃
    モロッコからイギリスへ渡ったときのカルチャー・ショック
    そんなザラが素敵に書かれていた1冊。

    Sheik by Connie Mason

  • うーん、えろい・・・笑

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