- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594053567
感想・レビュー・書評
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オフシーズンの続編。
前作は「文明人」対食人族の戦いを通じ、人間の根幹について考えさせるお話だったのに対して、今回は母対女族長。
言わば、ミサエ(クレしん)対フネ(サザエさん)。核家族化はコミュニティの一員という自覚を欠きうんぬん。という話ではたぶんない。
食人族の長は前作唯一の生き残りで、子供を盗んで子孫を増やそうとしていた。一族の再生を目指す彼女は母でもあり、赤ん坊という存在に霊的な力を感じているらしい。「地下室の箱」にも語られた、力強くどこか不気味な誕生のエネルギーになにかを感じているようだった。ウーマンの出産についても読んでみたかったなぁ。
全体的に、人物像が丁寧に描かれていたように思った。けどルークの父親への気持ちは、なんかうやむやだったかな。家庭環境がルークと似ていたので、ちょっともやもや。てわけで星ふたつ、と思ったけど、あの男が今回も渋かったので、星みっつ。 -
「オフシーズン」続編。食人族再び。
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オフ・シーズン続編。面白かった!
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久々のケッチャム・・・
衝撃の胸くそ悪い(でも読んじゃう)小説オフシーズンの続編・・・
前作が衝撃的過ぎたせいで、続編の宿命で本作はその点においては劣るけど・・・
本作も安定の胸くそ悪さ・・・
例のあの一族に生き残りがいた・・・
あのヤバいヤツらが・・・
時を経て・・・
また動き出す・・・
前回の失敗を糧に・・・
さらに狡猾に・・・
狩る・・・
人間を・・・
狩る・・・
またあの悪夢の夜がやってきた!!
で、捕らわれた人々のやり取りが今回は違う・・・
狩られる側に一人ゲスがいて、一族たちに感じるものとは違う種類の胸くそ悪さが味わえる・・・
現実的な胸くそ悪さだから、こっちの方が読んでてイヤになるかも・・・
で、最後の展開は・・・
物足りなさを感じる人もいると思うけど・・・
拍子抜け感はありつつも、ホッとしているボクもいました・・・
胸くそ悪いのに読み始めたら止まらない感じは本作も健在・・・
続編なのに、さすがのケッチャム・・・
この胸くそ悪さ・・・
なんだかんだ、と・・・
たまーーーーーに読みたくなっちゃうんだよなぁ・・・
もちろん取り扱い注意だけども・・・ -
「襲撃者の夜」人肉スプラッター幼児虐待どろっどろ究極ホラー
http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-01-24 -
もう、ケッチャムケッチャムしすぎ。
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ケッチャム作品中随一の『まるで悪夢のような』エンディング。
他ケッチャム作品のヒロインが総立ちになるレベル。 -
オフシーズンも読みます。(未読