留学で人生を棒に振る日本人: “英語コンプレックス”が生み出す悲劇 (扶桑社新書 8)
- 扶桑社 (2007年3月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594053444
感想・レビュー・書評
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留学に興味を持って、著者のHPに辿り着き、
とりあえず一冊読んでみる。
自分の求めているのは大学院への留学ですが、
この本は主には大学への留学を念頭に置いて書かれています。
さらにTOEFLのテスト形式も変わってしまった今、
やや情報が古いという印象は拭えません。
しかし、制度は変われども、
大事なエッセンスは普遍です。
ですので、この本はそのエッセンスを得るために読めば、
とても有意義で身になる本だと思います。
留学に興味があれば是非。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【留学】なかなか刺激的なタイトルだったので読了。本書では留学した人たちの失敗談をもとに本来あるべき留学に対する態度について語っている。結局は無目的に英語をただ学びたいから留学する人たちをばっさり斬っていて、なぜ留学するのかをとことん考えなさいというのが筆者の主張。英語に対する議論の中で必ずといっていいほど出てくる内容のものばかりなので、目新しさはあまり感じられなかったが、留学エージェントの実態についてはあまり知らなかったので参考になった。結局はリサーチ不足な当事者が悪いといわれてしまえばそれまでなのだが、情報の格差によって留学でも悲劇が起きることをしみじみと感じる事ができたのでよかったかなと思う。コミュニティカレッジにはご注意を。
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恵まれた若者は世界に貢献せよ
ハーバード大はアメリカ建国の約一世紀前からあった。
アメリカの大学はほぼシラバス通りオリエンテーションなどなし。 -
英語コンプレックスかっこわるい。
いらない留学を買わされるかも。
コンプレックスが高くつくのは別に英語に限った話ではないね -
これは面白い。笑ってしまうくらい、面白いです。そのものですよ。海外に居た方、是非お薦めです。
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言語はツールとして、自分が何を学び取りたい・伝えたいかが重要なのか。
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日本の英語信仰または、英語コンプレックスから、外国の教育観念や、土地、学校事情も知らぬまま、業者に言われるがままに安易に留学をしてしまう「日本の留学」の実態について書かれております。
留学は、英語を学びながら、その英語を利用して何を成し遂げられるか?が、ポイントであり、日本以外のアジア地域では既にそういった視点で留学しているそうです。日本だけ、のほほんと「語学留学」ということがまかり通っているようで今後の国際社会での日本の位置がどうなるか、ということも考えさせられます。 -
軽い気持ちで留学したいといってた自分を反省。
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留学へ向けて。
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迫力のある本である。書いている本人もバイタリティあふれる人物だと思ったら、やはり団塊の世代で、しかも大阪女。なかなかの自信家、自慢垂れである。書いてあることは一々もっともなことでうなづける。日本人は英語を学びに行こうとするから失敗するのであって、英語で他のなにかを学びに行かなければならない。その根本は、ハングリー精神の欠如から来ているというのである。生きる力が薄いというのは、豊かになった日本の宿命ではあるが、アメリカに行けばなんとかなるでは、人生を本当に棒に振ってしまう。本書はアメリカに留学に行く人にとって、アメリカの大学の仕組みがどうなっているのかを知る格好の指南書であると同時に、他の国に留学しようとする人にとっても参考になるだろう。ただ、彼女自身正直に告白しているように、自分の次男の留学に関してはうまくいかなかったようだが。