- Amazon.co.jp ・本 (574ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594052607
感想・レビュー・書評
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血染めのエッグ・コージイ事件から続けて読了。
今回は他のミステリー作家の小ネタ満載で、知ってると更に楽しめるかも。注釈も入ってるけどね。
前作と比べるとぱっとしない評価をされてるようだけど、私はこっちも好きだなぁ。
メリーウェザーが特に。好きなシーン多かったです。
2003年にも更に続編のThe Affair of the 39 Cufflinks(39個のカフスリンク事件)が出てるそうなので、扶桑社さん邦訳お願いします!
それから前作も今作も北見隆さんが表紙で嬉しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
多勢の客が集まったオールダリー荘でまたしても起こる殺人事件。
今回も映画関係者を中心に有象無象が集まって、賑やかな事この上ない始まりをする。
前作同様肝心の事件が起こるのは頁も半ばになってから。
しかしそこまでに事件の手がかりがたっぷり仕込まれているので読んでいて気が抜けない。
やっぱり今作もそこが伏線だったか!というエピがいくつもあった。
前作よりは訳文もこなれていて読みやすかったかな。
ユーモアも復古本格な謎解きも十分楽しめた。 -
2011/08/28読了
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やはりバーフォード伯爵と、ウィルキンズ警部が好き!執事のメリーウェザーも、相変わらずおいしいところをさらっていきます。
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イギリス貴族の館で起きる殺人事件です。
本格黄金期を現代に甦らせた作品であり、作家でもあると一部で評判の本です。
たしかにこの作品には本格黄金期的なものを感じます。
推理を展開して決まりと思わせるや否や、それをひっくり返してみせる手腕は素晴らしいです。
本格ものですがユーモアのセンスもなかなか悪くないです。 -
2006年11月発行。1981年の作品。
時代は1930年の設定で、ミステリ黄金時代の雰囲気の再現を狙ったシリーズ。
バーフォード伯爵の邸、オールダリー荘シリーズ。
伯爵がトーキー映画ファンになったと報道され、ハリウッドのスタッフが映画撮影に屋敷を使いたいと申し込んできて、スタアや脚本家共々滞在します。
伯爵の娘ジェラルディーンは折しも2人の男性の間で迷っており、プロポーズを受ける前に同時に招待することに。
前回は嵐の夜、今回は雪の中に閉ざされた屋敷での事件です。
似たような展開になるのは、わざとおかしみを狙ったためらしいですね。
結末も笑える大団円で、一作目よりまとまりがいい感じ。