闇を駆けぬけて (扶桑社ロマンス ラ 9-4)

  • 扶桑社
3.81
  • (7)
  • (10)
  • (7)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 60
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (585ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594056728

作品紹介・あらすじ

私はサリーなんかじゃない。殺人事件の重要証人として命を狙われ、名を変え、身分を偽ってアイダホの片田舎で暮らすことになり、ジュリアはわが身の不幸を嘆くばかり。しかし、孤独に震える日々は一変した…クーパーと出会ってから。元特殊部隊の寡黙な牧場主。でも優しさを内に秘めた男。やがて彼女の持ち前の明るさは、クーパーを、そして寂れた田舎町を希望で照らしてゆく。だが、殺し屋の影は着実に彼女へと迫っていた!"真夜中"シリーズの著者が放つ究極のロマンティック・サスペンス。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • マフィアの大ボスが絡む殺人事件を目撃したため、証人保護プログラムで遠く離れた田舎町で小学校の教師となり身を隠す事になったジュリア。問題を抱えた生徒の親に面談を求めた所、現れたのは元SEALで牧場主のクーパーだった。所々、殺し屋がジュリアを突き止めようとする緊張のシーンが挟まれるが、最初の7割は、ジュリアが来ることで、妻との短期間で終わった最悪の結婚に打ちのめされた無口なクーパーや、寂れ果てた町が活気付く所、クーパー家の呪いのエピソードなどが面白く読める。ジュリアとのアレコレで頭が沸いてたクーパーも最後はカッコよく締め、「おっ!」と思わせる殺し屋の登場のラストも良かった!少しページ数が多めの笑いに溢れたエピローグも大満足!

  • 元海軍系の話で気になっていたものを読んでみた。
    基本元海軍の人って優秀らしい。何かあったら頼もしいのもわかったけど、殺されるかどうかの瀬戸際に立たされることが多くて大変だ~。
    たまたま目撃した殺人事件で田舎町に身分を隠したヒロインが、若者がほとんどいない町で、
    またたまたま知り合ったヒーローが元海軍で実は大金持ちの牧場主という、良くできた話だったけど、それでも良かったかな。
    心理描写がちゃんとあっての流れで、読みごたえあり。
    それにしても毎回この作者の描くヒーローはスタミナがものすごい。
    脱水症状にならないかと普通に不思議に思うけど。笑

  • 元SEAL牧場主ヒーローx元編集者ヒロイン

    結構分厚い本だったけど、その内の8・・9割方は
    ヒーローたちっぱなしだったんじゃないかな・・・
    (HOTシーンというわけではなく)

    ヒーローが無口で悶々としているので、
    むっつり苦手な私にはマイナスポイントでした。
    妄想をウッカリ口に出しそうな件は笑ったけど。
    軽率な行動が多いヒロインにもイライラ。

  • 殺人を目撃したせいで証人保護プログラムを受けて消滅しかけの田舎町へやって来たヒロイン。最初は都会人で軽くて自己中気味だったのに、町の人々と深く関わるようになって人間的に成長し、それと共に町の復興もできてくる様子にワクワクした。バーニーとラファエル親子がかわいい。無口で無表情なのに妄想でいっぱいのヒーローも好き。ライスのヒーローはヒロイン一筋なのところに好感が持てて良いなと思う。2014.3

  • 期待していなかったので、心の準備はできていた(笑)
    彼女の作品は、中身はゼロだよね…

  • ヒーローが『前戯、前戯、前戯、服をはぎ取るとすぐ…なんて、しない、しない、しない』と独り自分に言いきかせながらヒロインのもとに向かい、結局やっちゃてから『前戯』と思いだし、ヒロインは『あとでね』……大好きな場面です。

  • 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    私はサリーなんかじゃない。殺人事件の重要証人として命を狙われ、名を変え、身分を偽ってアイダホの片田舎で暮らすことになり、ジュリアはわが身の不幸を嘆くばかり。しかし、孤独に震える日々は一変した…クーパーと出会ってから。元特殊部隊の寡黙な牧場主。でも優しさを内に秘めた男。やがて彼女の持ち前の明るさは、クーパーを、そして寂れた田舎町を希望で照らしてゆく。だが、殺し屋の影は着実に彼女へと迫っていた!“真夜中”シリーズの著者が放つ究極のロマンティック・サスペンス。

    いきなり都会から田舎暮らし。それも村全体が知り合いのような小さな村での暮らし。
    教師という仕事も初めてで不安ばかりだし、絶えず恐怖を抱えている。
    そんななかでクーパーに出会ったのはラッキーだったねと思う。
    安心できる相手ではなくても身を守ってくれるだろうと思える相手は信頼できるものね。
    読んでいてわたしの想像の人が犯人じゃないの?って思ったんだけど半分だけあたってた。
    それにしてもクーパー家ののろいって。。。。ねぇ。

    Woman on the Run by Lisa Marie Rice

  • 趣味の写真撮影に港湾区域に出かけた際、偶然にも殺人現場を見てしまったジュリア。
    殺人犯・サンタナは闇社会の有力者で、ジュリアの首に百万ドルの懸賞金をかけ、裁判で証言できないように命を狙う。
    仕方なく、住み慣れた家も親友もキャリアも投げ打って…証人保護プログラムに則りサリー・アンダーソンと名前を変えアイダホ州の田舎町で小学校教師をすることに…
    以前の生活を恋しく思いながらも、命の危機に怯え田舎町に馴染もうとするジュリアの前に、この町に似つかわしくない男が現れ…!

    同作者の「真夜中の男」と似たような話です。
    が、こちらはサスペンス度が高くて、ちゃんと表立って事件解決したので…こちらのが好みでした。
    “ロマンティック・サスペンス”なのでロマ度(というかエロス度)も高いですが。
    本来は自身の命を守るために誰とも親しくなってはいけないのに…偽りの身の上だけれど、町に馴染んでいくのが温かくて
    お店づくりが楽しそうで、美味しそうで
    似た感じに引っ越してきた彼女・メアリーはジュリアに間違われて可哀想なことになるか、犯人だと思ったら…やっぱりね<font size =1>あと“エステー・ローダーの化粧品”にガックリきました…“エスティ”だよね!?みたいな。
    ちょっとヒロインが私の脳内で「デズニーランド」とか言っちゃう年代のヴィジュアルになりそうでした</font>
    これはスピンオフがあるなら、クーパーの部下の2人が絡むんだろうな☆

    20080615

  • 細部まで丁寧に書かれてあり、登場人物がとても魅力的で、
    事件を通してハラハラさせられながらも、
    最後には微笑ましい落ちまでついて、大変面白く読めた一冊。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

Lisa Marie Rice
リサ・マリー・ライス
1951年アメリカ生まれ。翻訳者、通訳を経て小説家に転身。官能に彩られたロマンティック・サスペンスを中心に旺盛な創作活動を展開。『真夜中の男』(扶桑社ロマンス)で2004年のシズラー・アワードの最優秀ロマンティック・サスペンス賞を受賞。2014年より〈真夜中〉シリーズを再始動する。

「2023年 『真夜中の抱擁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

リサ・マリー・ライスの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×