文庫 旭山動物園の奇跡 (扶桑社文庫 し 10-2)

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  • 扶桑社 (2008年6月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594056544

文庫 旭山動物園の奇跡 (扶桑社文庫 し 10-2)の感想・レビュー・書評

  • 旭山動物園の関係者へのインタビューを中心として、
    廃園危機の時代から、現在の人気に至るまでの奇跡が描かれる。

    既に旭山方式とまで呼ばれる「行動展示」。
    従業員の夢が実現した姿であったが、苦肉の策であったのも窺える。
    施設にフォーカスされがちな旭山だが、
    改めてこうした復活劇の中で人の果たす役割の大きさ。
    情熱・夢の大切さを思い知らされた。

    自身、旭山動物園に行ったことがないが、益々行きたくなった。

  • 旭山動物園の成功の軌跡と奇跡を描いた本。飼育員の熱い想いが伝わって来て元気になれる。動物園の苦難も、なぜ、成功したかも順をおってわかりやすく示されている。旭川出身で、動物園の冬の時代の雰囲気もよく知っているので、動物園の成功は本当にうれしく、誇りに思います。

  • ゴールデンウイークに旭山動物園に行って来たので、この本を読みました。小さな動物園の努力と成功の軌跡がよくわかります。

  • あるべき姿をとことんつきつめ将来ビジョンを明確にする。ビジョンを共有し働き 、動物の面白さに共感しお客様が集まる。

    夢と感動のストーリー。


    ますます行きたくなる。

  •  旭山動物園の歴史を5章に分けて、動物園の飼育員や園長など当事者の生の声を拾いながらエッセイ風に紹介している。
     動物園や動物園経営に関する用語、「生態展示」、「100kmルール」などが、おれにとっては未知の世界で面白かった。
     この本は旭山動物園に行って、閉園時間ぎりぎりに売店で購入したもの。動物園と言えば、普段見れない動物がひたすら並べてあってそれを気が向いたら見に行くところ、という風にしか考えていなかったが、何が人気なのか気になって、旭山動物園に行ったらその人気にすっかり納得した。事前に映画やドキュメンタリーで予習していったのもあるが、動物を見る、というよりは動物の見せ方を見る、という感じで、とても興味深く、5時間の観光時間を使ってもまだ足りなかった。手書きのパネルやあべ弘士さんの絵はとても印象的で、また、本にも書かれているように、「なぜ動物園が必要なのか」という質問にストレートに、分かりやすく答えてくれる動物園だった。特にエゾジカやオオカミの展示、オジロワシの展示を見てそう思った。
     本自体はとても読みやすく、写真もあり、分量も少なく、中学生でも読める感じなので、旭山動物園観光の前後の移動時にこれを読めば、旅行が楽しくなると思う。(10/05/07)

  • 旭山動物園にて、おみやげで購買。
    私が行ったのは大雪のさなかで、お客も少なかったけど、どうしてこんなに従業員が明るくて一生懸命なのか、これを読んでよくわかった。
    どこへいっても所狭しと貼られている動物たちの説明、紹介、写真、生態のポスターは、すべて手書きで、ていねいなイラストつき。「まあこんな時期はひまだからなあ」とへらへら笑って読んでいた自分に反省。どんなに頑張っても頑張っても入場者数が増えず、やる気とはうらはらに最低人数を毎年更新していく序盤のくだりにただただ涙。結局、チャンスがめぐってきたのは自分たちの努力で少しずつ、ではなく、旭川の市長が変わって、話を聞きたいと声がかかったところから、という事実も、すべては人であり、もうだめだ、と思っても、必ずチャンスは一度だけかもしれなくてもやってくる、そこでそのチャンスをぜったいに逃さないこと、それまでただ愚直に努力し続ける、という神話のような現実が本当に胸を打った。これは、現代の御伽噺であり、人生をなにに賭けるかを信じて決めていた人々の、泣かずには読まれない本でした。
    上野動物園のすぐ近くに住んでいるので、上野動物園の現園長も旭山園長と仲がいい、というのもちょっと嬉しかった。近々、上野へ行こう。

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