- Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594055264
感想・レビュー・書評
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感想は下巻で
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ヴァンパイアなどの魔物と人間が地域的に戦っていて、魔法もあるけれどバスも走っている世界。小さな街のコーヒーハウスのパン職人、サンシャインがヴァンパイアに捕われて危機一髪!しかし、一緒にとじこめられたそのヴァンパイアは、なぜかひどく弱っていて、彼女を傷つけるつもりはないみたいで……。
サンシャインの秘めた力が呼び覚まされる時が来た!というよりは、もっぱら日常描写が長くて面白いです。ヴァンバイアもののロマンチックさが苦手なので避けていたのですが、「パンがすごいよ!」(笑)という話を聞いて、手に取ってみました。確かに、これはひきこまれる。上巻は、とにかく現実世界に普通に「魔物」が住んでいる、という世界の説明、というかほーら普通でしょ、という語りがうーんとされる。多少冗長なほどだけど、それがあってこそ、後の出来事が映えてくるというものです。扶桑社文庫って初めて読んだけど、こんな創現推理文庫っぽいのもあるんだなあ。
女の子の一人称だけど、色ぼけしてない、しっかりと自立して生きていこうとしていて、自分をかわいそがったりしない子なので、うんうん、と読んでいけます。 「ニューヨークの魔法使い <(株)魔法製作所>」が比較的近いかな。こっちの方は今のところはかなり恋愛薄いですが。そして、パンですが(笑)、私は多分食べ物の中ではパンと飲茶が一番好き、というくらいのパン好きなので、パンの出番に期待していたのですが……くっ。下巻でもっとでてくるんだ、きっと……。でも、上巻での名前だけのお菓子も実に上手そうで……《バター最大限界》たべてー!なんだかしらねーけど食べてー! -
時々お邪魔するYAやファンタジーの書評のブログで、その方の‘ベストバンパイアもの’3位になっていたので読んでみました。(他は未翻訳)人間VSヴァンパイアの戦争が行われた後10年後の世界、そこには他にもデーモンや獣人などがあふれている。義父のコーヒーハウスで働く‘サンシャイン’はある夜、一人でドライブして湖のほとりまで出かけ、そこでヴァンパイアたちに拉致されてしまう。おなじように鎖で繋がれたヴァンパイアと向き合ったとき、彼女の中に封印された血が解き放たれる…。最初は主人公の一人称の語りにいらいらさせられましたが、彼女の盟友となるコンスタンティンの登場から面白くなってきました。(微妙に二人の関係はロマンス未満ですが)Ilona Andrewsの“Majic Bites”の世界よりちょっとソフトに感じられるのでついていけます。なにせ主人公の頭の中はいかに美味しいシナモンロールを焼くかで一杯だし。こんな彼女が‘コニー’といかに悪いヴァンパイアと闘うのか、下巻が楽しみです。
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「女の子が強い!」
…という前評判に惹かれて読んだら、ほんとに強い(笑)
地に足の着いた女の子大好きです。
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2008年3月14日読了。
最初、どうしようかと思うくらい進まなくて、途中でやめようかと思ったんです・・・実は。でも、残り1/3くらいになって、なんとか世界観がわかってきたら、面白くなってきました。
世界観はいいんだけど、表現力のせいなのか、私の理解力のせいなのか、なかなか理解できなかったんですが・・・。
下巻でサンシャインとコンの関係がどうなっていくか、ヴァンパイアとの戦いの決着は?など、期待してます。